ハワイ10日間の旅の費用と旅行記【ヒルトンでスマブラ大会】

これまでヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアなど地域を問わず旅をしてきた僕。

ただ、ハワイは1度も行ったことがなかったんです。

ハワイと言えば日本のメディアが何かにつけて特集し、小さい頃から夢の島のごとく刷り込まれてきただけに、僕の中では他の国とは違ってかなり特別感があります。恐らく日本人の9割は、南の島と言えばハワイがまっさきに出てくるはずです。

で、せっかくのハワイなので今回は豪勢に行きました。

飛行機は人生初のビジネスクラス、ホテルはヒルトンと、ベトナムで1泊300円の宿に泊まっていた僕からすれば信じられない豪遊っぷりです。…まあ、実際には飛行機はマイルを使った特典航空券なので実質タダなのと、ヒルトンも友人のコネ的なもので安く泊まれただけなんですが(笑)

そして今回のハワイ旅行の最大の目的はホノルルマラソンへ出場すること。

起業家仲間に「ホノルルマラソン出ましょう!」と誘って頂き、結局、総勢20人くらいでホノルルマラソンに出ることに。おまけに、まともに完走できそうな人が3人くらいしかいないナメっぷり。

友人たちが6泊滞在ながら、僕だけ日程の都合でハワイに9日間滞在してきたので、小さい頃からの憧れである夢の島ハワイの感想と旅行記を書いていきます。…と言っても、まともに観光しなかったんですけどね(笑)

目次

人生初のビジネスクラスに感動する

ビジネスクラスと言えば、聞いた事はあるけど見た事がないものの代表的な存在。

バカ高いけどエコノミークラスよりも遥かに上質なサービスが受けられるという噂は聞こえてくるものの、あまりにも高すぎて自分の目でそれを見た人はほぼいないという都市伝説ともいうべき存在です。

ビジネスクラスどころかLCCに乗る事も多い僕にとってもそれは同じ。

ところが今回は特典航空券というマイル(ポイント)を使って取得できるチケットで、人生初のビジネスクラスへの潜入を果たす事ができました。しかもハワイ行きの飛行機なんて夢が膨らむじゃありませんか。

そして実際にビジネスクラスに乗ってみて分かりました。

あれは天国であると。

さすがに自腹きってビジネスクラスに乗るのはキツイですが、マイルであればやり方しだいで割とすぐに貯まります。エコノミークラスは貨物、なんて言われるのも納得のビジネスクラス、ぜひマイルを貯めて経験してみてください。

ちなみにビジネスクラスの様子はこの記事で紹介しています。

特典航空券ハワイの旅!ユナイテッド航空のビジネスクラス搭乗記

地上の楽園ハワイへ。そして倉庫へ

人生初のビジネスクラスを体験して未だ興奮冷めやらぬ僕を待っていたのは、小さい頃から何度もテレビで見てきた憧れのハワイそのものでした。

どこまでも続く青い空。

宝石のように輝く青い海。

そよそよと風に揺れるヤシの木。

そして、暗くスキマ風が吹き込む倉庫。

正確には、倉庫と見紛うほどのホテルの部屋です。意気揚々とホテルにチェックインした僕ですが、なぜか僕の部屋である1589号室が見当たりません。1588号室までは確かにあるのに。

ちょうど清掃のおばちゃんに遭遇したので、

「1589号室はどこー?」

と聞くと、

「その扉を出たところだよー」

と丁寧に教えてくれました。

これからどんな素晴らしいハワイ生活が僕を待っているのかと胸を弾ませながらおばちゃんの示した方向へ向かうと、

Emergency Exit

ってドアに書いてある。

英語力のない僕でも分かる。

これは非常口では?

何かの間違いだろうとおばちゃんの方を再度振り向くも、無言でもう1度うなずきゴーサインを出す。マジか。ホントにこの非常口が僕の部屋なのか?

意を決して非常口のドアを開けると、そこにはハワイの景色(山側)が広がっていました。そして確かにそこには1589号室が存在したんです。

これ絶対もともと倉庫だっただろ。

部屋の中に入るとベッドもあるしテレビもあるが、すごくボロい。それに元倉庫を改装して部屋にしたと思われるせいか、換気スペース?のスキマが大きくて普通に風が入ってくる。おまけに部屋の入り口扉の下側のスキマが結構広い。

虫がこんにちはして来そうなくらいには広い。

部屋で唯一ハワイを感じるのは、ベッド上に置かれた「ALOHA」と書かれたクッションのみ。

もうちょっとやる気出せ!

さらに、この部屋の真価が発揮されたのは夜になってから。

ホテルの場所がワイキキの中心地だったので立地は良いのですが、おかげで付近のバーやらクラブやらから発せれられる音がめっちゃうるさい。そもそも部屋が風を通すような紙装甲なので、ガンガン音が入り込んでくる。

この時すでに22時。

ちなみにこのお部屋(倉庫)ですが、1泊13000円になります。

高級ホテル、ヒルトンへグレードアップ

倉庫で1泊してすっかりテンションを下げられた僕。

しかし、ありがたいことに今回のハワイ9泊の旅はずっと同じホテルに泊まるわけではなく、2~7泊目の6日間はヒルトンに宿泊することになっているんです!友人3人との相部屋ですが、その中の1人の力により宿泊費はわずか1泊15000円に。

1万3000円で倉庫に泊まった事を考えれば、もはや天と地です。

ありがてぇありがてぇ。

ちなみにヒルトンの部屋はこんな感じ。


部屋からもバッチリ海が見えるし、海外にしては珍しくお風呂もあるし、他にも洗濯機や冷蔵庫完備なだけでなく、IHキッチンの口は5つ、食器洗浄機にオーブン、電子レンジ完備という生活できるレベルの設備です。

そして当然のようにベランダからはビーチが見える。

他にもプールが4つ用意されていたり、さらにはジムもあったりとまさに神。

まあ、結局ジムもプールも1度も使わなかった上に、ベッドが1つ足りなかったので6泊のうち4泊ソファーベッドで眠ることになったのですが、初日の倉庫部屋と比べたら快適度はケタ違いですね。

ハワイを観光する

モアナルアガーデンの日立の樹へ

ハワイには「この木なんの木」の日立の樹があります。正確にはモンキーポッドという種類の樹なのですが、ぶっちゃけこのモアナルアガーデンの中に似たような木はたくさんあります。日立の樹が草原の中に1本だけポツンと立ってるように見えるのはカメラワークのおかげですね。

この木。

というか、さらに言うとモアナルアガーデンじゃなくてもモンキーポッドはある。

それこそ僕が泊まったヒルトンの近くにある公園にも、モンキーポッドらしい樹が普通に生えてます。それをわざわざ遠くまで来て入場料払って見るわけですから、ハワイ現地民が「ニホンジンバカネー」と言うのも分かります。

Boots & Kimo’s(ブーツ&キモズ)

ワイキキから少し遠いものの、大人気のパンケーキ屋さん。

確かにパンケーキも美味しいけど、オムレツが美味しい。

出雲大社(ハワイ支店)

わざわざハワイに来てまで行く必要があるのか?

と思わなくもないですが、考えてみれば本家出雲大社に行くのも相当難易度が高いので、コレはコレでアリな気がします。あとハワイらしく狛犬がかわいい。

Whole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)

元HISの友人いわく

「成城石井っぽい、ちょい意識高めのスーパー」

とのこと。



ホノルルマラソンへ出場

今回のハワイ旅行の目的はホノルルマラソンへ出ること。

サブ5(5時間切り)という目標を定め、この日のために走り込みを続けてきました。

結論から言うと、完走はできました。

ただ、タイムはお察しな感じです(笑)

とりあえず人生初のフルマラソンを経験して思ったのは、「タイムに関係なく、フルマラソン完走する人ってすごい!」という事実。あと精神力がめっちゃ削られる。ビジネスはマラソンと似てるみたいな事がたまに言われますが、確かにフルマラソンを走り切るような人は精神力が尋常じゃなく強いのは間違いありません。

僕がホノルルマラソンでいかに苦しんだかを書き始めると相当長くなってしまうので、別の記事で書きました。他人の苦しみに喜びを感じる場合はぜひこちらの記事も読んでみてください。

フルマラソン未経験者の僕が2ヶ月の練習でホノルルマラソンにてサブ5を目指した結果

ヒルトンでスマブラ大会

2018年12月7日と言えば?

そう、スマブラの新作が発売された日ですね。

ということでハワイでスマブラSPをプレイすべく、ある人はSwitchを、そして僕は大量のゲームキューブコントローラーを持っていきました。水着とか、他にもっと持ってくるべきものがあるだろという話ではありますが。

けど、いざホノルルマラソンが終わってみると僕含め後遺症でまともに動けないので、実際には部屋でゲームするくらいしかやれることがないんです。(元気な人たちはマラソン走ってすぐにプールで泳いだりしてましたが…)

で、結局毎日のようにスマブラ大会に。

ハワイで。

ヒルトンで。

前にも沖縄のハイアットでベイブレードをやったり、グアムで遊戯王カードをやったりと(このためにルール覚えてカードも買ったのに、結局2回くらいしか使ってない悲しさ)いろいろ無駄な時間を過ごした気もしますが、恐らく今回ほどもったいない時間の過ごし方はない気がします。

最初8体しかいなかったキャラクターが、6日で70体コンプリートされてしまうくらいにはスマブラに時間を費やしてしまいました。ここまで毎日スマブラやったのは高校生の夏休みぶりくらいな気が…

けど当時と違うのは、体がボロボロなこと。

床上5センチくらいのコントローラーのコードを超えるにも10秒くらいかかるほど弱っていた我々はもはや老人ホーム同然。人によりますが、マラソンの後遺症って予想以上にヒドいもんですね。

最終日にハワイを満喫する

ホノルル滞在最終日。

振り返ってみると、ほとんど観光してないぞ?

有名なワイキキビーチすらホノルルマラソンの際に、薄暗い状態でチラッと横目に通っただけだし、ハワイらしい観光スポットと言えば日立の樹くらいしか見に行ってない…これはさすがにハワイを無駄にしすぎでは?

だいぶホノルルマラソンの後遺症も回復してきたこともあり、最終日くらいはハワイを満喫しようということで、朝9時から精力的に街へ繰り出しました。まずは何はともあれワイキキビーチへ。


続いてワイキキ周辺でショッピング。

さすがハワイだけあってお店もオシャレ、売ってる商品もオシャレ。




ショッピングモールもアメリカ仕様。

カートごとエスカレーターで運ぶという発送はなかった。

アメリカ仕様のビッグサイズなハーゲンダッツ。

ちなみにこれアラモアナセンターのTARGETという店(ホームセンター+スーパーみたいな)なのですが、僕がそこそこワイキキ周辺のスーパーを見回った限り、このTARGETがほぼ最安値のスーパーでは無いかと思います。

そして最後はもう1度ワイキキビーチに戻りハワイの夕暮れをボーッと眺めて過ごします。

これがハワイ観光にきた人間として正しい過ごし方だろう!と今さらになって思いつつ、せっかくなのでデビューしたばかりのGOPROで動画を撮ってみました。昼verと夕暮れverの2種類を用意しております。

ハワイグルメ

マクドナルド

僕の人生初ハワイにおける一番最初の食事。

やはりハワイ(アメリカ)に来たからには本場のアメリカンサイズを見てみたいということで、しっかりとLサイズのドリンクを注文しました。比較対象がなかったので、とりあえずドリンクの上に100円玉を載せてみました。

シードラゴンロール

ハワイでの食事第2弾。

もうちょいハワイっぽいもの食えという話ではありますが、ある意味日本では絶対に食べられない寿司なのでトライ。そこそこ美味しいですが味が濃いので、少しでいいというのが食べた感想。

ロコモコ

何かと言われると難しいのですが、ハヤシライスの上にハンバーグと目玉焼きを載せたグルメという認識でOK。ハワイ定番のグルメだそうなので、ハワイに行ったらとりあえず食べておいて損はない。

ポキ丼

海鮮やら野菜やら載せまくる系ご飯。

ちなみにポキ丼を注文する時に現地民らしきおっさんに絡まれたのですが、田園調布に住んでいるか聞かれ、NOと答えたら貧乏人扱いされました。どうやら田園調布に住んでいないと人間扱いされないようです。

ハンバーガー&ポテト

チーズバーガー・イン・パラダイスのハンバーガー。

マハロハバーガーのベーコン、チーズ、ポテトで構成されたカロリーのカタマリ。

ホノルルマラソンまでは揚げ物やチーズ類はほぼ食べないようにしてたのに、なぜかホノルルマラソン前日になってこの消化の悪そうなものを食べてしまう不思議。

ABCストアのラザニア

ハワイのコンビニ、ABCストア。

ハワイの物価は全体的に高いですが、そもそも量が多いのにも問題がある。結局1/5くらい食べたところでギブアップした上に、同じくなぜホノルルマラソン前日に食べてしまったのか悔やまれるところ。

トマホークステーキ&ステーキ軍団

マンガ肉っぽいトマホークステーキ。

残念ながらヒルトンのレストランはお上品すぎたようで、最初から肝心の骨が外されていた模様。確かに食べやすいんだけど、それだとトマホークステーキを頼む意味がないんだ…


スパムおにぎり

ハワイの定番らしい。

すっごく美味しいわけではないけど、ABCストアなどどこでも買えるし、あらゆる物価が高いハワイでは安くお腹を満たせるグルメ。

ガーリックシュリンプ

えび。

ハワイ最終日に帰宅できない可能性が浮上する

もしハワイに行く場合のアドバイスを1つ。

ハワイについたら、必ず帰りの交通手段を用意してください。

ホノルル空港からワイキキ市街への移動は予約なしでも問題なくバスに乗れるのですが、ワイキキ市街地→ホノルル空港へのバス移動は予約してないと極めて難しいです。そして予約も遅くて2日前には済ませないと間に合いません。

交通費にムダなお金はかけない、がモットーの僕としてはタクシーは最終手段。友人複数とであればタクシーを利用することはあっても、1人だけのときは基本割高なタクシーを利用することは滅多にありません。

でも、ホノルルとワイキキの移動はバスかタクシーくらいしかない。そしてすでにお話した通りワイキキ→ホノルル空港への移動は2日前に予約してないと乗れないので、1人旅行でもタクシーを使わざるを得ず3倍くらいのお金を持っていかれます。

今まで、なんだかんだ割高な選択肢は回避し続けてきた僕でしたが、どれだけ調べても今回ばかりは道が見当たらない。

というか1日前にバスを予約できるサイトを見つけたと思いきや、次の日(要は出発当日)になって、「あー、やっぱ無理だわゴメンゴメン」みたいなメールが来る始末。ばかやろう、こっちはもう出発しなきゃ間に合わんのだ。

結局、タクシーで空港へ。

別にお金で解決できる問題なのですが、胸に残る敗北感。

もちろん僕のようにハワイで1人行動する機会がある人は少ないと思うのですが、もし1人でワイキキ市街地→ホノルル空港へ移動する場合は2日前にバスを予約することを忘れずに!そのお金で2食は食べられるぞ!

ただ、そのあと予想外のハッピーが。

行きはビジネスクラスのくせに帰りはANAのエコノミークラスの予定だったのですが、プレミアムエコノミークラスが空いているとのことで、無償でアップグレードしてもらうことができました。

プレミアムエコノミー=サービスは基本同じだけど座席が広い。

サービス内容はエコノミークラスとほぼ変わらないけど、行きより1時間長い上に、ホノルルマラソンの後遺症が残るこの身に少しでも広い座席がもらえるのはありがたい。おまけに隣の席の人もいなくてなおさらありがたい。

これがSFC(ANAの上級会員的なもの)の効果か…

離陸直前の飛行機からハワイの青い海を見ながら、夢の島ハワイから日本という現実へ旅立ちました。

夢の島ハワイから帰国して

まさかハワイに行くときが来るとは…

別にすっごくハワイに行きたい!と思っていたわけではありませんが、子供の頃からハワイは素晴らしい場所だとメディアに洗脳され続けてきた身としては、なんだか子供の頃の夢が叶ったような満足感がありました。

おまけに20人近い仲間と一緒に行けるなんて!

よくホノルルマラソンのためだけにこれだけの人数が集まったなと思いますが、おかげで1人よりも格段に楽しい旅をすることができました。マラソンはもうお腹いっぱいですが、次はこの人数でアメリカ横断とかもやってみたいですね!

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