【ウィーン】芸術の都を10日間一人旅!物価やグルメ旅行記

中欧1ヶ月旅でまず訪れたのはオーストリアのウィーン

かつての欧州の覇者、ハプスブルク家の本拠地。

ヨーロッパの京都みたいなポジションで、さらに芸術の都でもあります。(某チョビヒゲ独裁者が、ウィーンの美大落ちしたせいで政治家になってしまった話は割と有名ですよね!)

そんなウィーンに、約10日間滞在してきました。ウィーンにショートステイしてわかった、物価や美味しいグルメなどを紹介していきます。

目次

ウィーンの物価

ウィーンの物価は日本より高いです。

10日間の滞在で、飛行機を抜いた合計費用は85,534円でした。

ただ、ホテルは民泊を使って安く済ませた上に、食事もテイクアウトで済ませる事が多く、それほど観光スポットも回っていません。なので人によっては僕の2倍料金がかかると思ってください。

出費項目 費用
食費 29.530円
宿泊費 42,277円
交通費 5,059円
通信費 1,368円
観光日 2,976円
お土産&雑貨 4,324円
合計 85,534円

日本と比較すると…

交通費:安い
スーパー:同じくらい
観光費:高い
外食費:高い
ホテル:高い

西欧ほどではないですが日本より物価は高いです。

観光地の入場料はかなり高く、安いところでも入場料が1人10ユーロくらい、高いところだと1人20ユーロくらい飛ぶので、家族旅行なら観光地1箇所ごとに1万円が飛んでいくイメージです。

あと、外食も高い。

レストランで食事すると、チェーン店だろうと1人2000円近くかかります。観光客用のお店に行こうものなら、毎食1人3000~5000円飛ぶことは覚悟したほうが良いです。

スーパーで買えるパサパサのサンドイッチが300円ほどだったり、ケバブなどは5ユーロ以下で買える場合も多く、レストランを使わなければ食費は安く抑えられます。

ウィーンへの飛行機代 今回はANAの特典航空券でビジネスクラスに乗りウィーンまで行きました。 ヨーロッパとなるとLCCでも往復10万円くらいかかりますが、特典航空券ならビジネスクラスでも支払いは2万5000円ほど。11時間の空の旅が圧倒的に楽しくなります。 ただ、金額的には参考にならないと思いウィーン旅行の合計費用からは省きました。ビジネスクラスの体験記事も書いたのでぜひ参考にしてみてください。 【ANA】羽田→ウィーン便ビジネスクラス搭乗記!ポーチや機内食まとめ

ウィーンの観光スポット

ホークブルク宮殿

皇帝の宮殿。

この付近は馬車ガイドがたくさんいますが、どうやら馬の労働環境がかなりブラックらしいです。人間だけがブラックな日本とどちらが良いかと言われると…

美術史美術館




最後の画像は、美術館の中にある「世界一美しいカフェ」です。

全部見るのに2時間はかかる巨大美術館。凄まじい数の絵画と、ハプスブルク家の財宝、さらにはギリシャの彫刻やエジプトのミイラまで置いてあります。

(というか、ここだけでミイラ40体くらいあった気がするけど、ミイラ盗掘され過ぎでは…)

シュテファン大聖堂


ウィーン中心部の「リング」の、さらに中心部にある教会。一大観光名所の建物にデカデカと広告を貼るあたり、芸術の都としてどうなの?と思わなくもありません。

大聖堂の中に入るだけなら無料。塔に登ったり、カタコンベ(ガイコツが大量にあるお墓)を観光するとお金がかかります。

シェーンブルン宮殿


ウィーン市街から少し外れにある、ハプスブルク家の別荘宮殿。

広く美しい庭があって、大きな噴水があって、立派な宮殿があって…日本人がイメージする宮殿そのもの。宮殿内に入らなければ無料で観光可能です。

国立図書館


世界一美しい図書館。

インスタ映えスポット。

入場料:7ユーロ
所要時間:15~30分
写真撮影:OK(ただしフラッシュ禁止)

聖ペーター教会


ウィーンのリング内にある、かなり好立地な教会。

あまり観光地としては有名じゃないので、落ち着いて教会を見学できるオススメ穴場スポット。

あと、平日15時から毎日無料のコンサート(どちらかといえば賛美歌に近い)をやっています。有料コンサートに手が出ない場合、聖ペーター教会で雰囲気だけでも味わえます。

ウィーンのグルメ

シュニッツェル


オーストリアの名物料理。

ただし、薄く伸ばしてソースも何もなしで食べるとんかつなので、単に美味しいものを食べたいだけであればシュニッツェルよりソーセージのほうが美味しい。

ソーセージ


ウィーンで美味しいもの=ソーセージ。

特に名物にこだわりがないなら、毎日のようにソーセージ食べるのが一番いいです。日本のものより遥かに肉厚で美味しいし、安いし。

有名なソーセージスタンドはウィーンのリング内にある「Bitzinger」。オススメは画像でも紹介している、ホットドッグにチーズが入った「カーゼクライナー」

アインシュペナー

いわゆる「ウィンナーコーヒー」

皇帝御用達の「Gerstner K. u. K. Hofzuckerbäcker(ゲルストナー)」カフェで頂きました。そして、僕は28年間生きてきて気づいたわけです。

ちなみに、ウィーン市民がよく飲むコーヒーはウィンナーコーヒーではなく「メランジェ」だそう。

ノドルセー


ウィーンに大量にある魚料理チェーン店。

ただし、店内で食べると間違いなく10ユーロ(1300円)は超える。あと、この店は悪名高い「フィッシュアンドチップス」を注文できます。

「ウワサ通り、イギリス飯はまずいぜ!」と書いてやろうと思ったのですが、普通に美味しかったです。やはり白身魚のフライをマズくする芸当は、本場イギリスでないと出来ない模様。

ケバブ


ヨーロッパでは「ケバブ、ピザ、ハンバーガー」がファーストフード3種の神器。

(ドイツ圏だと+ソーセージ)

地下鉄駅の周りには9割型、ケバブを売ってる店があるので便利です。おまけにウィーンでは格段に安く3~5ユーロくらいで食べられるので、節約旅行にもオススメ。

テイクアウト中華


ハリウッド映画でよく見る、箱に入った中華料理。

ケバブほど店が大量にあるわけではありませんが、4~6ユーロくらいでテイクアウトできる庶民の味方。

テイクアウト中華、ドーナツ、コーラを買ってホテルで食べると、「ハリウッド映画の警官ごっこ」が楽しめます。

プーティン?


ジャンクフードの権化。

ポテト、肉、チーズと体に悪いものしか入ってない。味が美味しいというより、どう考えても体に悪い食べ物をガツガツ食べる、背徳感と高揚感がヤバイです。

バックヘンデル


からあげ。

ANKERのパン


ウィーンの街中に、ANKERというパン屋があります。

別にオーストリアのパンが日本と比べて特別美味しいわけではないけど、ウィーン民の生活を味わえるお手軽スポットです。朝食とかにオススメ。

ザッハトルテ


真っ黒なチョコレートケーキ。

海外の料理って名物だろうと「めちゃくちゃ美味しい!」って思うものって滅多にないわけですが、ザッハトルテは何回でも食べたいくらい美味しかったです。

有名なのは「カフェザッハー」

ただし、めちゃくちゃ待たされるので人が少ない朝一に直行するのがベストです。カフェ・ザッハーは朝8時から営業していて、9時を過ぎてくると徐々に人が増えだします。

ウィーンの街歩き

大人のお薬ショップ




以前アフィリエイト仲間に、

なるひこさん、これからはクスリ売る時代ですよ!
日本でも、CBDって成分が解禁されるんですよ!

と力説され、何言ってんだこいつ状態だったものの、ウィーンでCBDショップを見かけた瞬間に理解しました。「そういう事か」と。

オーストリアはもちろん、日本でも合法。

医者じゃないので100%安全だと断言はできないけど、たった3ユーロで売ってる「お薬」でハイになれるなら、わざわざ高いお金出して本物の「お薬」買う人はいないですよね。

モーツァルトクーゲル

モーツァルトの肖像画がパッケージのチョコ。

芸術の都ウィーンなのに、お土産コーナーで見かける作曲家はモーツァルトばかり。買っておけば間違いないウィーン土産の定番です。

ウィーンの公園

ウィーンで一番カルチャーショックを受けた場所。


公園に人がいる!

日本の公園なんていつも閑散としてるのに、同じ少子化のはずのウィーンの公園は子供だらけ。というか若者から大人、老人まで公園に集まって飲み会したり、卓球したりしてました。

街中で演奏会


「ウィーンって音楽の街だし、そこら中でシブいおっさんがバイオリンとか弾いてるんやろなぁ…」とか思ってましたが、別にそんな事はなかったです。

ただ、町中でピアノコンサートが始まった事ならありました。さすがウィーン!

ナッシュマルクト



ウィーンの市場。

飲食店もあり。

お土産いろいろ



スーパーいろいろ


街の様子いろいろ



ウィーン旅行の注意点

日曜日はお店が全滅

ドイツ圏は特にですが、日曜日はお店が一斉に閉まります。

レストランはもちろんスーパー、観光客の命綱であるスマホのSIMの店舗や、国際便がある大きな駅の店すら、大半が営業しない有様です。

特に、海外SIMが日曜日に契約できないのは致命的。

「ウィーンの海外SIMなら、Tmobileがいい」とネットでリサーチしてたものの、いざお店まで行くと営業してない。一人旅に慣れていてもインターネットなしだと絶望感しかありません。

ウィーン(オーストリア)では日曜日に大半のお店が閉まる事は覚えておいたほうが良いです。

ウィーンの交通ルール

一筆書きのルール

ウィーン旅行で覚えておくべきは、交通機関のルールです。

まずウィーンには「地下鉄」「路面電車」「バス」3つの交通機関がありますが、すべて同じチケットで乗車することができます。乗り継ぎも1枚のチケットでOK。

また、駅をどれだけ移動しても料金は一定。

日本のように移動駅が増えるほど高くなるシステムではなく、1駅先でも、10駅先でも料金は一定で2.4ユーロです。(一筆書きなら一定料金)

もう少し詳しく見てみます。

画像のオレンジの太線が、地下鉄の路線です。

かなりの距離移動していますが、一筆書きなので料金は一定。ついでに、2回地下鉄を乗り換えようが3回乗り換えようが2.4ユーロで一定です。

さらに、他の交通機関への乗り換え&スタート地点(付近まで)戻るのもOK。

今度は、青い点々を見てください。

赤矢印の部分を地下鉄で移動して買い物する。けど、帰りも同じ赤矢印のルートだと新しくチケットを購入する必要があります。

そこで帰りはトラムを利用すれば、一筆書きなので1枚のチケットで元の場所まで帰れます。

ただし、「地下鉄とトラムは違う駅なんだから、スタート地点に戻ってきたわけじゃない!」という主張が100%認められるとは限らないので、帰りはスタート地点の1つ前の駅から歩いたほうが安全かもしれません。

ウィーンの交通費チケット料金

ウィーン滞在日数によりますが、

1回乗車券をそのつど買う
一定期間乗り放題のチケットを買う

大まかな選択肢はどちらかです。

料金はざっとこんな感じ。

チケットまとめ

1回乗車券(1 trip at the full price) 子供・犬・自転車用一回乗車券(1 trip at the discounted price)※2 1.20ユーロ2.40ユーロ 24時間フリーパス(24 Hour Tickets Vienna):8ユーロ 48時間フリーパス(48 Hour Tickets Vienna):14.10ユーロ 72時間フリーパス(72 Hour Tickets Vienna):17.10ユーロ 8日間回数券(8枚つづり券、8-day Climate ticket):40.80ユーロ 1週間定期(Weekly Ticket):17.10ユーロ 1カ月定期(Monthly Ticket):51ユーロ ウィーンシティカード24時間(Vienna City Card):17ユーロ ウィーンシティカード48時間:25ユーロ ウィーンシティカード72時間:29ユーロ

一番オトクな乗り放題チケットは、1週間定期(Weekly Ticket)です。

72時間(3日)フリーパスと同じ17.1ユーロで購入できるので、どう考えてもお得ですよね。ただし、1週間定期は「購入日から1週間」ではなく「月曜から日曜まで1週間」になります。

月曜にウィーンに到着して日曜に帰国する。とかであれば1週間定期のコスパは最高です。

反面、土曜日に1週間定期を購入しても日曜日まで(要は2日間)しか使えないのでコスパ最悪。ウィーンに月曜到着にすれば、交通費を最安に抑えられます。

あと、ウィーンシティカードも乗り放題です。

これは「乗り放題だけじゃなくて割引もお得に受けられますよ」という観光者向けのカードですが、24時間でも17ユーロと割高で、普通のフリーパスを購入したほうが良いです。

ウィーン空港からのアクセス 乗り放題乗車券でも、ウィーン空港まではお金がかかります。(市街から出てしまうため) おまけにエアポートトレインは11ユーロと高いので、普通列車(S7)を使うと4.2ユーロと安く抑えられます。到着時間もほぼ変わらないので、こちらを使ってみましょう。

トイレは有料

ショッピングモールなど一部を除き、トイレは有料です。

ご丁寧に、こんなゲートが作られているほど。駅のトイレは99%有料だと思えば良くて、料金は0.2~1ユーロくらいです。

意外に寒い

ウィーンの気温は、北海道に近いと思ってください。

僕がウィーンに滞在したのは5月12日からですが、この時期は天気次第で普通に寒いです。肌寒いとかじゃなくて、凍えるレベルで。

ウィーンの街を歩く人がダウンを着てる中で、Tシャツしか持っていなかった僕にも問題はありますが、10~5月くらいのウィーンは予想以上に寒いと思って準備したほうが良いです。

ウィーンはテーマを決めて観光しよう!

ウィーンは歴史的な建造物がたくさんある反面、全部周るとお金も時間もかなりかかります。

正直言うと、グルメに関してはザッハトルテなどのスイーツと、ソーセージが美味しいくらいで、それ以外のものは高いお金を出して食べなくても特に問題はないです。

もちろんウィーンに何を求めるかは人それぞれだと思いますが、食費などを少なめにして、その分観光を全力で楽しむと、ウィーンの魅力を最大限感じられると思いますよ!

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