マレーシアのクアラルンプールを一人旅!
・1人旅が比較的簡単
・日本よりも物価が安い
・日本食があるところも多数
それに加えて、マレーシアは年中南国。1月の凍えるような寒さの日本にいるくらいなら、1ヶ月マレーシアに行ってみよう!と軽いフットワークで2週間ショートステイしてきました。旅行記を書いていきます。
クアラルンプール1ヶ月滞在の物価 この一人旅からちょうど1年後、再度クアラルンプールを訪問してきました。1ヶ月コンドミニアムを借りて過ごして、食費や宿泊費など具体的な費用を別の記事にまとめました。 マレーシアの民泊ホテルで1ヶ月生活してきたので生活費まとめ
関空からクアラルンプールへ出発
飛行機のチケットもクアラルンプールのホテルもすでに予約し、出国審査もラクラク通過してラウンジで一服。2~3年前まで日本から出たことすらなかった事を考えれば我ながら素晴らしい成長です。
ちなみにラウンジはアメックスカード持ってたら無料で入れました。
「もう僕もすっかり一端の海外旅行ベテランだな…」
なんて思っていたら、何やらスマホに英語で謎のメッセージが。
意訳:ホテル予約してもらったけどキャンセルさせてくれない?(たぶん)
1日目からなんと縁起が悪いトラブル!
しかも英語がまともに出来ない僕にとって、これを文章で返信するのは果てしなく難しい。そもそも、本当にキャンセル依頼のメッセージなのか確信も持てないし。
結局、これが僕にできる精一杯の返信でした。
何がOKで何がサンキューなのか自分でも分かりませんが…
結果的にこの後も何度か相手からメッセージが来たのですが、無事キャンセル&新しいホテル予約をフライト前に完了することができました。
残念ながらまだまだ僕には海外旅行のベテランはほど遠いようです。
マレーシア到着
中国人のイビキを子守唄に7時間のフライトを終えマレーシアへ到着。
すっかり寝不足なのでホテルのベッドに倒れ込みたいところですが、なんせクアラルンプール国際空港の現地時間は朝4時。
ホテルのチェックインはおろか、街に出ても朝食を食べられる店が空いてるかどうかも怪しいし、とりあえず空港で時間を潰すべきという結論に。
24時間営業のカフェがあったのでひとまず退避。
他にもケンタッキーとか早朝でも営業している飲食店は割と多く、なぜかトイザらスまで深夜営業しているのが衝撃でした。
そして、いよいよマレーシアの大地へ。
まずはクアラルンプール最大の繁華街、ブキッビンタンをモノレールで目指します。どんな街なのかワクワクしながら外の景色を見つめる僕。
モノレールを降りたつと、眼前に広がるのは果てしない工事現場と駐車場。そして高層ビルとはほど遠いくたびれた街並み。
「あれっ?ブキッビンタンって繁華街だよな…?」
予想外の展開に今後のマレーシア生活に不安を頂きつつ、Google Mapを見るとモノレールを逆方面に乗っていた事が判明しました。しかも終点。
どうりで何もない駅にしては降りる人が多いはずです。
紆余曲折を経て、やっと本物のブキッビンタンへ到着しました。
クアラルンプールのエリアと特徴
ホテル選びの参考も兼ねて、クアラルンプールのエリアをざっくり紹介します。
クアラルンプール観光で宿泊するなら、下記の4つのエリアのどこかになります。僕は地図の右にある「ブキッビンタン」という繁華街に宿泊しました。日本で言えば渋谷をイメージしてください。
ホテルのエリアは「ブキッビンタン」「KLCC」のどちらかがオススメ。
チャイナタウンはバックパッカーなど節約したい人向け。また、KLセントラルも宿泊できるエリアですが、それなら似た系統で観光にも便利なKLCC駅周辺にホテルを予約した方が良いです。
海外ホテルの予約は、最低価格保証、かつ累計10泊すると1泊が無料になる「ホテルズドットコム」が安いです。それに早く予約したほうがホテル代は安く済むので、下記のリンクからホテルを探してみてください。
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シンボルのペトロナスツインタワーへ
無知な僕にとってマレーシアという国のイメージは
・ジャングル
・バナナ
・ペトロナスツインタワー
この3つでした。
そんな僕でも知っていたツインタワーは絶対に見ておきたい!ということでホテルで一休みしたあとツインタワーがあるKLCC駅へ向かいます。
ペトロナスツインタワーはショッピングモール併設型で、ここだけ見れば完全に東京と遜色ありません。なぜかモールの中には紀伊國屋書店が入っていたり。
あと、売ってるワンピースが古いし高い。1冊1000円くらい。
そして、いよいよツインタワーのご対面。
イスラム教国らしくモスクの要素を取り入れた高さ452メートルのツインタワーがライトアップされ、さらに同じくライトアップされた噴水ショーが合わさるとかなり美しい光景になります。
ちなみにこのペトロナスツインタワーは日本の建設会社が片方のタワーを建てたことでも有名です。外国に来ても自国の名前が出るとやっぱり少し嬉しくなりますね。
マレーシアのグルメを楽しむ
2日目からもマレーシア観光!
…と普通だったらそうなるのですが、他に見たいスポットも無かった僕は、そこから1週間くらい特に何をするわけでもない生活を送っていました。
朝起きて普通に仕事して。
なんとなく街歩きして。
現地のグルメを食べて。
いや、近くにあるショッピングモールがホントに便利なのがいけないんですよ。
飲食店だけで100店舗くらいあるし、スーパーもあるし、スタバもあるし、なぜかモールの中に遊園地もあるし…このショッピングモールだけで余裕で生活できるんじゃないかってくらい。
ありがとうベルジャヤタイムズスクエア。
ただ、スーパーで買物するときの新手の万引き防止作(物理)は止めてほしいですけどね。
おかげでマレーシア移動用に300円で購入した手提げバッグが、その日のうちに入り口を封印されてしまうトラブルが。
クアラルンプールでバッグを購入!
…したと思ったら、その後すぐにスーパーの入口で
バッグをインシュロックされてしまった…万引き防止は分かるけど、
せめて買い物終わったら外して欲しい pic.twitter.com/KQ8YrzvrKG— なるひこ (@naruhiko111111) 2018年2月2日
ちなみに、マレーシアのグルメはこんな感じです。総じて辛い料理が多いですが、お隣タイに比べると辛いのが苦手な人でも食べやすいかなと思います。
チキンライス
オムライスに入ってるご飯ではなく、チキンとライスを同じ皿に載せたもの。
ラクサ
東南アジアのラーメン的なもの。地域によってココナッツとか魚介とかカレーとかスープの味が違うらしい。
ミーゴレン
マレーシアの焼きそば
パクテー
豚の角煮っぽい料理。
食べた時は特に気にしませんでしたが、後になって考えてみるとなぜイスラム教国でこの料理が名物として扱われているのか不思議です。
世界遺産の街マラッカへ
最初はクアラルンプールでずっと過ごす予定だったのですが、マラッカという世界遺産の街に移動してみることに。
マラッカは夕日が美しい、と海外旅行者のバイブル「深夜特急(沢木耕太郎さん著)」に書いてあるらしく、せっかくなら!とマラッカの夕焼けを見に行くことにしました。
約270円の切符を買いバスに揺られること2時間。
赤い建物がズラーッと並ぶオランダ広場がメインの観光スポットらしいのですが、僕が一番みたいのは世界でも3本の指に入るかもしれないと言われる夕日です。
そこで夕日がもっとも美しく見えるという水上モスクへ。
モスクの有る人工島は新しい巨大モールを建設している真っ最中で、新しく作られたと思われるキレイな建物もたくさん並んでいました。
しかしなんだろう、この違和感は?なんだか街が綺麗すぎるような…
そして、赤く大きくなっていく夕日を見ながらモスクへ到着。
ですが残念ながら太陽が下に降りてくると、雲なのかモヤなのか夕日で隠れてしまって、最高の夕日を拝むことはできませんでした。
マラッカには4日居ましたが太陽が沈み切る前にモヤに消えてしまう事が多いので、夕日は美しいのかもしれませんが、それを見るのは結構な幸運が必要な気がします。
ひとまず夕日は諦めライトアップされた水上モスクを見ることに。
その時モスクからまるで歌うような声が聞こえ「これがコーランなのか…」と感慨深く耳を傾けていたのですが、後から知ったところによると全く別物でした。
水上モスクも見れたし、さあ帰ろう!
…ここで往路で感じていた違和感の正体が判明しました。この人工島、ゴーストタウンだ。
普通に2~3キロの道を歩くだけでもツライのに、ゴーストタウンのような暗い道のりを、1人で歩いて帰るのはさすがに僕の命が危ない。
他にもたくさん居た観光客はみんなツアー客らしく、水上モスクを楽しんだ時点で送迎バスに乗り込みさっそうと帰っていきました。
頼みの唯一1台いるタクシーも、なぜか運転手いないし…
結局、いつでも走って逃げられるようにしっかりと準備運動した後、暗い道をひたすら警戒しながら歩いて帰りました。途中、ネコが横切って草むらがガサガサ鳴った時はめっちゃ身構えましたよ。
再びクアラルンプールへ
いよいよ帰国日が近くなってきたこともありクアラルンプールへ。
さすがに1度目の滞在とは違い残り時間も少なくなってきたので、今回はそれなりに観光やおみやげ探しに出かけました。
バドゥ洞窟(ヒンドゥー教の聖地)
スリ マハ マリアマン寺院(KL最古のヒンドゥー教寺院)
インド人街
ふと気づくと、マレーシアの首都にいながら何故かインド観光ばかりしていました。
おまけに日本にいる時に映画なんて見ないくせに「そうだ、せっかくだしインド映画を見てみよう!」と自分でもよく分からない行動に。
結局、どれがインド映画か分からないという普段映画を見ない人間らしい末路を迎えたのですが、もはやこの時期はインドの神に魅入られていたとしか思えません。
これは次はインドに来いという神の啓示なのか…
いよいよ帰国
名残惜しくもマレーシア最終日。
そういえば、まだマレーシアの有名な朝食を食べてないなということで、30分くらい街をさまよって「ロティチャナイ」を出している店を発見しました。
これで3.5RM(だいたい100円)です。
ナンとパンケーキの中間みたいなフワフワした素材で、めちゃくちゃ美味しい。半月滞在してながらなぜこれを最終日まで食べなかったのか激しく後悔です。
(これもインドっぽいのはもう気にしない)
あとは、バスで空港へ。
無事「SKY BUS」という会社のチケットを12RM(350円くらい)で購入する事ができました。SKY BUSって書いてあるバスも目の前にあるし、あとはこれに乗るだけ。
…と思っていたらやっぱり簡単には帰らしてくれないらしく、謎のおっさんが僕が買ったばかりのバスのチケットをグイッと引っ張ってくるわけです。
「○▲×#&%○#▼○×@!?」
「え、何この人!?なんで僕のチケット取ろうとするの!?」
理解できないながらおっさんの話を聞いていると、どうやら僕の乗るバスを教えてくれているようです。
けど、僕の目の前のバスには「SKY BUS」ってデカデカとラッピングしてあるのに、おっさんが指差す方のバスにはSKY BUSの文字が全くないぞ…
「これはもしや二重に金を取ろうとする詐欺なのでは?」
なんて思いましたが、バスのチケットがビリっと破れてしまうほどおっさんが強く引っ張ってくるので、とりあえず指示されたバスに乗り込んで見ることに。
結局のところ、バスは時刻通りに何事もなく空港に到着しました。どうやらあの人は詐欺師でもなんでもなくただの親切な人でした。
狭量な僕を許して…
最後に搭乗前の飛行機。
https://www.instagram.com/p/BfP0XZxh_eM/?hl=ja旅に出る前までは「もしかしたら途中で日本に逃げ帰るかも…」なんて心配もしていましたが、過ごしてみると思いの外マレーシアは快適な国でした。
マレーシアに限らずですが、今後は寒い時期になったら暖かい国(もしくは沖縄)あたりで過ごそうかなーと思います。