宮古島一人旅で台風直撃!サバイバル体験旅行記

2017年9月のこと。


SFC修行の一環として宮古島へ行ってきました。

宮古島は沖縄本島よりもさらに南、八重山諸島(石垣島とかあるエリア)の島の1つで、地理的に言えば沖縄に行くより台湾のほうが近いんじゃないかとすら思える場所です。


エメラルドブルーの海を見ながらバカンスって素敵♪

と思っていたのですが、台風が宮古島に接近していた時期だったため、バカンスどころかサバイバルのような有様へ。暴風雨の街に取り残されるし、停電するし、食べるものにも困るし…


宮古島の台風はもはや災害でした。

今後、宮古島や沖縄へ観光旅行に行く際に、台風が被ってしまった!なんて困る人も出てくると思いますので、いかに宮古島の台風がすさまじいのかを旅行記でお話していきます。


まずは宮古島を自転車で探索


SFC取得のためANAプレミアムクラスで宮古島へ。

ANAのプレミアムポイント(マイルとは別)を貯めるには、プレミアムクラスでフライトするのが効率的ですね。ちなみにプレミアムクラスは毎回こんな感じの食事がついてきます。



宮古空港到着後は折りたたみ自転車で島を散策。

街の発展度で言えば沖縄本島>>>>>石垣島>宮古島くらいのレベルで、宮古島は中心部であってもお店は決して多くありません。ただ、なぜか宮古島にはドンキホーテはありました。



そして島のいたるところにあるこの人形。



この気味の悪い人形は通称「宮古島まもる君」で、宮古島の交通安全を守る土地神のような存在です。なお、まもる君は総称で、宮古島にいるまもる君1体1体に本名がある模様。

暗い夜道でこの人形が出てきたら逆に事故率が上がりそうな気がしないでもない。


宮古島の自然を楽しむ


宮古島滞在は3泊4日の予定。

しかし、2日目は台風で100%潰れることが確定している上に、3日目も台風でまともに行動できない可能性が濃厚なので、宮古島を観光できる期間は初日と最終日しかありません。


そこで初日からホテルにチェックインする間もなく、宮古島を自転車で巡ることにしました。レンタカーも良いのですが、自転車だと細い道も通れるし、ゆっくりと自然を見ることができて良いんですよね。


例えば、沖縄っぽいさとうきび畑の真ん中を通ってみたり。



島を自転車で散策しているときに、宮古島海中公園なるものを見つけたので適当に立ち寄ってみたり。この海中公園、ホントは宮古島の海をガラス越しに一望できるステキな施設なのですが、台風接近によりただの濁った海にしか見えず…

とりあえず、入り口にあった水槽で満足しておきました。



あと、この海中公園にはヤシガニの標本も展示されています。

ヤシガニってこんな生き物。(ちょっと閲覧注意)
https://naruhiko1111.com/wp-content/uploads/2018/11/miyakozima-9.jpg


ハッキリ言って、化け物です。


比較対象がないので分かりづらいかもしれませんが、こいつ1匹で30センチ以上あります。こんなのが本州の庭先に出てきた日にはエイリアンと誤解する人が出てくるでしょう。

しかも、宮古島ではこのヤシガニさんのためご丁寧に保護区まで設けられています。自転車で走っていたらふいに「ヤシガニ保護区」の看板を見かけた瞬間、保護欲よりも恐怖心。

ちなみに、ヤシガニ料理を出す店もあるそうなので興味があればぜひ。


宮古島滞在の最終日はサンセットを見るために「砂山ビーチ」へ。


エメラルドブルーの海も良いですが、砂浜で沈んでいく夕日をボーッと眺めるのも良いものです。難点は、カップルや友人旅行してる人ばかりで、一人旅では少し場違い感がある点ですね。


この日はこれで観光終わり。

ホテルの近くのお寿司屋さんで食べて1日目終了です。



宮古島へ台風襲来。絶望のサバイバルへ


宮古島滞在2日目。

朝起きると宮古島は台風の暴風域に入っており、凄まじい勢いで雨と風が吹き荒れていました。覚悟はしていましたが、これでは観光どころではありません。


今日はホテルで時間を潰すしかないなー…

と普通なら思うわけですが、実はこの時の僕は愚かにも3泊とも違うホテルへ宿泊予定であり、チェッアウトの時間になったらホテルを出なければいけません。この暴風雨の中を。自転車で。


チェックアウトは10時。チェックインは15時。

とりあえず、この5時間どこかで暴風雨をしのがなければ…宮古島にはA&W(沖縄で有名なハンバーガーチェーン)もあるし、チェーン店はだいたい営業してるはず…


と思いきや、お店閉まってる。



雨の中、風の中、必死で自転車こいできたのに!

今まで愛知やら東京やらにしか住んだことがなかった僕にとって「台風で店が営業しない」ということ自体完全に想定外でした。違う場所に移動しようとタクシー会社に電話しても、全部出払っているらしく40分待ちとか…

店の前は雨をしのげるスペースは有ったものの、もはや僕には帰る場所がない状態。最悪、宮古島の思い出が台風のなかA&Wの店前で5時間過ごした事になってしまいます。


すると、目の前に1台のタクシーが!

僕のすぐ前で停車し、1人の男性客が降りてくるではありませんか。


バカめ!A&Wは開店してないぞ!!

実際にその男性がA&W目当てでタクシーに乗ってきたのかは分かりませんが、このチャンスを逃せば僕は台風の中5時間A&Wの店先で過ごすことが決定してしまう…ありがたくタクシーに乗り込みました。


とりあえず目的地は…

Googleマップを見渡して、唯一開いていそうなイオンへ向かってもらう事にしました。

宮古島の規模的に一般的な2~3F建てのイオンは期待できないものの、最悪イートインスペースだけでもあれば、なんとかそこで時間を潰すことができます。


そして読みどおり、イオンは開店していた!

イートインスペースどころか椅子やテーブルもなく、実質ただのスーパーみたいなイオンであっても、とりあえず暴風雨を凌ぐことは出来そうです。背に腹は変えられません。


これで一安心…と思いきや、

本日は台風接近中につき、11時で閉店させて頂きます

という張り紙が目に付きました。


えっ?あと20分くらいしか無いけど?

マジで閉店?


この時僕はやっと理解しました。

宮古島において台風とは”災害”なのだと。


愛知や東京に住んでいた時、台風は風や雨がうっとうしいだけで、経済活動には一切影響がありませんでした。台風だろうと新聞配達はあるし、お店だっていつも通り開いている。

けど、宮古島では台風が来たら一切の活動が停止します。お店も全部閉まるし、コンビニも、移動手段であるタクシーですら危険だからと言って営業を停止します。


つまり、宮古島観光で台風が来たらホテルで大人しくしているのがベスト。

もし「台風でも観光できる場所はないかなー?」と考えているとしたらそれは間違いで、台風が来たらホテルで楽しむ方法を考えておくほうが建設的です。それこそ三線とか買ってポロポロ弾いておけば良いのです。


結局、チェックインの時間まで宿泊予定のホテルのロビーで待たせてもらうことに。

ロビーと言っても受付の周りに2~3人分が座れる狭いスペースがあるだけなので、受付のおばさんとチラチラ目が合うのですが、もはや気まずいとか言ってられません。

台風が直撃している宮古島においては、そもそも外に出るという選択肢を考えてはいけない。というのが僕が学んだことです。宮古島観光で台風が接近予定の場合、ぜひホテル内で楽しむ方法を考えておいてください。


続・サバイバル。ホテル停電


やっとホテルにチェックインして一息ついた僕。

台風が来るから念の為、と買い込んでおいたカップラーメンを食べたのですが、冷え切った体で食べるカップラーメンの美味しいこと。八重山諸島での台風の恐ろしさを実感しました。


風もビュービュー言ってるし、雨も東南アジアのスコールみたいにドバドバ降ってるし、さっきまで自分もこんな環境に居たのかと思うと恐ろしい…けど、安住の地を見つけた僕にとってそれは過去の話。


よし、気を取り直して仕事でもしよう。

その15分後くらいに、部屋の電気が切れました。


あっ…これはもしや停電というヤツでは?

部屋の外に出て確認してみると廊下の電気も消えているし、同じように停電に驚いた人が部屋から続々と出てきているし…停電してしまったのは間違いなさそうです。


いや、別に短時間で復旧するなら問題ないんです。

15時くらいならまだ外は明るいし、パソコンやスマホの充電ができなくなったくらいで、別に停電の影響はそれほど大きくありません。問題は、停電が夜まで続いた時です。

ちょうど2017年の8月に、タイのホテルでも停電したことがあったのですが、その時は1~2時間で復旧していました。もしかしたら宮古島でもそれくらいで…と考えていましたが、夜になっても停電が回復する気配ナシ。


部屋は完全に真っ暗。

あまりにも部屋が暗くて何も見えないせいで、廊下の非常灯の明かりを少しでも部屋に取り込もうと、どの部屋もドアを半開きにしている不思議な光景。

おまけに、夜になって気づいたのですが、せっかく非常食としてカップラーメンを用意してあっても、停電してたらお湯も沸かせない。なぜカロリーメイトを用意しておかなかったのか…


夕食抜き、部屋は真っ暗、ベッドの中でひたすら停電の復旧情報やラジオを探す。

おかしい、僕は宮古島へ観光に来たのではなかったのか。なぜ宮古島まで来てサバイバルのようなことをやっているのか。台風直撃時の宮古島観光はくれぐれも気をつけましょう。


そして朝。

スイッチを入れると灯りがつくではありませんか!

当たり前のことなのに、この嬉しさ!電気って偉大です。


続々・サバイバル。停電リターンズ


台風直撃の2日目が終わり、3日目となると台風の影響は小さくなっていました。

まだ暴風警報は解除されていないものの、雨もだいぶ弱まってきて、風も昨日に比べれば明らかに弱くなってきました。観光出来るかはわからないけど、昨日のようなサバイバルの心配は必要なさそうです。


とりあえず、僕の当面の課題はホテルの移動です。

すでにお話した通り、なぜか宮古島の旅では3泊4日のうち1泊ずつ全部違うホテルに泊まっていたので、今日も雨がパラつく中を自転車orタクシーで移動しなければいけません。


ひとまず、チェックインの時間までA&Wで一休み。

沖縄に来たらやっぱりルートビアを飲まないとね。



今日は開店していたA&Wでしたが、そこに向かう道の到るところに台風の爪痕が。木は倒れ、瓦屋根は吹き飛び、信号は完全に停止してしまっています。



そして3泊目のホテルへ。

今回は1泊目、2泊目、3泊目と少しずつグレードが高いホテルへの移動なので、昨日疲れたぶん、ちょっといいホテルでゆっくり出来るかなー、なんて考えながらホテル到着。


すると、またホテルが停電してました。

どうやら宮古島全体で電力が復旧したわけではなく、2泊目のホテルがあるエリアが復旧していただけのようです。「それ昨日やったじゃん!」と言いたいところですが、電力会社の人も頑張っているだろうし仕方ありません。

まさか2日連続で灯りもないホテルで過ごすとは…特に、この日は営業を開始しているお店もある程度あっただけに、自分の泊まっているエリアだけ停電していることがなお悲しい。


部屋にいても仕方がないので、停電から回復した中心地エリアへ。


コンビニも開店しているとは言え、品物がまともにありません。



ひとまず、開店していたお店でステーキを頂きました。



最終日:やっと宮古島の海を堪能する


3泊したのにまともに宮古島観光できていなかった僕。


しかし、4日目はやっと台風の影響も通り過ぎて快晴となったので、台風直撃中は移動のお荷物でしかなかった折りたたみ自転車で宮古島を巡ってきました。

ホントは自転車で宮古島一周とかしてみたかったのですが、さすがに自転車で一周するには骨が折れる広さです。そこで宮古島の左上にある伊良部島へ。



伊良部島と宮古島は伊良部大橋という橋で繋がっています。そしてこの橋が実に素晴らしい!!

エメラルドブルーの海の上を通る橋と言えば、山口県の角島大橋、沖縄本島の古宇利大橋なども行きましたが、海の青さで言えば伊良部大橋が一番じゃないかとすら思います。


それくらい青い!

その伊良部大橋から見える景色がこちら。
(もちろん画像加工は一切ナシの素人撮影です)


そうだよ、これが宮古島に求めていた景色だよ!

台風でサバイバルのような日々を余儀なくされた宮古島滞在ではありましたが、最終日にでも宮古島の海の美しさを見れただけでも良しとします。


あ、でも海の青さはこの1ヶ月後に行った波照間島が衝撃的でしたね。

日本最南端の有人島であり、日本で数少ない南十字星が見れると有名な島の旅行記もまとめましたので、ぜひこちらから読んでみてくださいね。



宮古島の台風=災害という認識を持つ


以上、3泊4日の宮古島一人旅の記録でした。


宮古島、というか沖縄全域に旅行に行く人に知っておいてもらいたいのは、この地域において台風とは災害であり、台風直撃中はまともに街が機能しないということです。

沖縄本島レベルであれば台風直撃でもお店が全部閉まるなんて事はまずないはずですが、それ以外の離島に関しては台風が来たらお店もタクシーも完全ストップ。ホテルから出ないことが最善の策となります。


沖縄地方の台風の恐ろしさを頭に入れて、ぜひ良いご旅行を!





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