タイとマレーシアてどっちが移住先にオススメなの?
どちらも移住先として人気の国ですよね。
タイの首都バンコクと、マレーシアの首都クアラルンプール。それぞれ2ヶ月ほど滞在したことがあるので、移住先としてこの2つの国を比較していきます。
あ、ちなみに初めに言っておくと
「タイやマレーシアなら物価が安くて、日本の1/3のお金で生活できる」
みたいなのはほぼ不可能です。
だから単純に安い物価だけ求めて移住したら後悔すると思いますし、あくまで自分が面白そうだと感じた場所に移住するための参考にして頂ければと思います。
クアラルンプールとバンコクについて
クアラルンプール(マレーシア) | バンコク(タイ) | |
東京からのフライト時間 | 約7時間15分 | 約6時間20分 |
日本との時差 | 1時間 | 2時間 |
宗教 | イスラム教 | 仏教 |
公用語 | マレー語(実質英語も) | タイ語 |
バンコクとクアラルンプールの生活環境を比較
まずは、バンコクとクアラルンプールの生活環境を比較していきましょう。
具体的には下記の5つの項目について見ていきます。
・物価
・料理
・娯楽
・治安
・言語
バンコクとクアラルンプールの物価を比較
バンコクとクアラルンプールの物価は日本よりは安いです。
ただし、バンコクもクアラルンプールも物価は上がり続けています。食事も娯楽も、あらゆる面で1年ごとに高くなっているし、5年10年でさらにその差は縮まっていくと思われます。
だからテレビとかで話題になった、
「1ヶ月5万円で生活!」
は実質不可能だと思ってください。
現地人と同じような老朽化しまくってセキュリティもガバガバな家に住み、日本食やレストランは一切行かずに現地の食事だけで済ますのであれば可能だと思いますが。それくらい切り詰めないと月5万なんて不可能ということです。
(もしくは首都ではなく地方に移住するか)
ちなみに、バンコクでもクアラルンプールでも、日本人が住むなら最低でも家賃3万円は必要です。
立地や設備なども考えれば、月5万円くらいが妥当なところだと思われます。この時点で、月5万円行ってしまいますよね(笑)
ただ、食費は人によって大いに削れます。
僕はタイで現地人が利用する屋台飯を食べることが多いので、その場合1食50バーツ(180円とか)で済むこともあります。
実際、1日270バーツ以下(1日1000円以下)で収まる日も結構多いので、現地人と同じような生活をしていれば、外食オンリーでも月3万円以下で抑えられます。
家賃5万円
食費3万円
光熱費&携帯代1万円
娯楽費1万円
と考えれば、月10万円以内の生活であれば十分可能かなと。
もちろん、日本食を食べまくったり買い物すればあっという間に出費は増えていきます。また、スタバなどのチェーン店は日本と同じくらいの値段なので、チェーン店を利用するほど費用も増大していきます。
コミコミで月15万円くらいの出費を覚悟しておいたほうが確実ではありますね。
ちなみに、物価はタイもマレーシアもほぼ同じです。
より値段が張るほうを>で表すと…
家賃やホテル:バンコク>クアラルンプール
交通費:バンコク>クアラルンプール
食費:クアラルンプール>バンコク
お酒:クアラルンプール>バンコク
という感じでしょうか。
お酒を飲む場合、クアラルンプールは地味に痛い出費になります。
ただ、家賃自体を比べるとバンコクよりもクアラルンプールのほうが安い傾向にあるので、食費などを総合するとどちらもそれほど1ヶ月の出費は変わらないような印象です。
バンコクとクアラルンプールの料理&グルメを比較
バンコク:タイ料理&日本料理
クアラルンプール:多国籍料理
マレーシアは住民からして多国籍なので、料理も多国籍です。
主要民族であるマレー系、インド系、中華系の料理が多いのはもちろんですし、西洋料理やベトナム料理、韓国や台湾料理、もちろん日本料理も食べられます。
1つの国に居ながら、いろいろな国の料理を楽しめるのがクアラルンプールの魅力です。
一方のバンコク。
バンコクにも他の国の料理はありますが、基本はタイ料理です。両国のフードコートを比較するとわかりますが、タイのフードコートはほぼタイ料理ばかり。
代わりに、バンコクにはマレーシアの10倍と言ってもいいほど日本食レストランや日本のチェーン店が多く、日本食にはまったく困りません。
日本食の選択肢を多くしたいならバンコク。
色々な国の料理を楽しみたいならクアラルンプールですね。
バンコクとクアラルンプールの娯楽を比較
バンコク:刺激たっぷり
クアラルンプール:静かな暮らし
娯楽の点では、バンコクが圧倒的に充実しています。
寺院など観光スポットあり、ショッピングもローカル市場から高級モールまで豊富、ゴルフなどのレジャーもあり、ナイトスポットも大量にある。
一方で、クアラルンプールは静かです。
もちろん、繁華街は騒がしいのですが、バンコクみたいにどこかしらでイベントをやっていたり、お酒を飲んで楽しむ人で溢れていたりと、お祭りみたいな雰囲気はありません。
イスラム教という宗教柄なのか、バンコクみたいに馬鹿騒ぎできるような場所は限られているイメージで、観光資源も少なく、ゴルフなどのレジャーもそれほど多くないです。
だから、
「海外らしさを楽しみたい」
のであればクアラルンプールよりバンコクのほうが楽しいです。なんというかクアラルンプールは「住む場所」という表現がしっくり来ます。
別に観光とかは求めず、単に自宅でゆっくりと過ごすだけであれば、周囲もそれほど騒がしくないクアラルンプールのほうが過ごしやすいでしょうし。
恐らく、3年とか5年とか暮らすなら娯楽なんてどっちにしろ飽きるので大差無いと思いますが、滞在期間が短いほど娯楽の多いバンコクのほうが楽しく感じるかなと。
バンコクとクアラルンプールの治安
どっちも治安はいいです。
少なくとも、街の中心部であれば夜遅くに歩いても問題ないし、いきなり強盗に襲われるようなケースは極めて少ないと考えてください。
特に、日本人が観光で泊まるor住むエリアは比較的治安の良いエリアが多いので、なおさら治安の心配はないと思って問題ありません。
ただ、どっちの都市も軽犯罪は注意です。
ぼったくり、スリ、置き引きあたりは普通に起こりえます。命を失うような犯罪は少ないけど、金銭関連のトラブルは発生する可能性が高いので注意ですね。
あと、バンコクは特にですが野犬に注意してください。単純に野犬にガチられると怖いのと、狂犬病という一発KOを貰うリスクもあるので。
バンコクとクアラルンプールの空気
体感も含みますが、バンコクのほうが空気が汚れてます。
大気汚染マップを見ても、明らかにクアラルンプールよりバンコクの大気汚染が深刻なのが一目瞭然ですよね。もちろん、時期的なものもあるでしょうけど。
ちなみに、僕が滞在中ずっと頭痛に悩まされていたベトナムのホーチミンの大気汚染がこちら。
もちろん少し観光に来たくらいで影響が出るような数値ではないのは事実ですが、長期移住する(特に子供と)場合は、大気汚染の影響も考えるべきかと思います。
あと、喘息持ちなどもツラいですね。
ベトナム移住もアリ ベトナムは、マレーシアやタイに比べてさらに物価が安いです。 空気が汚い、交通マナーが尋常じゃなく悪い、客引きの根性が凄まじい、などマイナス点もありますが、料理は美味しいし、なぜかカフェのフリーWifi充実度が異常に優れている等、移住先として十分にアリだと思っています。 タイやマレーシア移住を考えていたけど、意外に金がかかるなぁ…と思ったら、ベトナムも移住先として検討してみてください。
バンコクとクアラルンプールの言語比較
タイの公用語:タイ語
マレーシアの公用語:マレー語
ただ、マレーシアの場合は多民族国家なこともあり、英語が実質的な公用語として機能しています。なので、英語ペラペラ率は圧倒的にマレーシアが上です。
そもそも、マレーシアの英語力はアジア2位。実際にはフィリピンと毎年のように2位3位を巡って争っている感じですが、それでも日本人の英語留学の定番のフィリピンと同等の英語力があると考えれば、大半で英語が通じると思って問題ありません。
もちろん、都会ほど英語が通じて田舎ほど通じなくなるのはどこの国でも同じだし、バンコクでも観光地なら英語は通じますが、ローカルに向かうほど英語の通じが悪くなります。
それに、英語が通じないことの何が困るかというと、文章もタイ語が多いこと。
例えば、グラブフード(タイで有名な出前アプリ)を使ってココイチを注文しようとすると、英語記載が一切ないため暗号のようなタイ語を解読する必要が出てきます。
この出前アプリのタイ語メニューを解読できるかどうかで、僕のタイ生活の快適さが大いに変わるであろう。#ココイチのある生活 pic.twitter.com/SaIkqE6hpY
— なるひこ@世界中で引きこもり生活 (@naruhiko111111) December 8, 2019
もっとも、僕自身英語もタイ語も全然理解できなくても生活できているわけですが、英語ができる人ほどマレーシア生活のほうが便利になります。
バンコクとクアラルンプールのインフラ比較
次は、見落とされがちだけど重要な3つのインフラを見ていきます。
・災害耐性(停電、冠水)
・交通網
・フリーWifi
バンコクもクアラルンプールもビルが乱立する都会とはいえ、やっぱりまだまだ発展途上国。それを痛感するのが、日本に比べてインフラが整っていないことです。
停電が頻繁に起きたり、渋滞が日本の比ではなかったり。実際に暮らしてみないと分からない問題だと思いますので、クアラルンプールとバンコクのインフラを比較していきます。
バンコクとクアラルンプールの交通事情を比較
バンコク:中心部は特に渋滞が激しい
クアラルンプール:鉄道網が貧弱
まず、東南アジア全般に言えることですが渋滞がヒドいです。
なのでクアラルンプールも当然のように渋滞するのですが、バンコクほどヒドくはない印象です。バンコクの渋滞って、ヒドい時は車まったく動かないですからね。
道路が木の枝のような形になっている(主要道路から細い道が出て、それぞれの道がつながっていないことも多い)ので、全員主要道路を通るから街の構造自体が渋滞しやすいわけです。
一方、鉄道網はバンコクの圧勝です。
バンコクは主要なエリアは軒並み電車でいける(もしくは近くまで行ける)のに対して、クアラルンプールは主要エリアにモノレールが1本通っているだけ。
日本人移住者も多い「モントキアラ」地区に至っては電車はカスりもしていませんし、クアラルンプールの移動はタクシー前提になることも多いです。
また電車の運転間隔は
バンコク:5分に1本くらい
クアラルンプール:10分に1本くらい
というイメージですね。
1回の交通費自体はクアラルンプールのほうが安いことが多いですが、利便性を考えれば鉄道事情はバンコクのほうが充実しています。
バンコクとクアラルンプールの災害耐性
バンコクは、インフラが弱い印象です。
特に「冠水」と「停電」。
以前、タイの地方都市であるパタヤに旅行に行っていた時は、スコールが降っただけででホテル(というか街の大部分)が停電し、海で遊んだあとに冷水でシャワーを浴びることになりました。
一地方のパタヤと首都バンコクでは事情が違うだろう…と思いきや、バンコクでも停電はそれほど珍しくありません。「瞬断(一瞬だけ電気が途切れること)」はさらに多いです。
一瞬電気が止まるだけ、と言ってもデスクトップPCならその一瞬で壊れます。
また、自宅のWifiやインターネットも止まるので、僕のようにネットがないと仕事にならない人間には特に、バンコクの停電事情は見逃せないところがあります。
そして、雨季の冠水。
2011年にタイで大洪水が発生して日本企業も水没したのは日本でも大きなニュースになりましたが、雨季のバンコクでは冠水も珍しいことではありません。
冠水なのに出勤…なんてなったら面倒ですし、僕のようにフリーランスの人間でも、冠水していたら家から出ることはできないので、やっぱり不便ですし…
その点、マレーシアはタイよりもインフラが優秀です。
僕は2回ほどマレーシアに行っている(いずれも1~2月の雨季)ですが、冠水が起きたことはないし、それによる停電も起きたことはありません。
また、マレーシア在住の方から話を聞いても、クアラルンプールで停電が起きた記憶はないというくらい、インフラ関連が安定しています。
バンコクとクアラルンプールのフリーWifi事情
バンコクはそこら中でフリーWifiが使えて便利!
みたいなブログを大量に見かけるのですが、実際にバンコクで生活してみると違う印象を受けました。むしろ、バンコクでフリーWifiを使えたケースがほとんどないというか。
まず、バンコクのショッピングモール等ではフリーWifiが飛んでいます。
これは間違いないのですが、フリーWifiを使うためにわざわざサービスカウンターで「Wifi使いたいんですけど」と申し出る必要があったりします。
また、カフェなどでもフリーWifiはそれなりに見かけます。
でも、これがレシートのパスワードを入力すればOKとか、メールアドレスを入力すればOKとかではなく、名前やら電話番号やらの入力を毎回求められます。
例えばバーガーキングでフリーWifiが飛んでいたので、Twitter認証でログインしようとしたところ、その後に詳細情報の記入を求められます。
…いやいや、入力を省くためのTwitter認証と違うんですか。
おかげで、ちょこちょこカフェやらショッピングモールやら行っても、フリーWifiにまともに接続できた覚えがありません。
少なくともクアラルンプールのフリーWifi接続でこれほど困った事はないので、バンコクのフリーWifi環境が優れているか?と言われると少し疑問なところがあります。
マレーシアとタイのビザの条件を比較
ビザとは、入国許可証のことだと思ってください。
パスポートはあくまで身分証明証なのですが、日本のパスポートはめちゃくちゃ優秀なので、大半の国にパスポートを提示するだけでカンタンに入国できます。
もちろんタイやマレーシアに入国する場合も日本人のビザは免除されています。ただ、ノービザ入国はあくまで期限付きのものであるということです。
日本人がノービザで滞在できるのは下記の期間だけ。
タイ:1ヶ月
マレーシア:3ヶ月
これ以上はビザの取得が必要で、滞在期間が長くなるほどビザの取得条件は難しくなります。
だから「タイやマレーシアに移住オススメ!」みたいなブログが溢れているものの、実際にはビザの問題をクリアしないと移住できない。最悪「不法滞在」になってしまうケースもあります。
なのでたとえ「タイがいいなー」とか思っても、そもそもビザ取得できず諦めざるを得ない状況も出てくると思いますので、移住の際にはビザ取得条件のカンタンさも大きなポイントになります。
~6ヶ月までの短期滞在の場合
さっきお話した通り、日本人がノービザ滞在できるのは下記の期間のみ。
タイ:30日
マレーシア:90日
マレーシアは日本人なら無条件で3ヶ月滞在できます。
例えば「日本の冬は寒いから、冬の間だけ暖かい東南アジアに避難しよう(実体験)」と思った場合、最大90日までなら無条件で滞在可能ということです。なのでマレーシアのほうがビザ条件は緩いですね。
さらに、マレーシアはビザラン(他の国へ出国→すぐに再入国することで、滞在期間をリセットする方法)は比較的緩いので、実質的にはノービザでも180日間の滞在は可能だと思ってください。
一方のタイ。
ノービザだと30日までしか滞在できませんが、実際には観光ビザ取得&延長を行うことで3ヶ月まではほぼ確実に滞在できます。なので「冬の間だけ~」という事なら、タイもマレーシアもビザ問題は気にしなくて問題ありません。
ただ、タイの場合ビザランには厳しくなってきています。
以前までは「タイに390日滞在→ラオスに出国→タイに再び入国して90日滞在」みたいなことが可能だったのですが、今はビザラン入国が拒否されるケースもあり、180日滞在しようと思うと結構リスクがあります。
3ヶ月までの滞在ならタイでもマレーシアでもさほど違いはない(タイのほうはビザ取得や延長手続きで、1万円くらいかかりますが)のですが、半年間滞在となるとマレーシアのほうがはるかに条件がゆるいです。
180日~2年程度の滞在を考えている場合
半年を超えるロングステイになると、ビザ取得条件のハードルが一気に上がります。
マレーシアでもタイでも、半年以上滞在している人はいずれかのビザを取得していると思ってください。そして、これらのビザは決してカンタンに取得できるものでもありません。
・教育ビザ
・結婚ビザ
・就労ビザ
・長期滞在ビザ
結婚ビザ
現地の人と結婚した場合にもらえるビザ。
すでにタイ人もしくはマレーシア人の婚約者がいるならともかく、長期移住のため(しかも長期と言っても1年とかの話)のために婚約者を探すのはあまりにも非現実的なので、実質的には不可能なビザです。
就労ビザ
現地で就職した人がもらえるビザ。
タイやマレーシアで就職を考えているなら問題ないですが、現地就職だと物価も安い代わりに給料も安くなるし、僕のように収入源自体はあるフリーランスの場合、就労ビザも現実的ではない選択肢です。
教育ビザ
僕がマレーシアもしくはタイに6ヶ月以上滞在するのに一番現実的な選択肢。
英語など語学学校に通うことで半年~1年くらいのビザがもらえます。ただし、教育ビザで何年も滞在できるわけでもないし、ビザの料金とは別に語学学校の料金がかかることになります。
タイ語やマレー語(現地語)の語学学校のほうが安いものの、それでも最安でも1ヶ月1万円くらい。英会話学校だと月3万円くらいはかかるので、結構痛い出費になります。
おまけに、タイの場合は出席情報のチェックも厳しく、「週に4~8時間くらい授業を受けなければいけない」等のルールになっています。かなり面倒ですが、マレーシアもタイも半年以上の滞在はこれ以上カンタンなビザ取得方法がないんです。
3年以上滞在したい場合:長期滞在ビザ
半年とか1年じゃなくて、3年5年、もしくはそれ以上長くタイやマレーシアに移住しようと思う場合、長期滞在ビザを取得するのが現実的です。
ただ、長期滞在ビザは「お金」「年齢」の2つの条件を満たしていないと使えないケースが多いので注意してください。
タイ:50歳以上であればカンタン
マレーシア:貯金がそれなりにあればカンタン
タイのロングステイビザ
50歳以上:リタイアメントビザ
50歳未満:タイランドエリートビザ
タイのロングステイビザは50歳以上の方のほうが圧倒的にカンタンで、80万バーツ(290万円くらい)の貯金残高があれば、リタイアメントビザを取得して1年更新で住み続けることができます。
一方で、50歳未満だとタイランドエリートという会員になってビザを取得する必要がありますが、これが5年でも50万バーツ(180万円程度)かかります。
50歳以上であれば、約300万円の貯金の証明さえすれば滞在可能。
50歳未満は、約200万円でビザを”購入”しないと長期滞在不可。
だから50歳以上だと、タイのロングステイ条件はカンタンになる反面、50歳未満だと一気にタイに長期滞在する難易度は上がることになります。
「年齢に関係なく、200万円払えば5年タイに住めるんでしょ?」
と言われればもっともですが、やっぱりタイの大きな魅力の1つが物価なわけで、そのために1年40万円払うのは本末転倒な感じがしますよね。
マレーシアのロングステイビザ
マレーシアで長期滞在するならMM2H(マレーシア・マイセカンドホーム)ビザです。
こちらは年齢制限もないし、ビザを”購入”するのではなく残高を証明さえすればOK。ただし、残高証明の基準が50万リンギット(1000万円以上)とタイに比べると高額です。
逆に言えばある程度資産さえ持っていれば、資産をマレーシアの口座に置いておくだけで10年間の長期ビザが取得できるので、富裕層ならマレーシアのほうが移住ははるかにカンタンです。
3ヶ月:どっちもカンタン 6ヶ月:タイは若干怪しい 1年:就労ビザor教育ビザが必要。どっちもハードル高い 3年~:50歳以上ならタイ、資産があるならマレーシア