東京のバーチャルオフィスを比較|渋谷や銀座などエリア別まとめ

バーチャルオフィスとは、電話や住所だけを借りるオフィスのことです。

「フリーランスだから自宅で仕事するけど、自宅の住所を公開したくない」
「オンライン事業がメインで店舗が不要だから、登記する住所だけほしい」
「実店舗は不要だけど、郵便や電話の受取だけほしい」

そんな方がバーチャルオフィスを利用します。

私自身もフリーランスで起業した事もあり、「引っ越しの際に登記住所変更が面倒(費用も7万円かかる)」と思い、バーチャルオフィスを利用していた事もありました。

バーチャルオフィスのメリット

・オフィスを借りずに、最低限の出費で起業や個人事業ができる
・住所を公開したくない場合に代わりに利用できる
・郵便や電話の転送、さらには来客対応してくれるバーチャルオフィスも

ただし、バーチャルオフィスにはマイナス面も存在します。

運営会社が途中で音信不通になったり、法人であれば特にですが社会的な信用を得ることが難しかったりと、業種によっては大きなデメリットを被ります。

そのためこの記事では、バーチャルオフィスのメリットや選び方だけではなく、デメリットや利用する際の注意点を、利用経験者としてまとめました。

最初に結論だけお伝えるすると、東京でバーチャルオフィスを探していて、かつ少しでも安く法人登記ができれば良いと考えている場合、レゾナンスの利用がおすすめです。

\4月30日まで月額料金3か月無料/

レゾナンスの詳細を見る

バーチャルオフィス特徴

GMOオフィスサポート
大手企業GMOが提供しており信頼性が高い
入会金が無料であり初期費用を抑えられる
2024年3月18日まで基本料金が6ヶ月無料

DMMバーチャルオフィス
DMMが運営しており信頼性が高い
メガバンクとも連携しており口座開設率が高い
大阪や福岡、名古屋でもバーチャルオフィスを展開

レゾナンス
少しでも安く法人登記したい場合に
4つの銀行と連携しており口座開設の可能性が高い
3ヶ月無料のキャンペーンあり

Karigo
最低利用期間がないため利用しやすい
創業18年でありバーチャルオフィス提供歴が長い
料金は月額でも年間でもそれなりに高め

ユナイテッドオフィス
2005年からバーチャルオフィスを提供している
最低利用期間がないため利用しやすい
電話転送が比較的安い金額で利用できる

METSオフィス
4プランあるがいずれも格安
ただし法人登記可能なのは一番高いプランのみ
3月31イチまで月額料金3ヶ月無料

バーチャルオフィス1
月額880円のプラン1つだけで分かりやすい
法人登記できるバーチャルオフィスとしては格安
利用エリアが渋谷と広島の2宅なのがマイナス

NAWABARI
割高になるがプランによって
月契約も可能・4月30日まで初期費用5,500円が無料
利用できるのは目黒区の住所のみ

Regus (リージャス)
レンタルオフィスや貸しスペースを全国展開
料金は最低でも1万円程度と割高
部分貸し事務所とセットなど目的に応じた利用ができる

ワンストップビジネスセンター
バーチャルオフィスとしては料金が高め
ワンストップビジネスセンター全国の会議室を利用できる
100グラムまでの郵便物は送料無料

東京アントレサロン
追加料金なしで来客対応してもらえる
住所利用なしなら最低利用期間2か月
郵便転送はオプション必須で月額2,000円かかる
目次

東京のバーチャルオフィスを比較【エリア別】

この記事では、東京のバーチャルオフィスを比較します。

まずはエリアごとにおすすめのバーチャルオフィスを比較していきたいのですが、今回取り上げるのは以下の5つのエリアです。

そして、この5つのエリアのいずれかでバーチャルオフィスを提供しており、かつ「法人登記ができる」「郵便転送が可能」なサービスをピックアップして表にまとめました。

スクロールできます
バーチャルオフィス最低月額料金法人登記入会金と保証金郵便転送

GMOオフィスサポート
660円〜プランによる無料プランによる

DMMバーチャルオフィス
660円〜プランによる入会金:5,500円
保証金:5,000円
プランによる

レゾナンス
990円〜全プラン5,500円 全プラン

Karigo
3,300円〜全プラン5,500円全プラン

ユナイテッドオフィス
2,310円〜全プラン6,600円全プラン

METSオフィス
270円〜プランによる入会金3,300円
事務手数料550円
一部プラン

バーチャルオフィス1
880円〜全プラン5,500円全プラン

NAWABARI
1,650円〜全プラン5,000円
※4月30日まで無料
全プラン

Regus (リージャス)
33,000円〜
※渋谷マークシティで24か月契約の月額料金
全プラン店舗による全プラン

ワンストップビジネスセンター
5,280円〜全プラン10,780円全プラン

東京アントレサロン
3,800円〜全プラン無料追加オプション

ナレッジソサエティ
4,950円〜全プラン入会金16,500円
保証金30,000円
全プラン
月額料金は各バーチャルオフィスで最安料金かつ1年契約を前提とした金額です。

同じサービスでも、「法人登記ができる料金プラン/できない料金プラン」「郵便転送ができる/できない料金プラン」と分かれている場合は「プランによる」と記載してあります。

逆に言うと、法人登記や郵便転送は不要であれば、最低限の機能だけを備えた「プランによる」と記載されているバーチャルオフィスの詳細を見てもらったほうが、自分にちょうど良いサービスを見つけやすいです。

それも踏まえて、東京のエリアごとでおすすめできるバーチャルオフィスを確認してみてください。

あくまで比較するのは5つのエリアですが、実際には各バーチャルオフィスがどのような地域で展開しているのかを後述しているので、「池袋」「六本木」などのエリアで探している場合もこの記事を参考にしてください。

ちなみに、東京であればエリアはあまり気にしなくて、「法人登記をしたい&郵便転送が週1から月1であればいい」ということであれば、月額990円で利用できるレゾナンスを利用するのがおすすめです。

\4月30日まで月額料金3か月無料/

レゾナンスの詳細を見

東京 渋谷のバーチャルオフィス

東京 渋谷のバーチャルオフィスを比較します。

渋谷は日本有数の知名度を誇るエリアであるため、バーチャルオフィスも多く、下の表の「バーチャルオフィス1」のように東京では渋谷でしか展開していないサービスも存在します。

スクロールできます
バーチャルオフィス単月契約年間契約の合計
年間契約の月割
入会金など
初期費用
電話転送来客対応

レゾナンス
(バーチャルオフィスコース)
単月契約なし
(12か月契約)
年間11,880円
(月額990円)
5,500円プランによるなし

DMMバーチャルオフィス
(ビジネスプラン)
月額5,500円

年間19,800円
(月額2,530円)
保証金:5,000円
入会金:5,500円
オプションなし

GMOオフィスサポート
(週1転送プラン)
単月契約なし
(12か月契約)
年間33,000円
(月額2,750円)
無料なしなし

バーチャルオフィス1
月額3,960円年間10,560円
(月額880円)
5,500円なしあり

Karigo
(ホワイトプラン)
月額3,300円
(最低2か月契約)
年間36,000円
(月額3,300円)
5,500円なしなし

ユナイテッドオフィス
2,310円年間27,720円
(月額2,310円)
6,600円ありなし

Regus (リージャス)
単月契約なし
(最低24か月)
オフィスによるオフィスによるありなし

東京アントレサロン
(郵便転送オプション付属)
単月契約なし
(最低6か月)
年間69,600円
(月額5,800円)
無料オプションあり

ワンストップビジネスセンター
(エコノミープラン)
単月契約なし
(最低6か月)
年間63,360円
(月額5,280円)
10,780円なしなし
週1転送&法人登記ありの条件(それにプラスして年間払い&単月払い)
東京 渋谷のバーチャルオフィスの選び方

法人登記&郵便の週1転送を格安で利用したい

バーチャルオフィス1

数ヶ月など短い期間だけ利用したい場合

Karigo

電話転送を安く利用したい

ユナイテッドオフィス

東京駅・丸の内のバーチャルオフィスのバーチャルオフィス

東京 丸の内で展開されているバーチャルオフィスを比較します。

丸の内や日本橋は時価が非常に高い分、このエリアに住所を置いていることはそれだけで企業の評価に繋がりますし、住所によって企業の印象を上げたい場合は「東京駅・丸の内」エリアを選ぶと良いでしょう。

スクロールできます
バーチャルオフィス単月契約年間契約の合計
年間契約の月割
入会金など
初期費用
電話転送来客対応

レゾナンス
(バーチャルオフィスコース)
単月契約なし
(12か月契約)
年間11,880円
(月額990円)
5,500円プランによるなし

DMMバーチャルオフィス
(ビジネスプラン)
月額5,500円

年間19,800円
(月額2,530円)
保証金:5,000円
入会金:5,500円
オプションなし

ユナイテッドオフィス
2,310円年間27,720円
(月額2,310円)
6,600円ありなし

Regus (リージャス)
単月契約なし
(最低24か月)
オフィスによるオフィスによるありなし

東京アントレサロン
単月契約なし
(最低6か月)
年間69,600円
(月額5,800円)
※郵便転送のために
2000円オプションが必要
無料オプションあり

ワンストップビジネスセンター
単月契約なし
(最低6か月)
年間63,360円
(月額5,280円)
10,780円なしなし

ナレッジソサエティ
単月契約なし
(最低6か月)
年間59,400円
(月額4,950円)
入会金16,500円
保証金30,000円
オプションなし

METSオフィス
単月契約なし
(最低12か月)
年間18,480円
(月額1,540円)
入会金3,300円
事務手数料550円
なしあり
週1転送&法人登記ありの条件(それにプラスして年間払い&単月払い)
東京駅・丸の内(日本橋)のバーチャルオフィスの選び方

法人登記&郵便の週1転送を格安で利用したい

レゾナンス

登記不要で住所だけ使えれば良い&郵便転送は月1で良い場合

METSオフィス

法人口座の開設確率を少しでも上げたい場合

ユナイテッドオフィス

東京 銀座のバーチャルオフィス

東京 銀座で展開されているバーチャルオフィスを比較します。

銀座も東京駅・丸の内と同じくステータス性が高いエリアであるため、対外的な評判を良くするためにバーチャルオフィスを借りるのであれば最有力となるエリアです。

スクロールできます
バーチャルオフィス単月契約年間契約の合計
年間契約の月割
入会金など
初期費用
電話転送来客対応

レゾナンス
(バーチャルオフィスコース)
単月契約なし
(12か月契約)
年間11,880円
(月額990円)
5,500円プランによるなし

DMMバーチャルオフィス
(ビジネスプラン)
月額5,500円

年間19,800円
(月額2,530円)
保証金:5,000円
入会金:5,500円
オプションなし

GMOオフィスサポート
(週1転送プラン)
単月契約なし
(12か月契約)
年間33,000円
(月額2,750円)
無料なしなし

Karigo
月額3,300円
(最低2か月契約)
年間36,000円
(月額3,300円)
5,500円なしなし

ユナイテッドオフィス
2,310円年間27,720円
(月額2,310円)
6,600円ありなし

Regus (リージャス)
単月契約なし
(最低24か月)
オフィスによるオフィスによるありなし

東京アントレサロン
単月契約なし
(最低6か月)
年間69,600円
(月額5,800円)
※郵便転送のために
2000円オプションが必要
無料オプションあり

ワンストップビジネスセンター
単月契約なし
(最低6か月)
年間63,360円
(月額5,280円)
10,780円なしなし
週1転送&法人登記ありの条件(それにプラスして年間払い&単月払い)
東京 渋谷のバーチャルオフィスの選び方

法人登記&郵便の週1転送を格安で利用したい

レゾナンス

数ヶ月のみ利用したい場合

Karigo

来客対応してくれるバーチャルオフィスが良い場合

アントレサロン

電話転送を安く利用したい場合

ユナイテッドオフィス

東京 新宿のバーチャルオフィス

東京 新宿で展開されているバーチャルオフィスを比較します。

スクロールできます
バーチャルオフィス単月契約年間契約の合計
年間契約の月割
入会金など
初期費用
電話転送来客対応

レゾナンス
(バーチャルオフィスコース)
単月契約なし
(12か月契約)
年間11,880円
(月額990円)
5,500円プランによるなし

GMOオフィスサポート
(週1転送プラン)
単月契約なし
(12か月契約)
年間33,000円
(月額2,750円)
無料なしなし

Karigo
月額3,300円
(最低2か月契約)
年間36,000円
(月額3,300円)
5,500円なしなし

ユナイテッドオフィス
2,310円年間27,720円
(月額2,310円)
6,600円ありなし

Regus (リージャス)
単月契約なし
(最低24か月)
オフィスによるオフィスによるありなし

東京アントレサロン
単月契約なし
(最低6か月)
年間69,600円
(月額5,800円)
※郵便転送のために
2000円オプションが必要
無料オプションあり

ワンストップビジネスセンター
単月契約なし
(最低6か月)
年間63,360円
(月額5,280円)
10,780円なしなし

METSオフィス
単月契約なし
(最低12か月)
年間18,480円
(月額1,540円)
入会金3,300円
事務手数料550円
なしあり
週1転送&法人登記ありの条件(それにプラスして年間払い&単月払い)
東京 渋谷のバーチャルオフィスの選び方

法人登記&郵便の週1転送を格安で利用したい

レゾナンス

数ヶ月のみ利用したい場合

Karigo

来客対応してくれるバーチャルオフィスが良い場合

METSオフィス

電話転送を安く利用したい場合

ユナイテッドオフィス

東京 恵比寿のバーチャルオフィス

東京 恵比寿で展開されているバーチャルオフィスを比較します。

恵比寿は今回紹介する他のエリアと比較すると知名度が低く、「東京駅のようなビジネス街」「渋谷のような商業地」といった凝り固まったイメージを持たれづらいです。

またバーチャルオフィスが普及した今、「この規模で銀座アドレス?それって本当?」と疑われる可能性もありますが、恵比寿の場合は「良くも悪くも少しだけ知名度が低い」事もあり、バーチャルオフィスであることが疑われづらいです。

スクロールできます
バーチャルオフィス単月契約年間契約の合計
年間契約の月割
入会金など
初期費用
電話転送来客対応

レゾナンス
(バーチャルオフィスコース)
単月契約なし
(12か月契約)
年間11,880円
(月額990円)
5,500円プランによるなし

GMOオフィスサポート
(週1転送プラン)
単月契約なし
(12か月契約)
年間33,000円
(月額2,750円)
無料なしなし

Karigo
月額3,300円
(最低2か月契約)
年間36,000円
(月額3,300円)
5,500円なしなし

Regus (リージャス)
単月契約なし
(最低24か月)
オフィスによるオフィスによるありなし

ワンストップビジネスセンター
単月契約なし
(最低6か月)
年間63,360円
(月額5,280円)
10,780円なしなし

NAWABARI
3,300円年間19,800円
(月額1,650円)
無料留守電転送なし
週1転送&法人登記ありの条件(それにプラスして年間払い&単月払い)
東京 渋谷のバーチャルオフィスの選び方

法人登記&郵便の週1転送を格安で利用したい

レゾナンス

数ヶ月のみ利用したい場合

NAWABARI

※来客対応できるバーチャルオフィスはありません。

東京バーチャルオフィスの比較と一覧

ここからは東京のバーチャルオフィスを比較していきます。

同じバーチャルオフィスであってもプランによって料金やサービス内容は大きく異なるため、「法人登記OK」「郵便物を月1転送してもらえる」「年間契約する」という条件で最安のプランを比較します。

バーチャルオフィス料金(税込)入会金と保証金

GMOオフィスサポート
毎月2,750円+配送料
※週1転送プラン
無料

DMMバーチャルオフィス
毎月2,530円+配送料
※ビジネスプラン
入会金:5,500円
保証金:5,000円

レゾナンス
毎月990円+配送料
※バーチャルオフィスコース
5,500円

Karigo
毎月3,300円+配送料
※ホワイトプラン
5,500円

ユナイテッドオフィス
毎月2,310円+配送料6,600円

METSオフィス
毎月1,540円+配送料無料
※ビジネスプラス 月1転送コミ
入会金3,300円
事務手数料550円

バーチャルオフィス1
毎月880円+配送料5,500円

NAWABARI
毎月1,650円+配送料5,000円
※4月30日まで無料

Regus (リージャス)
毎月33,000円〜
※渋谷マークシティで24か月契約の例
店舗による

ワンストップビジネスセンター
毎月5,280円+配送料
※エコノミープラン
10,780円

東京アントレサロン
毎月5,800円+配送料
※郵便転送オプション2,000円込み
無料

ナレッジソサエティ
毎月4,950円+配送料入会金16,500円
保証金30,000円

表を見比べてもらうと、バーチャルオフィスによって価格にかなり差があることが分かります。

料金の違いは以下のような点から生まれています。

・信用のある大手企業は料金を高めに設定できる
・電話転送、貸し会議室、来客対応などセットサービスによって料金が違う
・バーチャルオフィスのあるエリアによって料金が異なる

特に郵送の回数が増えたり、電話対応などがセットになっていれば、当然バーチャルオフィスの利用料金は上がりますし、用途によってはサービス過剰になってしまうかもしれません。

そのため表で紹介している料金とサービス内容、自分が実際に求めている条件をすり合わせたうえで、一番利用に適していそうなバーチャルオフィスの詳細を確認してみてください。

この表は「登記あり」「年間契約」「郵便週1転送」のもの

もし郵便転送が月1で良ければ料金はさらに安くなりますし、反対に電話転送や貸し会議室、レンタルオフィスもセットにしたい場合はお得なサービスは変わります。

そのため、必ずしもこの表で料金が安い=自分が利用したい条件でも同じように安いとは限らない点には注意してください。

GMOオフィスサポート

運営会社GMOオフィスサポート株式会社
運営開始2021年
料金プラン年間7920円(月660円)
年間19800円(月1650円)
年間26400円(月2200円)
年間33000円(月2750円)
入会金や保証金無料
住所エリア渋谷
恵比寿
新宿
銀座
青山
目黒
秋葉原
横浜
→ほか名古屋や大阪
住所貸し
法人登記◯(1650円のプランから)
郵便物転送◯(1650円のプランから)
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーン2024年3月18日まで
基本料金が6ヶ月間無料
おすすめ度
公式サイトhttps://www.gmo-office.com/
GMOオフィスサポートの特徴

・東京の幅広いエリアに加えて、横浜、名古屋、大阪などの住所も利用できる
・3月18日まで基本料金6ヶ月間無料になるお得な割引キャンペーン中
・GMOが提供しているバーチャルオフィスなので信頼性は高い
・入会金や保証金が不要であり初期費用を抑えられる

GMOオフィスサポートには4つのプランがあります。

法人登記の有無と、郵便物の転送頻度(月1、週1など)によって料金が大きく変わるので、もし登記さえできれば郵便物の転送は1回でも問題ない場合、比較的料金を抑えられます。

それに、GMOオフィスサポートに限らずですがバーチャルオフィスの郵便物転送は別途料金が発生することが多いです。

郵送にかかる費用は全て実費のバーチャルオフィスも多く、その場合は月1、週1…と郵便転送の回数が多いプランを選ぶほど、毎月余分にかかる費用も大きくなってしまいます。

そのため、郵便物をすぐに受け取る必要がなかったり、月額料金を少しでも抑えたい場合は、「月1転送プラン」「隔週転送プラン(2週間に1度)」を選ぶと良いでしょう。

DMMバーチャルオフィス

運営会社合同会社DMM.com
運営開始2021年
料金プラン年間7920円(月660円)
年間19800円(月2530円)
年間30360円(月3300円)
入会金や保証金入会金:5500円
保証金:5000円
住所エリア銀座
渋谷
横浜
→ほか名古屋、梅田、天神
住所貸し
法人登記◯(2530円のプランから)
郵便物転送◯(2530円のプランから)
電話転送or電話代行
会議室利用△(一部エリア)
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://virtualoffice.dmm.com/
DMMバーチャルオフィスの特徴

・東京の幅広いエリアに加えて、横浜、名古屋、大阪などの住所も利用できる
・メガバンクとも連携しており口座開設できる可能性がほかのバーチャルオフィスより高い
・料金やサービスが近いGMOオフィスサポートと比較すると入会金や保証金がネック

DMMバーチャルオフィスには大きく分けると3つのプランがあります。

「法人登記」「郵便転送」の2つの条件を満たすのは「ビジネスプラン」だけであり、どちらかが不要な場合は「ライトプラン」「ネットショップ支援プラン」のどちらかを利用すると良いでしょう。

また、「ビジネスプラン」以外は年間契約以外不可です。

「ビジネスプラン」は1か月単位での契約も可能ですが、年間払いに比べると月額料金が2倍以上になってしまうので、DMMバーチャルオフィスを使う場合は年間契約が前提になると考えてください。

また、いずれのプランも固定電話をセットで契約可能です。

ただし月額料金が跳ね上がってしまいますし、法人登記や郵便転送を含めてもそこまで毎月の料金を払うのであれば他のバーチャルオフィスを選んだほうが良いです。

DMMバーチャルオフィスを利用する場合、住所だけ利用したいなら「ネットショップ支援プラン」、法人登記だけしたいなら「ライトプラン」など比較的料金の安いプランを年間契約で利用すると良いでしょう。

レゾナンス(RESONANCE)

運営会社株式会社ゼニス
運営開始2016年
料金プラン年間11880円(月990円)
年間38280円(月3190円)
年間64680円(月5390円)
入会金や保証金5500円
住所エリア浜松町
恵比寿
新宿
銀座
青山
日本橋
渋谷
横浜
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーン3ヶ月無料キャンペーン
おすすめ度
公式サイトhttps://virtualoffice-resonance.jp/
レゾナンス(RESONANCE)の特徴

・法人登記&少しでも安い料金で済ませたい場合にはお得
・4つの銀行と連携しており、法人口座を開設できる可能性が高い
・月額料金3ヶ月無料キャンペーンなど割引が豊富

レゾナンスは毎月990円という格安プランでも、法人登記と週1の郵便転送を行ってくれるため、バーチャルオフィスの費用を少しでも抑えたい場合には有用です。

「バーチャルオフィス1」は月額880円とレゾナンスよりもさらに安いですが、バーチャルオフィス1は渋谷と広島に1つずつしかバーチャルオフィスを持っていないため、幅広いエリアに展開していて、かつ料金が抑えられていると言えます。

また、電話転送や電話秘書代行などバーチャルオフィスに求める内容に応じたプランも用意されています。

レゾナンスの注意点としては、格安プランだと年間契約しかできない事と、入会金と保証金合わせて初期費用が1万円を超えてしまい、比較的高い部類に入ってしまうことです。

もっとも、うち5,000円は保証金(デポジット)であり、賃貸住宅における敷金のようなものなので、少しでも入会時の費用を抑えたい!という状況でなければ、そこまで気にする必要はないでしょう。

レゾナンスはエリアの広さに加えて、「法人登記ができる」「週1郵便転送がある」とバーチャルオフィスにおける重要な要素を格安料金で満たしているので、非常におすすめできるサービスです。

Karigo

運営会社株式会社Karigo
運営開始2006年
料金プラン年間36000円(月3300円)
年間99600円(月8300円)
年間124800円(月10400円)
入会金や保証金5500円もしくは7300円
住所エリア渋谷
秋葉原
恵比寿
新宿
銀座
表参道
中野
浜松町
麻布
赤坂
代官山
日本橋
三軒茶屋
池袋
→ほか全国で展開
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://karigo.net/
Karigoの特徴

・東京だけでも数多くのエリアからバーチャルオフィスを選択できる
・2006年からバーチャルオフィスを提供しており信頼性がある
・最初に12ヶ月分の支払いなどの期間縛りがない

Karigoは3つのプランを備えたバーチャルオフィスであり、どのプランでも法人登記と郵便転送は可能です。

ただし、月額料金はバーチャルオフィスの中でも高めに設定されており、一番安い「ホワイトプラン」でも月額3,300円と、料金を少しでも抑えたい方にとっては負担が大きいかもしれません。

それに加えて、初期費用(入会金)も特別安いわけではないですし、他のバーチャルオフィスにはない独特なサービスを提供している訳でもありません。

2006年からバーチャルオフィス運営を行い、6万社以上が利用している安心感はありますが、他のバーチャルオフィスと比較した際に、料金やサービス内容において強みが感じられないのが正直なところです。

ユナイテッドオフィス

運営会社株式会社ユナイテッド・コンサルティング・ファーム
運営開始2005年
料金プラン年間27720円(月2310円)
入会金や保証金6600円
住所エリア青山
渋谷
表参道
日本橋
虎ノ門
新宿
池袋
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://united-office.com/
ユナイテッドオフィスの特徴

・2005年からバーチャルオフィスを提供しており信頼性が高い
・長期間の利用縛りがないので短期間だけ利用したい場合に向いている

ユナイテッドオフィスは「レンタルオフィス」「コワーキングスペース」などバーチャルオフィス以外にもレンタルスペースを中心とした事業を展開している企業です。

バーチャルオフィスは8つのエリアから選ぶことが可能であり、いずれも一等地の住所を利用できる他、いずれも「郵便転送」「法人登記」「貸会議室(別料金)」を利用できます。

また、エリア(建物)ごとに料金が記載されていますが、いずれも月額2,310円で共通です。

特にエリアによってはフリーラウンジが無料であり、急な来客があった際にもバーチャルオフィスを簡易的なオフィスとして、その場で打ち合わせをすることも可能です。

バーチャルオフィス1

運営会社株式会社バーチャルオフィス1
運営開始2022年
料金プラン年間10560円(月880円)
入会金や保証金5500円
住所エリア渋谷
広島
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://virtualoffice1.jp/
バーチャルオフィス1の特徴

・プランは1つだけ!シンプルで分かりやすい
・料金は格安の月額880円!法人登記も可能
・バーチャルオフィス展開は渋谷と広島の2箇所のみ

バーチャルオフィス1は渋谷と広島の合計2拠点にしか存在しません。

そのためエリアの選択肢は非常に狭いのですが料金の安さが抜群であり、月額料金880円という金額で、「法人登記」「郵便物の週1転送」という条件を満たしています。

また、郵便物が到着した際にはLINEにて到着した郵便物を知らせてくれるので、「この郵便物はすぐに受け取る必要がある」といった場合にはスポット転送(その場で郵便転送してもらう。別途550円)で対応してもらうことも可能です。

電話転送/電話代行のサービスなどは実施していませんが、「バーチャルオフィスとして最低限必要な機能」をシンプルにまとめたのがバーチャルオフィス1の強みと言えます。

METSオフィス

運営会社オリンピア興業株式会社
運営開始2012年
料金プラン2436円(月203円)
4956円(月413円)
26400円(月2200円)
35640円(月2970円)
※3ヶ月無料キャンペーン適用価格
入会金や保証金入会金3,300円
事務手数料550円
住所エリア新宿
日本橋
赤羽
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーン2024年3月31日まで
各プランの月額料金が3ヶ月分無料
おすすめ度
公式サイトhttps://vo-metsoffice.jp/
METSオフィスの特徴

・4つのプランから選択できるので、自分の用途や目的に合わせて料金を抑えられる
・一部のプランでは来客への対応も可能
・4プランあるが、法人登記できるのは一番高いプランのみ

METSオフィスは「最低限の機能だけほしい」場合に検討したいバーチャルオフィスです。

というのも、METSオフィスは全部で4プランあるのですが、一番高いプランでも1,000円を少し超える程度で、かなり費用が安い(裏を返せば人手が必要なサービスは実施できない)ためです。

実際、METSオフィスの4プランのなかで法人登記可能なのは一番上の「ビジネスプラス」プランのみ。

また、この記事で紹介している他のバーチャルオフィスでは週1転送してもらうことが可能ですが、METSオフィスの場合は最大でも月1回の転送しか実施してもらえません。

もっとも、月1回で良いのであればその1回の配送料は無料(多くのバーチャルオフィスでは郵送料は毎回自己負担)なので、それほど郵便転送を重視せず、かつ料金を抑えたい場合はMETSオフィスも十分選択肢に入ります。

Regus (リージャス)

運営会社日本リージャスホールディングス株式会社
歴史1998年からレンタルオフィス事業を提供
料金プラン
入会金や保証金
住所エリア丸の内
大手町
秋葉原
銀座
表参道
麻布
六本木
青山
赤坂
渋谷
恵比寿
原宿
新宿
池袋
→ほか全国で展開
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://www.regus-office.jp/
Regus (リージャス)の特徴

・日本全国でバーチャルオフィス、レンタルオフィス事業を展開しており信頼性が高い
・登記、郵便物や電話転送、さらにスペース間借りなど利用用途に応じて選択肢が豊富
・他のバーチャルオフィスと比較すると割高

Regus (リージャス)はオフィスのレンタルを全国規模で展開しています。

そのため信頼性、知名度、会社の体力ともに万全ですが、そのぶん料金はかなり高額に設定されており、仮に渋谷マークシティのバーチャルオフィスを借りる場合は最低でも月に33,000円かかります。(しかも2年契約が前提)

Regus (リージャス)のバーチャルオフィスはエリアによって料金設定が大きく違うので、住所にこだわらなければ安いエリアもありますが、それでも他のバーチャルオフィスと比較すれば遥かに高額です。

仮に33,000円を支払うとなると、地域によっては築古の格安物件を借りて登記するには十分な金額ですし、バーチャルオフィスとしてリージャスを利用するのはメリットを感じづらいです。

ワンストップビジネスセンター

運営会社日本リージャスホールディングス株式会社
歴史1998年からレンタルオフィス事業を提供
料金プラン
入会金や保証金
住所エリア丸の内
大手町
秋葉原
銀座
表参道
麻布
六本木
青山
赤坂
渋谷
恵比寿
原宿
新宿
池袋
→ほか全国で展開
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://www.regus-office.jp/
ワンストップビジネスセンター特徴

・日本全国でバーチャルオフィス、レンタルオフィス事業を展開しており信頼性が高い
・登記、郵便物や電話転送、さらにスペース間借りなど利用用途に応じて選択肢が豊富
・他のバーチャルオフィスと比較すると割高

ワンストップビジネスセンターは44拠点を持ち、20,000以上の企業が契約しているバーチャルオフィスです。

バーチャルオフィス利用審査を厳しく行っているため「悪評が立っている会社と同じ住所の企業」と見られる可能性も低いですし、ワンストップビジネスセンターを利用している時点で一定の信頼性は担保されるとも言えます。

ワンストップビジネスセンターは3プランを展開しています。

月額料金は一番安いプランでも5,280円と、決して安くはありません。

ただし、他のバーチャルオフィスと違う点として、100グラムまでの郵送物であれば無料で配送してもらえるため、郵便物が少ない場合は送料を最小限に抑えられます。

実際、他のバーチャルオフィスであれば週1配送のたびに郵送料を実費で支払う必要がありますが、郵便物の量やサイズ次第では、割安に使える可能性もあります。

アントレサロン

運営会社日本リージャスホールディングス株式会社
歴史1998年からレンタルオフィス事業を提供
料金プラン
入会金や保証金
住所エリア丸の内
大手町
秋葉原
銀座
表参道
麻布
六本木
青山
赤坂
渋谷
恵比寿
原宿
新宿
池袋
→ほか全国で展開
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://www.regus-office.jp/
アントレサロンの特徴

・日本全国でバーチャルオフィス、レンタルオフィス事業を展開しており信頼性が高い
・登記、郵便物や電話転送、さらにスペース間借りなど利用用途に応じて選択肢が豊富
・他のバーチャルオフィスと比較すると割高

アントレサロンは月額3,800円とバーチャルオフィスの中でも安い方ではありません。

それに加えて郵便転送はオプション(毎月2,000円)であり、「法人登記」「郵便転送あり」という条件を満たすだけで、月額料金は5,800円にもなってしまいます。

アントレサロンの公式サイトで紹介されている特徴も、他のバーチャルオフィスでも見かける特徴が多く、強いて言えば受付スタッフが常駐していることは珍しいかもしれません。

ただし、月額料金とサービスの内容を把握して、さらに他のバーチャルオフィスと比較して考えた時に、アントレサロンを積極的に選ぶ理由は薄く感じてしまいます。

ナレッジソサエティ

運営会社日本リージャスホールディングス株式会社
歴史1998年からレンタルオフィス事業を提供
料金プラン
入会金や保証金
住所エリア丸の内
大手町
秋葉原
銀座
表参道
麻布
六本木
青山
赤坂
渋谷
恵比寿
原宿
新宿
池袋
→ほか全国で展開
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://www.regus-office.jp/
ナレッジソサエティの特徴

・日本全国でバーチャルオフィス、レンタルオフィス事業を展開しており信頼性が高い
・登記、郵便物や電話転送、さらにスペース間借りなど利用用途に応じて選択肢が豊富
・他のバーチャルオフィスと比較すると割高

ナレッジソサエティの最大の特徴は「法人の銀行口座開設保証」があることです。

バーチャルオフィスは法人口座の開設が厳しいことがネックなのですが、ナレッジソサエティでは全面的に口座開設をバックアップしてもらえますし、仮に口座開設不可であればサービス利用料金を返金してもらえます。

法人口座の開設を最優先したい場合、毎月の料金の差などを差し置いても、ナレッジソサエティを選ぶだけの価値があります。

ただし、極論ですが「どんな怪しい業種・企業でも口座開設できる」わけではなく、バーチャルオフィスの利用申し込みの段階で、明らかに怪しい会社や個人は弾かれてしまう可能性が高いです。

ナレッジソサエティの利用審査に通過する=法人口座を開設できると考えて良い反面、審査落ちした場合は今の自分の業種、業績でバーチャルオフィスを利用しての口座開設は難しいと判断するリトマス紙にもなりそうです。

NAWABARI

運営会社日本リージャスホールディングス株式会社
歴史1998年からレンタルオフィス事業を提供
料金プラン
入会金や保証金
住所エリア目黒
住所貸し
法人登記
郵便物転送
電話転送or電話代行
会議室利用
割引やキャンペーンなし
おすすめ度
公式サイトhttps://www.regus-office.jp/
NAWABARIの特徴

・日本全国でバーチャルオフィス、レンタルオフィス事業を展開しており信頼性が高い
・登記、郵便物や電話転送、さらにスペース間借りなど利用用途に応じて選択肢が豊富
・他のバーチャルオフィスと比較すると割高

NAWABARIは東京の目黒のみで提供されているバーチャルオフィスです。

3つのプランに分かれており、「法人登記」「週1の郵便転送」「電話転送」まで含めて月額料金1,650円なので、電話転送を安く利用したい場合は選択肢に入ります。

ただし、NAWABARIはプランによって年間契約のみであったり、月契約だと料金が大きく上がる事もあります。

実際、月額料金1,650円の「ビジネスプラン」は年間契約をする場合の金額であり、1か月ごとに契約更新をする場合は毎月3,300円と2倍の価格となります。

そのため、「年間契約を前提として」「法人登記と週1の郵便転送が必要で」「さらに電話転送をしたい」といった条件で格安バーチャルオフィスを探している場合にNAWABARIはおすすめできます。

バーチャルオフィスを選ぶポイント

バーチャルオフィスを選ぶ際に見るべきポイント
  • 最低利用期間(月払い)の有無
  • 運営会社の信頼性
  • 入会金や保証金の有無
  • 登記の可否など諸条件

最低利用期間(月払い)の有無

各バーチャルオフィスには、一見すると最低利用期間の記載は少ないです。

しかし、多くのバーチャルオフィスの公式サイトで掲載されている「1ヶ月◯円」という料金は、実は1年間の料金をまとめて支払った場合の料金である事が多いです。

例えばレゾナンスというバーチャルオフィスであれば、「バーチャルオフィスコース郵便物週1回転送プラン」は1650円と紹介されていますが、これは年間契約した場合です。

半年契約であれば同じコースでも月額料金は2750円となり、毎月の支払いであれば3300円と料金がだいぶ変わりますし、実質的に最低利用期間が定められているバーチャルオフィスが多いです。

運営会社の信頼性

バーチャルオフィスは違法性は無いとは言え、「バーチャルオフィスを利用している法人や事業者である」事はマイナスに見られることが多いです。

「住所を公開できないような後ろ暗い事があるのではないか?」
「実態のない企業なのではないか?」

と思われてしまうからですね。

それに実務的な面でも、仮に利用しているバーチャルオフィスがサービスを一時停止してしまうと、例えば郵便物の転送が途絶える…といった事も発生します。

実は、僕が以前使っていた「バーチャルオフィス.jp(今はサービス終了済み)」は、途中からサービスがまともに提供されない事態になっていました。

2019年の7月あたりから郵便物が転送されてこなくなり、何度か問い合わせをした結果1ヵ月近くの放置プレイを食らった末に郵便物を送ってもらえたが、その後2020年04月08日現在まで郵便物が送られてこない。

info@office-jp.com宛にメールしても会員ページ内のお問い合わせフォームで問い合わせても何も返事が来ない。HP上から電話番号を消しているし、運営元の株式会社エーケイブランニングの会社概要ページからも電話番号が消されている。

Googleマップ

僕自身はその頃にはバーチャルオフィスは利用していなかったのですが、もし重要な郵便物が何ヶ月も受け取れない状態が続くとしたら…業務と自社の信頼性に大きくキズが付くのは間違いありません。

そのため、運営期間があまりにも短い場合や運営会社の規模が小さい場合などは、バーチャルオフィス.jpのように途中から機能停止するリスクがあることは把握しておきましょう。

入会金や保証金の有無

バーチャルオフィスは月額料金とは別に、入会金や保証金が必要な場合もあります。

例えば、以下のような金額です。

バーチャルオフィス初期費用
NAWABARI5500円
DMM バーチャルオフィス保証金5000円
入会金5500円
ワンストップビジネスセンター10780円

月額料金が安くても、初期費用が高額だと結果的に支払う金額は割高になります。

特に創業当初で少しでも出費を抑えるためにバーチャルオフィスを利用する場合、初回の出費は少しでも抑えたいはずです。

もちろん長期間バーチャルオフィスを利用するほど初期費用の影響は小さくなりますが、もし短期間だけバーチャルオフィスを利用予定だったり、少しでも序盤の費用を抑えたい場合は入会金や保証金にも注意しましょう。

登記の可否など諸条件

バーチャルオフィス選びにあたり、料金以上に大事なのが法人登記の可否などの諸条件です。

利用目的によって何が必要か変わりますが、例えば法人登記したいのに法人登記不可のプランに入ってしまうと、無駄に費用と手間をかけるだけになってしまいます。

住所貸しの利用範囲住所貸しといっても、単に自分の名刺や公式HPに住所を記載して良いだけなのか利用範囲が異なります
法人登記の可否バーチャルバーチャルは全て法人登記できるわけではなく、法人登記可能なサービスあるいはプランを選ぶ必要があります。
郵便転送の有無バーチャルバーチャルに届く書類を郵送してもらえるかどうか。頻度や手数料もバラバラなので注意。(特に税など公的機関からの書類が遅れると危険)
電話対応電話転送、または秘書として電話対応してくれます。
来客対応もしバーチャルオフィスに来客があった場合、自分の代わりに対応してもらえます。ただし費用は高額になることが多いです。
会議室の利用無料ではなく別途料金であることが多いですが、特別料金で一時的に会議室をレンタル可能です。
銀行口座の開設が必要か不要か銀行口座をこれから作る場合、バーチャルオフィスだと門前払いを受けることもあるので、銀行との提携の有無を確認しましょう。

以前までの自分の例
WEBライター業で起業。誰かに雇われているわけではなく、拠点を変えることが多かったが、その都度会社の住所変更(法人住所変更+代表住所変更で合計7万円かかる)の手間と費用が発生していた。

そのため、バーチャルオフィスを利用することで住所変更の手間を省いた。この場合、大事なのは、「月1くらいで郵便物を転送してくれること」「住所を貸してくれる事」「法人登記できること」であり、それ以外の条件は不要。

特に諸条件で大事なのは以下の2つです。

・法人登記の可否
・郵便物転送の頻度と追加料金

郵便物は重さや回数によって料金が変わったり、届いた郵便物を毎回写真で送ってくれたり、別料金で緊急発送してくれるオプションの有無などバーチャルオフィスによって様々です。

料金の安さは重視すべきですが、まずは自分の利用目的に合っているかを確認しましょう。

バーチャルオフィスのメリットとデメリット

バーチャルオフィスのメリットとデメリットを見ていきます。

バーチャルオフィスは「プライバシーを守れる」「費用を抑えられる」「都心1等地に住所を持つ信用を得られる」といった点が際立ったメリットです。

バーチャルオフィスを利用するメリット

・1等地の住所を格安料金で利用できる
・オフィス不要の仕事であれば事務所費用を節約できる
・自宅=職場になっている場合でも、自宅の住所を公開せずに済む
・自宅が登記不可の物件であっても、バーチャルオフィスを登記できる
・引越し等で登記を頻繁に変えている場合、バーチャルオフィスなら登記変更をしなくて済む
・会議室やコワーキングスペースなども格安あるいはセットで利用できるバーチャルオフィスもある

特に、費用負担を抑えられる点は強いです。

実際、個人で動画配信やネットショップを開いていたり、WEBライターやコンサルタントなど店舗が不要な業種であったりといった場合、わざわざオフィスを借りて事務所を作らずとも自宅で仕事ができます。

特にこういった業種の場合は副業で取り組んでいる方も多いでしょうし、自宅の住所を公開せずとも、最低限の登記住所や郵便物の転送機能さえあれば良い人にとっては無駄な出費を抑えられます。

バーチャルオフィスを利用するデメリット

・バーチャルオフィスでは法人登記できない業種がある
・顧客からバーチャルオフィスを利用している事が分かると信用に影響がある
・法人の口座開設の難易度が上がり、融資を受けるのはかなり難しくなる
・利用するバーチャルオフィスによっては、郵送などが正常に稼働しなくなるリスクがある

反対にデメリットは、やはり社会的な信用を得づらいことです。

個人規模でビジネスをする場合はそれほど影響はないのですが、法人として運営する場合は、バーチャルオフィスだと法人口座の解説に苦労する可能性が高いですし、融資となれば絶望的です。

また、東京の一等地の住所を使うことで信用を得られる反面、バーチャルオフィスだと顧客にバレてしまった時、信用を大きく損なう可能性が出てきます。

総じて個人規模でビジネスをする場合にはバーチャルオフィスのデメリットはそれほど大きくないのですが、法人化したり、銀行との付き合いを含めて長期的にビジネスをしていくほど不利に働く事も増えます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次