ザイアンス効果とは?恋愛とマーケティングの活用事例

ザイアンス効果は心理学テクニックの1つ。


単純接触効果とも呼ばれており、

回数を重ねるごとに好感度が上がること

を指しています。

特定の人に会う、特定の広告を何度も見かける、特定のモノを何度も見る。回数が増えるほど好感度が上がるのがザイアンス効果です。


このテクニックはマーケティングはもちろん、恋愛など多方面で使われています。今回はその詳細な事例も紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。


ザイアンス効果が逆効果になるパターン


人と会うほど好きになってもらえるんだ!

と理解してしまうのは間違い。単に接触が増えれば無条件で好感度が高くなるわけではなく、下記の2つの条件をクリアしないとプラス効果は働きません。

ザイアンス効果2つのポイント
1.相手にネガティブな感情を持たれていない
2.接触の際に相手にネガティブな感情を与えない

1. 相手にネガティブな感情を持たれていない


恋愛関係においては特にツラいことですが、いったん「嫌いな人」「不快な人」に分類されてしまうと、「普通の人」に戻る道のりは凄まじく険しいです。

学校や会社でのことを思い返してみてください。


あなたにも嫌いな人はいたと思います。

そして嫌いな人を最終的に好きになることはできたか?むしろ逆で、嫌いな人は会えば会うほど嫌いになるケースがほとんどなはずです。


坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。

なんて言葉がありますが、1度「嫌いな人」判定を受けると何をやってもマイナスにしかならないので、その場合接触回数を増やすのは火に油となります。

接触の際に相手にネガティブな感情を与えない


あなたの友人を1人思い浮かべてください。

もし彼(彼女)が、会うたびに「このクズ!」と罵倒してきたらどう思います?ザイアンス効果によって好感度が上がると思いますか?


マイナスな印象を積み重ねたところでマイナスになるだけ。

もちろん現実には相手を罵倒することはないですが、「一緒に過ごしたけど楽しくない」と思われるのもマイナスであり、接触が心地の良いものでないと意味はありません。


この人に会うといつも楽しませてもらえる

そう思われたらザイアンス効果は威力を発揮します。


ザイアンス効果の活用事例

ザイアンス効果の活用事例(日常編)


僕らが普段、ザイアンス効果の影響を受けているのはテレビCMです。

テレビを見ない人はネットの広告でも良いのですが、「最近良く見るな…」という広告があると思います。多くの場合、それらの企業に対してネガティブイメージは少ない。


例えば、ソフトバンクのCM

ずっと前から「お父さん犬」がCM出演し、ソフトバンク、少なくともあのCMシリーズに対してネガティブな感情を持っている人は少ないはずです。


他にもauの桃太郎シリーズ

ここ数年放映され続けているCMですね。「あっ、またauのいつものCMだ」と思うたびに実はザイアンス効果が働いていて、プラスの印象が強くなります。


もちろん、中にはこれらのCMが嫌いな人もいるでしょう。

ただ、ポジティブなイメージを抱いた人のほうが多いはずですし、だからこそ企業側も何度でも何度でも同じようなCMを大量に流すわけですね。

ザイアンス効果の活用事例(恋愛編)


恋愛においても非常に効果的なテクニックになります。

例えばデート。


デートと言うと休日を使って1日中、みたいなイメージが強いですが、ザイアンス効果の視点で考えれば接触時間より接触回数を増やすべき。

1日に10時間デートするより、1日3時間ほどのデートを3回に分けて繰り返したほうが、彼女からの好意は高まるということですね。


それに、単純に10時間も一緒に居たら後半ダレてきます。

どんなにお互い好意があろうと、1日中一緒にいたら後半ほど会話のネタも少なくなりますし、それなら一番楽しい最初の時間でスパッと切り上げるのがベスト。

結果的に、彼女に「次もまた会いたい」と思わせられます。


だからデートに誘うなら、

この前、イタリアンの美味しい店見つけたんだけど行かない?
(ここは彼女の興味を把握した上で)

くらいの軽い感じがいいです。


そもそも、お互いの関係性が薄い場合は、YESと言わせるハードルもありますし、時間を短縮することはYESを引き出す上でも理にかなっています。

極端な話、どんなに脈ナシな相手でも5分間の会話には応じてくれるわけですし、接触する時間が短ければ短いほどYESを引き出せる確率は上がります。


注意
接触回数を増やせばいいんだな!とメールやLINEを送りまくるのはNGです。相手が楽しいと思う接触なら良いのですが、不快だと思われると逆にマイナスが積み上がります。

それに、男性が必死になるほど女性は逃げますし(笑)

あと、仮に10回食事に行って何も起きなければ「お友達フォルダ」へ直行です。回数を意識するあまり「いいお友達」にならないようにしましょう。

ザイアンス効果の活用事例(マーケティング編)


僕の場合で言えば、メルマガやLINE@による発信でしょうか。

と言っても、本質は他のビジネスにも通じています。


メルマガやLINE@を毎日配信する=毎日接触すること。つまりザイアンス効果によって、読者さんからの好感度が1日ごとに上昇することになります。

だからいざ商品を販売!となった時に売れるわけですね。


ただし、これも内容が大事です。

例えば「今日はいい天気ですね~」とか送っても読者さんは特に楽しくないですし、むしろそんなメールが毎日届いたら確実にメール解除するでしょう。

・常に相手に役立つ情報を入れる
・相手の感情を動かす(喜び、悲しみ、怒りなど)
・たまにプレゼントを入れる


これらは絶対に意識すべきです。

特にプレゼントは「この人のメルマガやLINEに登録しておけば定期的にいいことがある」と思わせることができます。継続的に読ませるためにサプライズも大事なわけですね。


ただ、現実的に毎日メールやLINE@を出すのは難しいはずです。

それに、読者としても1日1通届いたら希少性もないし、どんなに内容が楽しくても全部の内容に目を通したいと思わないはずです。


そういう意味では、SNSがベストですね。

ツイッターであれば1日に何ツイートするのも珍しくないですし、文字数も140文字で労力も非常に少ない。

かつ、1日1つのツイートでも毎回読者に気づきを与えることができれば、ザイアンス効果が発揮されフォロワーの自分への好感度は上がっていきます。


ザイアンス効果を正しく活用する


ザイアンス効果の意味と事例を紹介してきました。

ただ、この手の心理学用語すべてに言えることですが、別に用語自体は覚えなくても構いません。大事なのはどうすれば人を動かせるかを覚えておくことです。

とりあえず、この3点を覚えてください。

・接触回数が増えるほど好感度を持つ
・もともと嫌われている場合は除く
・不快な接触を繰り返しても逆効果


あと、大事なのは学ぶだけでなく実践すること。

例えば、下記の記事は僕のブログの中で一番読まれているマーケティング技術の記事ですが、普段の生活で「あ、これは◯◯のテクニックだな」と気づいて応用が広がっていくことも多いです。

⇒フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイス【心理学マーケティング術】

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