「なぜ自分だけ、こんなに頑張ってもうまくいかないの?」
これ以上ないくらい仕事を頑張ってるのに、何をしても上手くいかない時が続く。むしろ努力するほど泥沼にハマって、まるで自分だけが天に見放されたような気分になりますよね。
決してサボってるわけじゃないのに…
むしろ、周囲の人よりよっぽど頑張ってるはずなのに!
僕も仕事でトヨタに勤めていた会社員時代や、起業後した後でも「なぜ、こんなに頑張ってるのに上手くいかないの!?」と思う時期が何度もありました。
何をやっても上手くいかない時期はどうするのが正解なのか?実は、何をやっても上手くいく時期は交互に来て、その波はある程度コントロール可能なこと。
僕の経験を交えてお話していきます。
目次
何をやってもうまくいかない根本的な理由
会社員時代、仕事でミスを連発して上司どころか同年代の同僚にも注意され…ああ、自分って存在価値ないなぁ…と思ってた時、Googleで「何をしてもうまくいかない」ともはや無意識で検索したことがありました。
ただ出てくるサイトを覗いてみると、
「上手くいくまで行動しましょう!」
「いつか上手くいくから、続けましょう!」
ともっと頑張ることを要求してきます。
…いやいや、頑張った結果が今の苦しみなんですよ!!!
結局、その時は努力&頑張って何とか乗り切ったのですが、また同じように何をやっても上手くいかない時期が出てきて、ある1つの結論に達しました。
そもそも「自分にはこれくらい出来て当然」なんて思ってる事がおこがましいんだなと。
人間って、最初から出来ないと思ってることに失敗しても悔しくありません。仮に僕が1年後の東大合格を目指して勉強したとして、不合格になってもたぶん悔しくありません。
失敗するのが当たり前だと思ってるからです。
反対に、悔しかったり自分に失望するのは「できる!」と思ったことが出来なかった時。
会社で仕事をミスして失敗し、自己嫌悪に陥ってしまってしまうのは「自分ならこれくらいできるはずだ!」という考えがあるからです。これが苦しくなる原因。
本来自分の能力では足りないことに挑戦するから、失敗するわけです。そして当たり前のごとく失敗が続き、「何をやってもうまくいかない」と苦しくなってしまいます。
能力不足なら他人の力を借りよう
ただ会社に行く以上、「できません」は許されないですよね。
もちろん僕も出来ないことをそのまま放置しろなんて思っていないし、大事なのは自分の能力を超える仕事をする時は、必ず誰かに手助けを求めるということです。
自分のスペックと、仕事ごとに必要なスペックを把握するところがスタートになります。
スマホで考えてみてください。
容量16GBのスマホに合計20GBのアプリを入れることはできないですよね。でも、仕事だからとムリヤリ強行するとパンクして大失敗を起こします。
自分1人では荷が重いと感じているなら、最初から誰かに手助けを求めること。4GBぶん他人に負担してもらうことで、なんとか仕事を成功させることが可能です。
もしくは、自分がめちゃくちゃ要領の悪いやり方をしてただけで、誰かに相談してみれば自分1人でも今まで出来なかった仕事ができるようになるかもしれません。
特に、「何をやってもうまくいかない…」と思ってる時は視野が狭くなってますからね。他人から見ればアッサリ問題の解決策が見つかる場合も多いです。
もちろん会社で仕事する以上、他人に迷惑をかけてはいけないのは事実。
でも、1人でキャパオーバーな仕事を引き受けて結局失敗されるくらいなら、他の人からしても素直に助けを求めてもらったほうが100倍マシです。
そして助けてもらいながらなんとか仕事をこなしていれば、上手くいかない事がちょっとだけ上手くいくようになってきます。その時、普通より遅い独り立ちをすれば結果オーライです。
他人に頼るのが苦手な人が多いのでは? コミュニケーションにそれほど自信があるわけではなく、何より他人の迷惑をかけるのが苦手…という人ほど苦しい状況に陥りやすいと考えています。 誰にも相談できないから1人で問題を抱え込んで、本来であれば1人でもクリアできるような問題までできなくなって…の悪循環。なのでプライドは粉々に砕いて捨てて頭を下げましょう。 もしくは、他人に迷惑をかけるのが苦しいのであれば、「上手くいったあと、3倍にして恩を返してあげる」と考えましょう。お互いに助け合うのは当たり前で、「借り=マイナス」と考えるのは負のループに陥りやすい条件です。
何をやってもうまくいかない時期とうまくいく時期
人生には良い時期もあれば悪い時期もあります。
そしてまだ30年しか生きていない僕が言っても説得力に欠けるかもしれませんし、オカルトだと言われるかもしれませんが人生には「天運」があると思ってます。
よく偉人とかの物語を見ると
「天が生かしてくれたのだ…私にはまだやるべきことが…」
みたいにカッコいいシーンがあったりするじゃないですか。
僕らの人生にも同じように”天運”が存在していて、自分の努力だけでどうしようもない問題もあれば、自分が大して努力しなくても解決する問題もある…とガチで思ってます。
オカルト話はちょっと…
と思ったかもしれませんが、「自分の努力次第で何もかも変えられる」と思って生きるのは間違いなく苦しいです。だって、失敗したら全部自分の努力不足ですよ?
僕自身、宗教は信仰してませんが、「神の思し召し」って言葉は好きです。
努力の成果を独り占めできずに神のおかげになってしまうのはシャクですが、そのぶん失敗した時には神様に責任を押し付ければいいんです。
人生はすべて自分でコントロールできるわけじゃない。と思っておくと、何をしてもうまくいかない時期でも気楽になるし、マジメな人ほど「責任を押し付けるための超常的な何かの存在」を用意しておくと良いです。
人生の波を限りなく理論的に説明してみる
いわゆる「何をやってもうまくいかない時期」の元凶は”人の話を聞かない””人を頼ろうとしない”といった要素であると考えています。
本当は自分1人で出来ることなんて知れているのに、1度成功したことによって(しかも忘れているだけで、その成功も自分だけによるものではないことが多い)、「自分は出来る!」と思ってしまう。
そして他人を頼らなくなったり、意見を聞き流すようになっていく。結果、徐々に独善的な手法や、過去の成功体験にしがみついたやり方が多くなり失敗する。
でも、「自分は1人でできる!」という思い込みがあるから、プライドを粉々に砕かれて他人に頭を下げるまで下り坂が続く…この繰り返しが「人生の波」です。
何をやってもうまくいかない時期にやるべきこと
何をやっても上手くいかない…と感じているなら、まずは今自分が抱えている問題は1人で解決できるものなのか考えてみましょう。
仕事でも、もしくは家庭など他の部分で問題が起きているときも同じですね。仮に過去に同じような仕事や課題をクリアしていたとして、本当にそれは1人でできたのかどうか?誰かの助けを借りただけではなかったか?
その場合、うまくいかないのは謎でもなく当然になります。
「自分はこれくらいなら1人でできる」という認識を今すぐ切り替えて、誰かに頭を下げて手伝ってもらうなり、相談するなりしましょう。
最初は勇気がいりますが、思い切って相談してみれば「なんだ、そんなことで悩んでたのか」みたいにサクッと解決するヒントをもらえることも多数。
そして誰かの手を借りてでも上手くいけば、落ち込んだ気分も戻ってきます。
すると、今まで1人でできなかったことも割とアッサリできるようになったりします。最初から人生の波があることは理解しつつ、どん底に向かっていると感じたら、人に頼るといいですね。
やってやりましょう!!
