【バリ島】ウブドの両替詐欺で12000円取り返した話【警察頼み】

はい、1万2000円(150万ルピア)詐欺られました。

約100枚もらえるお札を70枚だけもらって満足して帰った、という言葉にすればアホすぎる話ですが、体験すれば納得の手口の鮮やかさ!


ただ、警察に泣きついてお金は全額戻ってきました。

バリ島はウブドでもクタでも両替詐欺が多く、これは「気をつけろ」程度で済まない恐ろしいものだと心底理解できたので、お店や実際の手口を紹介します。

また、バリ島に限らず両替詐欺はどこでもあるので、どうすれば予防できるかの参考にして頂ければなと。


両替手数料詐欺の経緯


この日、バリ島の繁華街クタから山間の街ウブドへ移動しました。

ホテルが現金払いだったこともあり、4万円の両替が必要…ここで僕は4万円も両替するなら手数料を最小限に抑えたい!と思ってしまったのです。


バリ島ならセントラルクタという両替所がそこら中にある上に信頼性&レートの面で鉄板。

この日、ウブドでの円ルピアのレートはおよそ1円=122.7。多少の誤差はあれど、示し合わせたかのようにほとんどの店がこのレートでした。つまりこれがウブドの平均レートだったわけです。


そんななか、1円=123.25円の高レートを発見!

場所と外観はこちら。

※ZOOM DIGITALという店ではなく、その隣の店です。写真から名前が分からなかったので、とりあえず近くの店を基準にさせてもらいました。すまぬZOOM DIGITAL。


突出したレートは怪しいと知りながら、「0.5の差くらいなら有り得るか…」「詐欺でも不正させなきゃ大丈夫だろ」と考え両替所に入りました。

(クタだと詐欺店は0.5差どころか5とか10違って明らかに怪しいと分かるのですが、その感覚をウブドでも引きずってしまったのが敗因の1つですね)



まともな入り口もない台だけあるような両替所。

出てきたのはタトゥーをした兄ちゃん。


両替したい4万円を出すと

諭吉の番号が、◯◯になってる札はない?そしたら値段上げてあげるよ?

と聞いてきました。


その時点で何かおかしい。

おまけに、両替のお札が全部5万ルピア。日本で1000ドルを10万円に変えようとしたら、全部1000円札で出されるくらいの違和感です。


「怪しい…」


と思いつつ両替を始めてしまったし後に引けず。

それに両替詐欺だろうと、こっちがしっかりと数えれば詐欺なんて出来ないだろ?と謎の自信もありました。



怪しい挙動を全開ながらも、両替終了!

念の為、両替が終わったあと再度すぐに数えようと思いましたが、店にそんなスペースはなく、かといって道路脇で100枚ものお札を数えるのは怖いので、結局先延ばしに。

そしてホテルにチェックインしたあと(結局、チェックイン時はお金が不要だった)、「さて、念の為数えてみるか…」と数えてみて問題が発覚しました。



「もらった金額は493万ルピア」

「100万、200万、300万…」



あれ?343しかないぞ?

いやいや、さすがにお金抜かれるにしたって、150万ルピア(お札30枚)抜かれるほど僕もバカじゃないだろうと。



結果、僕はバカでした。

一応言い訳するとこれでも結構目を凝らしていたし、自分がお札を数えるときも相手が勝手に触らないか見たり、結構警戒してたと思うんです。

それでいて、1万2000円抜かれる大失態。「自分は大丈夫!」と思っているヤツは犯罪に巻き込まれるという、まさにお手本のようなザマになりました。


警察へ泣きつく


泣き寝入り…も考えたものの、勉強代とはいえさすがに1万2000円は大きい。

バリ島なら10~20日の食費です。


となると、取り返しに行くしかない。

「ゴラァ!金返せや!」

と1人で乗り込むことも妄想しましたが、実際には「あの…お金返してください…」が精一杯だと思うので却下。


そこで初手で警察に泣きつきました。

正直、海外の警察署ってテキトーに仕事するイメージだったので、最悪門前払いかなーと思っていた(その場合、買収するつもりでしたが)のですが、拍子抜けするくらい真剣に話を聞いてくれました。


「どうしたの?」
「いくらお金を損した?」
「どのお店だった?」

※僕の場合、お店の外観を事前にカメラで撮ったところ役立ちました。ただ、その時お店の名前が分かるように撮影すると良いです。
※あと、自分の想像以上にテンパって「あっ、あっ、あっ」としか言えなくなるので、言うことを整理してから警察署に駆け込みましょう。


そして、警察官同伴のもとバイクで両替所へ。

タトゥーの兄ちゃんは、すんなりお金を返してくれました。「しゃーねーなー、次から気をつけろよ」みたいな笑顔で。


あとは警察のおじさんがホテルまで送ってくれました。

ちなみに、両替所で取り戻してくれたあとにお礼として20万ルピア渡したのですが、ノーノーと言われ拒否されました。…なんて職務に真摯な警察官なんだ!!


…と思ってたら、ホテルの前でなかなか帰ろうとせず、もう1度20万ルピアを渡したら今度は満面の笑みで受け取っていきました。

なるほど、公衆の面前では警察官はお金もらえないと。


詐欺師はどうやってお金を抜いたのか?


繰り返しになりますが、僕は両替中それなりに警戒してました。

その上で両替金額の1/3を取られる大失態を犯したので、彼らがどのような手口でお金を抜いているのかを調べてみました。


どうやら、一番メジャーなのがお金を「落とす」方法らしいです。

お札の束を数えさせたあと、机でタンッタンッとお札を整える。これを机の端っこ(手前側)でやることで、そのうちの一部を自分の側に落とす。


わかりやすい動画があったのでどうぞ。マジで芸術です。



あと僕が今回聞かれた

「諭吉の下の番号が◯◯のやつはないか?」

みたいな質問も目的は同じだと思われます。お札をたくさん出させて、そのうちの一部を気付かれないように取っちゃうわけですね。



いずれにしても、彼らの手腕はまさにプロです。

ダテに多くの観光客を泣かしていないというか、マジシャンの領域に片足突っ込んでるので、「しっかり見とけば大丈夫」くらいの認識だと確実に勝負に負けるので注意です。


バリ島(ウブド)で両替詐欺にあった場合


ここからは、実際に両替詐欺にあった場合にやるべきことを紹介します。

まず、ウブドの警察署はここ。

名前:Polri Daerah Bali Resor Gianyar Sektor Ubud
住所:Jl. Raya Andong, Peliatan, Kec. Gianyar, Kabupaten Gianyar, Bali 80571
電話番号:(0361) 975316

そしてお店の名前、写真などを用意する(可能ならで良いです)

既に書いた通り詐欺にあった直後はテンパって言葉が上手く出てこないので、事前に言うべきことを整理することをオススメします。


あとは、警察の人が動いてくれるのを祈るのみ。

解決してくれたら、人に見えない形でこっそり謝礼をあげましょう。公衆の面前では受け取ってくれないので。

僕の場合は150万ルピア(12000円)取り返してもらったので20万ルピア渡しましたが、30万ルピア取り返してもらったとかであれば謝礼5万ルピアとかでも十分なはずです。

両替詐欺に合わないために


両替詐欺に遭わないポイントは3つです。
これだけは厳守!海外で両替する注意点
1.信頼できるお店を選ぶ
2.怪しい店で最初から全額突っ込まない
3.最後にもう1回数える!(重要)

1.信頼できるお店を選ぶ


なんと言っても、シンプルかつ重要なのはコレです。


ネットでオススメされている両替所や、ガイドブックでオススメされてる両替所を使いましょう。

例えばバリ島であれば「セントラルクタ」ですね。そこそこの高レート&高い安全性を両立している両替所が結局一番いいです。さらなる高レートを求めて冒険心を出すと僕みたいになります。


あと、今思えば安全な両替所って他にも利用者がいます。

利用者がいない=詐欺と考える必要はないですが、ある程度レートが良かったり、安全で人気のある店はそれなりに利用者がいるはず。


また、今回の僕の例のように「両替台だけあります!」みたいな店を避けること。普通の両替所はちゃんとドアがあって、どうやっても侵入できないレベルで防弾ガラスで区切られてます。

考えてみれば両替所って多額の紙幣があるプチ銀行みたいなものなのに、簡易的な台1つで「両替所です!」と言い張る店を信用するほうがおかしいですね。

2.怪しい店で最初から全額突っ込まない


ネットで調べた安心できる店とか、利用者が複数いる両替所なら一気に一気に5万とか両替しても問題ありません。


でも少しでも「怪しいな…」と感じたら、今回の僕のように4万ポイッと出すような事はせず、まずは1万円なり2万円だけ両替に出しましょう。

ちゃんと全額両替してもらえたら、残りのお金も両替に出せば良いですよね。


実際、僕も今回1万円だけ両替していたら、同じ1/3でも取られる金額は3000円程度で済んだことになります。

(それに、20枚程度なら両替完了後に数え直す余裕もあったでしょうし)


あと、複数人での旅行ならダブルチェック、トリプルチェック必須です。

一人旅だとどうしても確認に時間がかかってしまうのですが、人数がいれば両替後のチェックもカンタンですし。


3.最後にもう1回数える!(重要)


よく言われることですが、やっぱり重要です!


今回の僕であれば怪しいとは思いつつも、

・お札数えよう。でもスペースがないな
・おまけに、100枚近くあって数えるのも大変だし
・かといって道路でお金を出すのは怖い


といった要素が重なって両替直後にお金を数えませんでした。途中でお金を抜き取られても、その場でお金が足りない事が分かれば問題はすぐ解決したのに。

(あえて小額紙幣を使うのも、スペースがないのも全部詐欺師の計算通りとも言えますが)


ただ、僕も改めて学びました。

やっぱり、両替後に数え直すのって重要ですねと。


数える場所がなければ、床にお札を並べてでも数えるべきでした。カッコ悪いし、ジャマかもしれませんが大金を損するより遥かにマシです。


両替詐欺のお金は取り戻せる!


とりあえず、もし既にあなたが両替詐欺の被害に遭ったなら

お金を返し得てもらうことはできる

と知っておいてください。


証拠もないし、警察連れてきても水掛け論になりそうだし、そもそも警察が動いてくれるかどうか…と不安になりますが、少なくともバリ島の警察署は動いてくれました。

また、今被害を受けていない場合でも「海外の両替ほど恐ろしいものはない!」と覚えておいてもらうだけでもいいと思います。僕と同じ失敗はしないでくださいね(笑)

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