プロダクトライフサイクルとは?スマホの例から見る活用事例

プロダクト・ライフサイクルは商品の寿命のこと。

新しい商品やサービスが誕生し、どのように市場が成長し、どのように市場が衰退していくかを表してくれます。ビジネスへの参入or離脱のタイミングを知る上では特に重要ですね。


導入期
成長期
成熟期
衰退期


今、自分のビジネスがどの段階にいるのか知ることで今後の展開を予想できるし、反対に「いつまでもこの売上が続く」と考えるとあとあと失敗する可能性が非常に高いです。

プロダクト・ライフサイクル理論の活用方法を見ていきましょう。


プロダクト・ライフサイクル理論の活用方法


プロダクト・ライフサイクルを活用するメリットは2つです。

・参入と撤退の時期を見極められる
・段階に応じた戦略に変更できる



例えば、今あなたが広告費をかけるほど赤字になる泥沼にハマっている場合、すでに衰退期に入っている商品を一生懸命売ろうとしている状況かもしれません。

また、今は順調に行っているように見えるサービスも、あと数年後には衰退期に入って利益が出なくなるかもしれない…けど、プロダクト・ライフサイクルを把握することで自分のビジネスの未来が予想できるわけです。


何より、この理論はすべてのビジネスに共通します。

いくら努力した所で、戦略的に間違っていたら利益は出ません。プロダクト・ライフサイクルを理解しておくと、最小限の損失で、最大の利益を得やすくなります。

参入と撤退の時期を見極められる


プロダクトライフサイクルの特徴は「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの期間が同じであること。

導入期が3年なら成長期も成熟期もそれぞれ3年。つまり、商品が市場に現れてから12年後には市場からほとんど姿を消すことを意味しています。


これは、どんな商品でもです。

昔からあるピアノのような商品から、ネット時代のガジェットまで。だから、商品がサイクルのどの段階にいるのか把握できれば、泥舟からいち早く脱出できるわけです。

段階に応じた戦略に変更できる


4つの段階それぞれで、戦略が変わります。

成長期なら他との比較はあまり重要ではなく「出せば売れる」状況。なので100%の完璧な商品を作り上げるより、スピード感を持って商品を市場に出すほうが売上につながります。

一方、衰退期となると新規顧客の獲得が難しくなり、リピーターを抱えている企業が勝ちます。反対に言うと衰退期でリピーターを抱えていないなら、市場から撤退したほうが良いわけです。


プロダクトライフサイクルの4つの段階

導入期


新しい商品やサービスが始まったばかりの時期。

商品が世間に知られておらず、まずは認知してもらうことが必要。さらにそこからメリットや必要性を伝えなければならず、広告費がかかる割には実入りの少ない段階です。


導入期は、赤字覚悟の時期。

体力のある企業でないと参入は難しいです。

スマホにおける導入期

アップルがアイフォンを発売したのは2007年

アイフォンの場合、すでにアップルのブランド力があったこともあり比較的売れ行きは好調でしたが、それでも多くの広告費をかけられる体力があったから耐えられた側面があります。

成長期


商品が認知されはじめ、一気に伸びていく時期です。

1年間で売上が2倍!なんて事も珍しくなく、もっとも儲かる時期です。理想は、成長期の序盤に参入して成熟期の後半に事業を売却してしまうことですね。

商品を出せば売れ、広告を出せば利益になります。なのでノロノロとビジネスをするのではなく「成長期で稼ぎきってやる!」くらいのつもりで取り組んだほうが大きな利益になります。

アイフォンの成長期

アイフォンって4もしくは5くらいから多くの人が持ち始めましたよね。実際、アイフォン3とかってあまり印象に残っていないはずです。

2011年くらいからアイフォンの成長期が始まり、そこから2015年くらいまでが「出せば売れる」時期でした。それに、この頃はAndroidスマホは微妙なものばかりでアイフォン一択だったからなおさらですね。

成熟期


商品が認知され、購入するユーザーもかなり増えた段階。

成熟期に入ると極端なユーザー増加は見込めなくなります。成長期と違って「モノさえあれば売れる」時代ではなくなり、競合商品との違いを打ち出していかないと埋もれてしまいます。


理想は、この段階で事業を売却して撤退すること。

また、導入期~成長期、成熟期~衰退期の長さはイコールとされています。市場が横ばいになってきたら、商品にもよりますが今後衰退が近づいていると察知できるようになります。

アイフォンの成熟期

アイフォンの販売台数は、2015年が最高値になっています。

2016年は減少、そこからは17年、18年とほぼ横ばい。つまり2016年からスマートフォンの市場は成熟期に入り、ここからは極端な販売台数の増加が起きることはなくなります。

2007年にアイフォンが発売されて2015年までが導入期~成長期と考えれば、2023年頃にはアイフォンというブランドは消滅する(もしくは、まったく新しい形に進化する)と予想できます。

衰退期


広告費をかけてもお客さんが集まらない。

爆発的ヒットも怒らないので、新商品を乱発する。

場合によっては、商品を売れば売るほど赤字になる時期です。

今まで上手くいっていたビジネスを捨てるには勇気がいりますが、衰退期には本当に一部の企業しか生き残ることができないので、早めに撤退したほうがキズが浅く済むことが多いです。

アイフォンの衰退期

2018年には、アイフォン10(XRとか)が発売されました。

ですが、ここに来てアップルはアイフォンの売上を非公開に。売れまくってたら非公開にする理由はないので、今までのシリーズよりも販売台数が大きく落ちた可能性が高いです。



プロダクト・ライフサイクルを活用しよう


もう1度繰り返しますが、

・市場への参入と撤退のタイミングを判断する
・サイクルの段階によって戦略を変えられる


これがプロダクトライフサイクルを活用するメリットです。


仮に、今スマホ関連アクセサリを作っているとする。

でも、2023年(ピッタリじゃなくても、それに近い時期)にスマホの商品寿命が終わるとしたら、スマホアクセサリを作り続けたところで利益は全くでなくなります。

そして、利益が出なくなった頃に「何か新しいビジネスを始めないと…!」なんて焦って行動したら、99%失敗します。利益が出ている余裕のあるときにこそ、新しいビジネスの芽を出し始めないといけません。


どんなビジネスも、永遠に続くことはありえません。

これは僕が今やっているアフィリエイトも同じだと思っています。というより、ネット関連の商品やサービスほど寿命は短いし、上手くいっている時に次の手を考える必要があります。

プロダクトライフサイクルで、今の自分のビジネスを分析してみてください。



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