ブログは最低、1記事1000文字以上書きましょう!
…と言われて1000文字を目指すも、500文字くらいが精一杯。何を書けば良いのか分からず、1記事書くだけで1時間、2時間と経ってしまう。僕も、以前はブログで長文を書くのが苦手でした。
でも、この記事を見てもらえば1000文字くらい楽勝です。
ついでに言うと「そもそも、文字数は結果であって目的ではない」と分かってもらえると思いますし、この思考を切り替えるだけでブログのアクセス数はまったく違ってきます。
ブログで1000文字すら書けない人へ。長文をスラスラ書くコツと、なぜあなたが苦戦しているのか?その根本的な原因をお話します。
目次
文字数を書けない人はコミュ障になっている
僕、コミュ障なんです。
いきなり何言ってるんだという話ではありますが、コミュ障をコミュ障たらしめているものは、1つ1つの会話を深掘りできない点にあります。
例えば友人が
「この前ハワイ行ってきたんだー」
と会話のパスを投げてきたら
「へぇ…」
とパスを投げ返さずに会話が終わってしまう。
コミュ強ならここから「ハワイどうだった?」「何が美味しかった?」「海キレイだった?」みたいに話を広げるわけです。
でも、コミュ障って1つの話題を掘り下げることができないから、話題の消費スピードが早く、最終的にはしゃべることが何もなくなってしまう。
もちろん、これは極端な例です。
ただ、問題なのは実際のコミュニケーションではなくブログとなると、まさに同じことをやっている人が大勢いる事実。おまけに、本人はまったく気づいていないからタチが悪い。
ブログで文字数が書けない人は、まさにこれが原因です。情報の掘り下げについて、さらに具体例を見ていきましょう。
ブログでも実際の会話をイメージしよう
文字数が書けない問題を考える時、現実のコミュニケーションを想像してみましょう。
仮にあなたの友人が
「地元県(あなたの)の観光スポットを教えてくれないか?」
と相談してきたとします。
何と回答しますか?
自分が普段会っている友人に同じ質問をされたら、どのように返事をするか?どのような回答をすれば相手は喜んでくれるだろうか?ちょっと考えてみてください。
もちろん明確な正解はありませんが、返事の仕方によって0点、1点、2点、3点の4つに分類されます。愛知県が地元の僕の例をもとに紹介していきますね。
0点:回答しない。的外れ。
「えっ、そんなの知らないけど…」
「愛知来るなら別の県を観光したほうがいいよw」
もっとも最悪な答えです。
僕を愛知県出身だと知っていて、その上で観光スポットを聞いてきたのに、何1つ答えとなる情報を返せていない。
すると「ああ、コイツに聞いてもどうせ良い答えは返ってこないな」と頼られなくなります。ブログで言えば、即ページを閉じて他のブログを探すのと同じですね。
さらに今後も同じブログが出てきたら中身も見ずにブラウザバックされます。
1点:最低限の回答
「愛知県の観光なら、名古屋城と名古屋港水族館がいいですよ!」
「飲食店なら矢場とんや、山ちゃんがオススメですよ!」
さっきの回答に比べれば遥かにマシですね。
でも、「名古屋港水族館がいいですよ!」と言われても、名前だけ聞いて「そっか、行ってみるよ!」って思いますか?
結局、友人は僕と話したあとスマホを取り出して、「名古屋港水族館 おすすめ」とかで自分で検索するわけです。手間をかけさせてしまっているわけですね。
リアルの会話は時間制限もあるし、一方的に話すわけにはいきません。
でも、ブログの場合は相手の悩みを完璧に解決してあげる記事を用意する必要があるし、他の情報を調べにブラウザバックされた時点で”負け”だと思ってください。
2点:詳細な回答
「名古屋港水族館がオススメです!珍しいベルーガとシャチが見られますよ!」
「矢場とん、っていうとんかつの店がいいですよ!1人2000円もあれば十分です」
相手の質問への回答としては満点です。
オススメの観光スポットを知りたい!という需要を完全に満たしているし、友人は「やっぱり聞いてよかった!」と思ってくれるでしょう。
ただ、これでも聞かれた事を答えただけ。
本当の満点を取るためには、相手の需要の先読みが必要です。
3点:詳細な回答+潜在的な需要を満たす
「名古屋走りと言って、交通マナー悪いので注意してくださいね!」
「名古屋はモーニング(朝食)が有名なので、食べてみてくださいね!」
まずは、2点の項目で紹介したような観光スポット情報に回答する。
その上で、名古屋を観光する際に知っておくと役立つ情報、知らないと困る情報などをプラスしましょう。これが理想的な回答になります。
別に愛知県の交通マナーの話なんて友人は聞いていません。
でも、愛知県の観光スポットを聞いてくる時点で、友人が近々名古屋に来る予定があるのは間違いないわけです。それなら、名古屋の他の情報も補足したらさらに喜ばれますよね。
直接的に質問しているわけではないけど、相手が潜在的に求めている情報も加えてあげるのが、理想的な返答となります。
文字数が書けない人は0点、1点レベル
ブログの文字数が書けない人は、掘り下げが出来ていません。
おそらく、実際の会話で友人に「観光スポット教えて?」と言われたら、大半の人が1点(スポット名など最低限の情報)、2点(スポット名の詳細)まで答えられるはずです。
でも、ブログになった途端に0点1点レベル(スポット名を答えて終わりが精一杯)になってしまう。
ブログだって、「愛知 観光スポット おすすめ」で検索されるとしたら、質問内容はまったく同じわけです。現実と同じように答えれば良いのに、それが出来ないわけですね。
- 検索=質問だと理解できていない
- どんな人が検索しているのかイメージできていない
友人に「愛知県の観光スポット教えて?」と直接聞かれたら、「ああ、愛知県に観光に行くんだな」と予想できる。
でも、「愛知 観光スポット おすすめ」で検索された時、「このキーワードで検索してくる人は、もうすぐ愛知県に行く予定があるんだな」と考えられない。そもそも、検索が質問だとイメージできていない。
だから最低限、スポット名を答えて終わりになってしまう。もしくは、詳細まではブログで語れても、潜在的な需要を満たすような文章が書けない。
1000文字すら書けない人の原因がここにあります。
あなたは人と会話する時は話を多少なりとも掘り下げられるはずです。つまりブログでそれが出来ないのは能力不足ではなく、会話とブログをまったく別物だと考えてしまっているから。
どちらも、相手から相談を受けて回答すると考えれば、自然に文字数は増えていくし、ブログで1000文字すら書けない!と悩むこともなくなります。
文字数は目的ではなく結果
ブログの記事は人との会話と同じ。
検索はすべて質問であり、相手の悩みを解決するために回答を探せば、自然と文字数は増えていく…そうお話しました。つまり本当は、文字数を気にすること自体オカシイと言えます。
友人におすすめ観光スポットを聞かれて
「ごめん、その質問には1000文字までしか回答できないわ」
なんて言いますか?
あくまで相手の悩み(観光スポットを知りたい)を解決してあげるのが目的。その悩みを解決するための情報をすべて伝えた結果が文字数です。
この記事ではブログを1000文字書けない人へのアドバイスをしていますが、「そもそも1000文字書けばOKではない」と理解しておく必要があります。
文字数を気にしているうちは稼げない。このブログの本質を把握できていない場合、下記の記事を読んでみてください。
【ブログ文字数】1記事は何文字以上書けばいい?この質問をするうちは稼げない
文字数は1000文字を超えなくてもいい 相手の悩みを解決する。これが目的で、文字数は結果である。 だから例えば、「アイフォン8 言語 設定」というキーワードで記事を書く場合、操作手順だけ書けば十分。アイフォン8の便利機能は~、なんて情報は不要なわけです。 このキーワードでは1記事1000文字にも満たないでしょう。でも、不要な情報を増やしても意味はないし、悩みさえ解決できていれば1000文字以下だろうと問題はありません。
相手をイメージして話を掘り下げる
ブログの文字数が1000文字書けない人は、検索=質問という意識がない。
友人に質問されれば詳しく回答できるけど、ブログだと相手が何を質問しているのか明確になっていないから、書くべきことが見つからず、掘り下げもできない。
これが長文が苦手な人の根本的な問題です。
だから、ブログの記事を書くときには必ず「このキーワードで検索してくる人は、何を知りたいのかな?」と考えること。
ここを明確にすれば情報量は自然に増えていくし、大半の記事では1000文字どころか2000文字3000文字と超えるようになります。(もちろん、何度もお話しているように文字数は目的ではなく結果です)
そして、読者の悩みにバッチリ回答できている記事ならGoogleの検索順位も自然に上がる。
誰に向けて、何を伝えるために記事を書くのか?なんとなく記事を書き始めるのではなく、最初に着地点を決めてから記事を書けば1000文字くらいすぐに書けるようになります。
