フリーランスって実際どうなの?独立7年目の本音と、なってよかった理由

フリーランスって、実際のところどうなの?


こんな質問をされたら、僕は1つの迷いもなく

フリーランスになってよかった

と断言します。


ただし、フリーランスは素晴らしい!みたいに書いているブログのように、メリットばかりではないし、独立して何年もするとデメリットも目についてきました。

お金の面、時間の面、人間関係の面…


いずれもフリーランスになれば解決する、なんてよく言われますが、実際にはフリーランス生活って予想以上に苦労します。

それでも僕が独立して7年以上フリーランスを続けているのは、デメリットを補って余りあるメリットを感じられるから。会社員に戻りたいとは絶対に思いません。


僕がフリーランスとして独立して感じた本音。

その上で、なってよかった理由をお話しますね。


フリーランスとして活動した本音

“稼ぐ”より”稼ぎ続ける”は10倍難しい


お金を稼ぐのはカンタンです。

…努力しているのに結果が出ない人にはすごく申し訳ないのですが、月50万円とか、100万円とか収益を生み出すのは決して難しくありません。


本当に難しいのは、稼ぎ続けること。

アフィリエイターでも、月100万円どころか数百万円レベルで稼いでいたのに、1つの手法がダメになった結果、いつの間にかまったく稼げてなくなってしまうケースがあります。

月100万→10万円くらいならザラです。


特に、フリーランスの武器であるWebは動きが早い。

世界がネットで繋がる以前は、1つのビジネスは数十年~何百年と続くのが当たり前だったし、企業の寿命も長かった。だから日本でも終身雇用なんて特異的な精度が成立していたわけです。


でも、今は時代の流れがまったく違う。

どんなノウハウ、どんな手法もネットを通じて世界中に一斉に拡散されるし、一瞬でライバルが増えていきます。また、あらゆるサービスの寿命が短くなっているので、”○○の専門家”という立ち位置をずっと続けられなくなるわけです。

(インスタグラムを使った集客!みたいなポジションで企業コンサルをするとして、一時的には需要があると思いますが、これが一生食べていけるビジネスになるか?と言えば違うわけですね)


フリーランスとして稼ぐのは簡単である。

けど、稼ぎ続けるのは決してラクじゃない。

フリーランスなら、この覚悟は絶対に持っておきたいですね。

ビックリするほど信用がない


フリーランスは、社会的信用がまったくありません。

審査、という言葉はフリーランスの天敵です。


賃貸、クレジットカード、銀行…審査が必要になるあらゆる場面で、フリーランスはまったく信用がないので、サラリーマンに比べてかなり苦労します。

これは法人化(会社を作る)すれば良い話でもなく、法人だろうと信用はありません。起業から何年も黒字を積み重ねて、やっと最低限の信頼を確保できる程度です。


僕も、審査落ちは何度も経験しています。

家賃6万円くらいの賃貸に2件連続で審査落ちしたり、JCBのノーマルランクなクレジットカードを申し込んだら、普通に審査落ちしたり…(あくまで物件やカードブランドにもよります)


それから、ローンも組みづらい。

アフィリエイターであれば借り入れする機会は滅多にありませんが、それでもビジネスを最大効率で回すには選択肢として持っておくべきですし、いくら成果を出しても住宅をローンなしで購入できる人は少ないでしょう。

そういう時、フリーランスの肩書きは足を引っ張ります。


フリーランスになる=社会的信用が地に落ちること。

もちろん、「審査に落ちることもある」くらいなので行き詰まることはないし、カードにしても賃貸にしてもサラリーマンのうちに申し込みを済ませれば、このデメリットを感じる機会はほとんどありません。

サラリーマンの間は”会社の看板”の威力を理解していないものですが、自分1人で生きるということは、予想以上に社会からの逆風が吹くと覚えておいてください。

自己コントロールしないと生活がボロボロに


フリーランスは、すごく自由です。

朝は何時まで寝坊しても良いし、カフェで仕事しても良いし、ひらすら家から出なくてもサラリーマンの何倍もの収入を得られます。だからこそ、自己コントロールしないと生活が完全に崩壊します。


分かりやすいのは、生活リズム。

僕は根っからの朝方人間なので、フリーランスになって何年経っても生活リズムは変わっていません。でも、昼夜逆転して健康に悪そうな生活を送っているフリーランスは結構な数います。


それから、体重の増加。

僕はまさにこの問題を絶賛解決中ですが、家から一歩も出なくても仕事が成立するアフィリエイターは、何も意識せず今まで通り生活していると確実に太ります。

僕も、一時期は会社員時代より20キロ重くなりました。自己コントロールしないと、あっという間に変わり果てた姿になってしまうわけです。


そして、よく言われることですがモチベーションの問題。

上司もいないし、仕事しなくても怒られない代わりに、仕事をしなければ収益は下がる。やる気に関係なく仕事を続けないと、生活できなくなります。

モチベーションも自分でコントロールしなければフリーランス生活は続けられないし、「自分を律する」ことが会社員時代よりもはるかに重要になります。


意外と、人間関係はなくならない


フリーランス=人間関係に縛られない。

こんなイメージがあると思います。


ただ、実際にフリーランスとして活動してみて気づいたのですが、人間関係って割と無くならないです。

アフィリエイターのように、仕組み的にはネットだけで完結できて、誰とも言葉を交わす必要すらない仕事でも、人間関係を完全に断ち切れません。


例えば、アフィリエイターでもこんな交流関係が必要です。

・税理士や資産防衛のための人との付き合い
・同業の、情報交換するための仲間
・ASPやGoogleの担当者
・(人による)自分のサービスを受ける顧客

仕組み的には誰と話すこともなく稼げるのがアフィリエイト。

けど、本当にたった1人で稼ぎ続けている人を僕は聞いたこともないし、どんなビジネスだろうと効率的に進めるためには、必ず人間関係は必要になります。


もちろん、会社員時代と違って人間関係ははるかにラクです。

サラリーマンは閉じたコミュニティで、お互いに嫌われないように努力します。でも、フリーランスなら「○○さんに嫌われたら終わり!」とはならないし、ストレス的にもまったく違ってきます。


だから、人間関係が苦痛でしかなかった僕ですら、フリーランスでの人間関係はまったく苦になりません。

それでも、フリーランスとして生きていく以上。というより、人として生きていく以上、一切の人間関係を断てるとは考えないほうが良いですね。

月収100万円は、予想以上に夢がない


月収100万円あれば、なんでもできる気がしませんか?

会社員であれば、今の給料の2~3倍に相当する人が多いかと思いますが、単純に使えるお金が倍になるとしたら、今の自分の生活レベルなら十分すぎる…とうとう、僕も月収100万円を突破しました。


でも、100万円って意外にありがたみがない。

日本が世界に誇る、税金のおかげで。


仮に年600万円の人と年収1000万円の人がいるとして、額面は400万円の差があるわけですが、税金を引くと手取りは250万円分くらいしか変わらなかったりします。

おまけに、アフィリエイトのような経費が極端に少ないビジネスだろうと経費は必要。すると年収1000万円くらいだと、サラリーマンと劇的なまでの収入の差は存在しないことになります。

これが年収1000万円の実態です。



だから、税金を考えると月収100万円でも小金持ちになるのが精一杯。

もちろん、フリーランスは努力次第で収入が青天井なので、月収100万円なんて軽々突き抜けてしまえば、税金を引かれても十分な金額が手元に残ります。

フリーランスとして独立するなら、月収100万円で満足するのではなく、突き抜けて”稼げる時に稼ぐ”姿勢が大事ですね。

自由な代わりに、何もかも自己責任


自由の反対は、責任です。

フリーランスになればあらゆる束縛から解放されて自由になるし、旅をしながら生きるような、常識はずれな人生を送ることだってできます。


けど、自由だからこそあなたの人生を誰も保証してくれません。

「○○をやっていれば稼げる」

なんてのは甘い考えでしかなくて、この先自分がずっと稼ぎ続けていこうと思ったら、常にスキルを磨き、頭を回転させ、手を動かし続けなければいけません。


サラリーマンなら最終的な責任は会社にあります。

ミスしても許されるし、自分自身でアイデアを出さなくても、経営陣の判断に従えば生活が保証される。他人任せでも生活できたわけです。


でも、フリーランスはそうはいきません。

何もかも自分で考え、行動に移さなければいけないし、仮にその対価がゼロ円であっても、甘んじて受け入れる必要があります。


サラリーマンとフリーランスは考え方がまったく違います。

自己責任、なんて言うとありきたりな言葉に聞こえますが、わざわざこの場で改めて伝える必要があるほど重要です。こればかりは、実際に体験してみないと分からない部分でもありますけどね。


それでも、フリーランス生活は素晴らしい


ここまでのフリーランス生活の本音を見れば分かるように、世間で言われているほどフリーランスはバラ色な生き方ではありません。


会社に縛られない生活!

旅をしながら自由に生きる!

お金に困らない人生!



これは決して間違いではありませんが、フリーランスは手放しでベタ褒めできるようなものではない。デメリットもあるし、サラリーマンとして生きる方が合っている人もいるでしょう。



ただその上で、僕はフリーランスになって正解でした。

収入はサラリーマンと違って安定しないし、福利厚生も保証もないし、税金はアホみたいに持っていかれるし…そんな負の面を知ってなお、フリーランスは素晴らしい生き方だと断言できます。



だって、時間にも場所にも縛られないんですよ?

・1ヶ月くらい海外に滞在してもいい。
・日本だろうと海外だろうと、どこに住んでもいい。
・会社を作り、多額の税金を収め、良くも悪くも人とは違う経験ができる。
・「この人に嫌われたら終わり」という人間関係は存在しない。
・努力次第で、自分の人生のステージをどこまでも上げられる


いちばんは、人生のあらゆる場面を自分で選択できる点です。

「やらなかった」と「やれなかった」は全く違うし、サラリーマンとフリーランスがもっとも違うのは、人生において自分で選択できる場面が圧倒的に増えること。


僕は、フリーランスになったことを全く後悔していません。

今後、自分が死ぬまでずっと稼ぎ続けるのはもちろん大変だし、時にはかなりヤバい状況になるかもしれません。でもそれは会社員も同じだし、それなら何もかも自分で選べる生き方を選びます。


誰もがフリーランスになる時代へ


2019年、トヨタの社長が終身雇用の終わりを発表しました。

僕のブログでも大きく取り上げました。

終身雇用の終わりは会社員のチャンス!日本人の仕事はこれからどうなる?


この記事を見てもらえば分かるのですが、終身雇用が崩壊したら必然的に競争が生まれます。

あなたが会社員だろうとフリーランスだろうと、スキルを持っている人が優遇され、売るものが自分の時間しかない人は安く買い叩かれます。


だから、あなたがサラリーマンを続けるとしても、今までのように会社からの給料に依存するのはあまりにも危険です。

あくまで、自分の時間やスキルを会社に”一時的に貸している”だけで、それ以外の収入源も確保していかなければいけない。

そういう意味では今後すべての日本人はフリーランスと言えるし、「雇われていればお金がもらえる」という考えから抜け出せない人から、下に落ちていくと言えますね。


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