僕は、バリバリの精神論者です。
失敗する原因は気合や根性が足りないからだと思っているし、仮に僕がサラリーマンを続けて出世したら、間違いなくパワハラ上司になっていた自信があります。
それに、仕事やスポーツでいまだ精神論が幅を効かせているのは、多少なりともそこに心理が含まれているからだと思うわけです。
ただ、そんな僕だから
【精神論=逃げ】
だと断言できます。
別に会社で精神論を展開しているブラック上司を叩くつもりはありません。
むしろ「自分のやる気やモチベーションが足りていないから成果が出ていない」と自己嫌悪している人ほど、自分自身を精神論で追い詰めていると気づいて頂ければと思います。
目次
精神論は逃げである
仕事に人一倍打ち込んで、それでも結果が出ない….そんな経験はありませんか?
そして周囲の人を見て
「この人達は自分より努力しているに違いない。まだ努力が足りないんだ!」
と考えてしまう。
そして上司や友人に「気合で頑張ります!」と宣言するわけですが、この時点で精神論に”逃げて”しまっているわけです。
実際、
「気合いで頑張る」
というのは、
「具体的な解決策はないけど、なんとかする」
と言っているようなものです。
記事の最初にお話したように、僕は気合いも大事だと思っています。
けど、はじめから精神論(ソフト面)に頼るのではなく、まずは仕組み(ハード面)を極限まで改善したほうが、はるかに効率アップすると思いませんか?
集中力だとか。
やる気だとか。
モチベーションだとか。
そんな不確定な要素に最初から頼るのはオカルトみたいなもので、まずは仕事を少しでも効率的に終わらせるための手順、戦術を考えるべきです。
「気持ちさえ変われば、自分はこんな仕事くらいできるんだ!」
この思い込みこそが、精神論だと気づかなければいけません。
やる気がない日でも、集中できない日でも、必ず仕事を終わらせられる仕組みを作る。これこそが精神論に頼る前に本当にやるべきことです。
精神論は大事ですが、かといって仕組み(ハード面)を放置するための、思考停止の言い訳にしてはいけないわけですね。
日本人は精神論が大好き
精神論、と言われてパッと思いつくのは旧日本軍じゃないかなと。
中でも、「史上最悪の作戦」とまで言われるインパール作戦。この作戦を指揮したお方は無能の代名詞としてもはやネタ扱いですが、こんな名言を残しています。
諸君、佐藤烈兵団長は、軍命に背きコヒマ方面の戦線を放棄した。食う物がないから戦争は出来んと言って勝手に退りよった。これが皇軍か。皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。日本は神州である。神々が守って下さる
いやいや、ムリだから。
気合いで戦争に勝てるなら苦労しないし、今の僕らはこの発言を見て、
「昔の日本人はホントにバカな考え方してるなぁ…」
「戦争勝ちたいなら、まずは兵器や食料を確保しろよ」
と思うわけです。
精神論で解決しないことなんて、世の中にいくらでもある。
けど、仕事のことになった途端、かつての日本軍と同じように、精神論を原因にした失敗をしている人が非常に多い気がします。
しかも彼らは、強制されているわけではなく自分で自分を精神論で縛っている。しかも、それに気づいていないのです。
ブログ指導を通じて感じる精神論病
僕は、ブログを使ったWeb集客やアフィリエイトを指導しています。
ブログにもよりますが、「1日3記事を目指しましょう」と言います。記事数=結果ではありませんが、多く書けるならそれに越したことはないですからね。
それに、「1記事をしっかりと書きましょう!」と言うと、記事の質を言い訳に1記事にどれだけ時間をかけても良いと考える人が出てきてしまうので(笑)
なので、とりあえず1日3記事を目標にしてもらう。
すると必ず、1日1記事しか書けない、もしくは1日1記事すら書けない人が出てきます。時間が足りない、時間がかかりすぎる…理由は様々。
ただこの人達の多くは
「とりあえず、3記事書けるように頑張ります!」
としか言わないんですよね。
頑張ってくれるのは嬉しいけど、明らかに間に合っていないなら、集中力や気合いでどうにかなる問題じゃないだろうと。
本来はやり方(ハード面)を改善しなければいけないのに、本人たちはやる気(ソフト面)の問題だと思っているから、毎回目標達成できない自分に自己嫌悪…
だから、彼らが本当にやるべきことは、
「集中力ややる気が8割程度でも、1日の目標を確実に達成できる仕組み作り」
です。
ブログに関して具体的な方法を挙げるならこんな感じですね。
・記事作成のネックポイントを探して、作業時間を短縮
・使える時間を10分でも増やせないか考える
・どうしても間に合わないなら、外注化する
別に1日3記事書くことが大事なわけではありません。
大事なのは、1日あたりのノルマを達成できていないなら、精神論ではなく仕組み面を改善して、目標達成できるようにすべきということです。
ハード面にあらゆる改良を加えて
「人事を尽くして天命を待つ」
状態になったら、ここで初めて精神論です。
少しでも集中力を高めるコツを探したり、モチベーションを高く保つ方法を考えたり。実際、精神論によって結果は大きく変わる側面はあると思っています。
でも、人間の気持ちなんて1日ごとに違うのが当たり前。どんな状況でも仕事を終わらせられるのがプロだとしたら、大事なのは精神論より仕組みなわけです。
仕組みを作った上で、全力で精神論
何度もお話しているように、僕は精神論もすごく大事だと思っています。
ブラック企業を極度に叩いて「やる気なんかでは何も変わらない」くらいの風潮になってきていますが、人間は気持ち次第で成果が大きく変わるものです。
だから、精神論を全否定するのはおかしいとすら感じます。
でも、
「とりあえず頑張ります!」
というように、
「精神論を、具体的な対策を講じない言い訳にしてはいけない」
ということですね。
仕事が上手くいかないなら、まずは自分のやり方を疑う。また、仕事が早い上司や友人にやり方を相談してみるのも良いでしょう。
すると、彼らは脳の処理速度が極端に早いとか、集中力がずば抜けているとかではなく、単に仕事の進め方が効率的なだけだと気づくはずです。
気持ち次第で、何でもできると思ったら大間違い。
まずはハード面を可能な限り改善していきましょう。
今の仕事がイヤなら、新しい生き方を
もし上司が精神論パワハラ君だったり、そもそも仕事自体がつまらなくて楽しくない…と感じているかもしれません。
その場合、仕事を変えるのも1つの選択肢です。
僕自身も、かつてはトヨタの工場で働いていましたが、今では独立して1人で生計を立てています。もちろん上司や同僚などの人間関係にも縛られなくなりました。
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