アフィリエイターとして独立を目指していた頃。
僕は1日20記事ブログを更新していました。
先にネタばらしをしてしまうと、当時は1記事500~600文字程度の質の低い記事で良かったので、今の記事のクオリティで1日20記事はムリです。
ただ、この経験のおかげで僕の記事作成スピードは格段に上がりました。
今では2000~3000文字くらいであれば1時間で書けますし、ブロガーの中でも文章作成はかなり早い方ではないかと思っています。
この記事では、
「1記事3時間以上かかってもうブログを書きたくない」
「早く記事を書くコツを知り、多くの記事を量産したい」
といった悩みを持つ方のために、僕が2011年から文章を書いて学んできた全てをお話します。1記事2時間以上かかっているのであれば、最終的に1時間以内を目指しましょう!
目次
3つの視点から記事作成スピードUP
早く記事を書くコツ、と言っても数多くあります。
そこで今回は3つのカテゴリにまとめてみました。
・記事作成面 ・ハード面 ・ソフト面
やはりいちばん重要なのは記事作成面。
いかにして早く文章を組み立て、いかにして早く記事を書き上げるか?の根本なので、一番時間短縮につながる要素なのは間違いありません。
一方で、ハード面やソフト面も無視できない要素です。
特に、1記事書くのに2~3時間かかっている場合、まずは1分1秒でも時間を短縮したいところです。そのためには使えるものは何でも使いましょう。
では、はじめに記事作成面のコツをお話していきます。
【記事作成面】記事を早く書くコツ
文章を書く時に意識すべき点は5つ。
・文章の下書きを作る ・ネタを記事を書く直前に考えない ・画像、装飾、修正は後回し ・必ず先にタイトルを決める ・制限時間を決める
特に、「制限時間」「文章の下書き」「記事を書く時にネタを考えない」この3つは大幅な時間短縮につながります。人によってはこの3つの要素だけで時間を半分にできます。
今できていない所は、すぐに取り入れてみてください。
文章の下書きを作る
すっごく重要です。
記事作成に時間がかかる人には3つのパターンがあります。
1.ネタ探しやキーワード探しに時間がかかる
2.途中で手が止まってしまう
3.途中で何度も文章を書き直している
この中の2と3の問題。
これは文章の流れを考えておらず、思いついたことを思いついたままに書いていくスタイルが原因です。要はゴールが見えていないわけですね。
考えてみてください。
仮に、「今、読んでいるこの記事と全く同じ文章を打て」と言われたら、たとえ5000文字近い記事だろうと10~15分あれば1記事完成させられますよね?
それは、何を書くべきかが明確だから。
途中で手が止まる、話が脱線して書き直す。いずれも記事のゴールと文章の流れを考えていないのが原因です。だからこそ最初に下書きを書くわけですね。
・この記事で伝えたいことは何なのか?(結論)
・どのような話をするべきか?
・どのような順序で伝えるべきか?(見出し決め)
最低でも、これは事前に決めましょう。
繰り返しますが、
「何度も文章を書いている手が止まる」
「話があちこち飛んで何度も書き直す」
これらは文章のイメージができていないのが原因です。
どのような流れで文章を書くのか頭の中で理解していれば手が止まる事はほぼなくなりますし、記事を書き始める前に下書きを用意していきましょう。
ネタを記事を書く直前に考えない
「ブログを書かなきゃいけないけど、ネタがない…」
なんて経験はありませんか?
ただ、この考え方から抜け出さない限り記事を書くスピードは早くなりません。パソコンの前に座ってからネタを考えていては時間がかかるのは当たり前です。
僕に限らず、ブログを早く書くことができる人の多くは日頃からネタをストックしています。その中の1つを選んで記事にするので、ネタ探しにかかる時間はほぼゼロ。
一方で、ネタをストックしていない人は画面とにらめっこして一生懸命ネタを考えるわけですが、これでは記事を書くスピードに差が出るのは当然ですよね。
ブログのネタは、事前に探しておく。
まずは意識を変えましょう。
もし日頃生活していてブログのネタが見つからない場合、次に書いてあるようなポイントを考えながら生活しましょう。
・疑問に思ったこと。気になったこと。
・不満に思ったこと
・失敗or成功したこと
・学んだこと
・世の中のニュースを見て感じたこと/意見
生活していて
「疑問に思うことなんて無い!不満も学びも一切ない!」
という場合はアンテナ感度が著しく低いです。
新しい気づきはスマホやパソコンの画面と見つめ合っているだけでは生まれないし、外では街を眺め、人と話しているうちに得られることが多いです。
まずは情報のアンテナを立てる意識から始めましょう。
画像、装飾、修正は後回し
文章を書くのに大事なもの。それはリズム!
…これ割とすっごく大事なポイントで、集中して文章を書いている時は一種のトランス状態に近いものがあります。その勢いでババっと記事を書き上げるわけですね。
ところが、細部に目を向けた瞬間このトランス状態は途切れます。
例えばそれは文字に色をつけたり、画像を挿入したり、誤字脱字を探したり….いずれも必要な作業ではありますが、文章を書いている時にやるべきではありません。
まずは文章を最後まで書き上げる。
細かい部分は後から見直す。
それに、文章を書いている途中で画像を探すにはブラウザを開くわけですが、そこからネットサーフィンの波に飲まれてムダな時間を消費する可能性もあります。
多少雑でも、文章は最後までイッキに書き上げましょう。
必ず先にタイトルを決める
ブログに慣れている方は大丈夫だと思いますが…
記事タイトルは絶対に文章を書く前に決めてください。
記事タイトルを決めずに文章は書けないし、その文章はユーザーの意図がまったく反映されていない自己満足にしかなっていません。
もちろん、そんな記事はGoogleから評価されずアクセスも集まらないです。
検索=質問。
検索キーワード(タイトル)が決まっていなければ、相手の質問内容すら分からないまま回答するのと同じです。タイトルは必ず一番最初に決めましょう。
もちろん、途中で変更するのもNG。
あとこれも大事なことですが、単にタイトルを決めるだけではなく、あなたのブログ記事を訪問するユーザーがどんなキーワードの組み合わせで検索するのかを意識しましょう。
これを考えないうちはブログにアクセスを集められません。
制限時間を決める
ブログを書き始める前に、制限時間を決めると良いです。
僕であれば
2000文字程度:1時間以内
4000文字程度:1時間半以内
を基準にしています。
もちろん、実際にはこれより時間オーバーしてしまうこともあるのですが、大事なのは無制限ではなくタイムリミットを設けることです。
パーキンソンの法則を知っていますか?
【同じ仕事でも、仕事にかかる時間は与えられた制限時間と同じだけ伸びる】
ザックリですがこんな意味です。
よく日本人はダラダラ仕事して生産性が悪いと言われます。日本人は残業が当たり前、仕事を終わらせても帰れるわけでもないため時間を最大まで使う。
ブログを書く時もまったく同じです。
多くの人は記事を書く時に制限時間や目標時間を決めません。けど、実質的に時間を無制限にしてしまうことで記事を書く時間がさらに遅くなります。
実際、記事を書くのに2時間も3時間もかかっている人は、その時間フルで集中しているかと言えば恐らく違うはずです。というか人間の集中力はそんなに続きません。
時間を区切って、集中してすばやく終わらせる。
仕事はもちろん、記事を早く書くコツも同じです。
ちなみに常に時間を意識するために、タイマーを活用するのも有効です。20分に1度くらいのペースでタイマーを鳴らしてみましょう。
仮に制限時間が1時間であれば、当然タイマーが3回鳴ったら終了。
では、1回目のタイマーが鳴った時点での進行状況はどうか?
同じく2回目のタイマーが鳴った時、このままのペースで間に合いそうかどうか?
タイマーを使うと今の自分のペースが遅いのか早いのか把握しやすくなります。1記事あたりに制限時間を設けて、かつタイマーも活用してみてください。
【ソフト面】文章を早く書くコツ
文章をブログに直接書かない
アフィリエイターの大半はワードプレスを利用していると思います。
ワードプレスは無料で使える上に非常に優秀なプラットフォームではありますが、文章をそのままワードプレスに書くのは止めたほうが良いです。
理由は2つ。
・たまに、事故って文章が全部消える
・文章が見える範囲がせまい
ブログを長く運営していれば、「せっかく記事を書いたのに、途中で文章が消えてしまった」という経験が1度くらいはあるんじゃないでしょうか?
僕は今まで、2回ほどやらかしました(笑)
この時の絶望感!
せっかく苦労して書き上げた記事が、いつの間にか復元できなくなってる悲しみは、経験した人間にしか分からないほどツラいものです。
もう1つの理由が、投稿画面の狭さ。
数あるブログの中でワードプレスが特別悪いわけではなく、どんなブログでも投稿画面の文章作成エリアってパソコンの画面から考えれば非常に小さいです。
こんな感じですね
少し前の文章を確認したいと思うと、わざわざスクロールバーを上下させないといけないし、記事を下書きするたびに文章の一番上に戻るから手間がかかるし…
ワードプレスが悪いわけではないけど、時間がかかる。
だから、文章を早く書くコツの1つはWordやメモ帳など、別のソフトに文章を書くことです。僕はWordを使っていますが、自分の使いやすいもので構いません。
addquicktagでHTMLを迅速に
Word等で文章を書き終えたら、最終的にはワードプレスで文章を形を整える必要があります。その際に画像の挿入やHTMLによる装飾をしますよね。
けど、HTMLタグなんて毎回入力してたら面倒です。
文字の装飾をはじめとした毎回使うHTMLコードは、必ずボタン1つで呼び出せるようにしておきましょう。
ワードプレスのテキストエディタを利用しているなら、プラグインのaddquicktagがベストです。ここに普段使うHTMLコードを全部突っ込んでおきましょう。
細かいポイントですが、この積み重ねがスピードアップに繋がります。
addpuicktagの詳細はこちら。
AddQuicktagのおすすめショートコード設定と使い方動画
【ハード面】文章を早く書くコツ
タイピング速度を上げる
実を言うと、僕はブラインドタッチができません。
さすがに指1本でキーボード入力するほどではないし、普通の人に比べれば早いです。ただ、全部の文字を正確にすばやく入力できるかと言えば…残念ながら微妙です。
ブラインドタッチが完全にできない僕でも1記事1時間あれば書けるわけですから、正直なところキーボードの入力スキルを極限まで高める必要はありません。
ただ、完全スルーしていい訳でもないです。
指1本でキーボードをカタカタ叩いている状態であれば、さすがにもう少しブラインドタッチを練習しましょう。それだけで記事作成スピードは全然違ってきます。
ブラインドタッチを練習するゲームも多くありますし。
ちなみに、下記で紹介する「寿司打」というタイピングゲームで僕の点数はこれくらいです。
僕より上ならタイピングの練習は必要なし、反対に僕の3~5割ほどしかクリアできていない場合、1日1回でも良いのでタイピングの練習をしましょう。
デュアルモニタを使う
狭い作業スペースより、広いスペースのほうが効率が上がる。
これはパソコンの画面でも同じです。
ノートパソコンや1画面デスクトップの場合、まずはブログやワードなどに直接文章を書いて、確認したい情報が出てきたらブラウザを開き直して。
記事に入れる画像を加工するために画像編集ソフトを起動して…そのたびに画面を開いて、閉じてを繰り返す必要があり効率が悪いです。
そこで、デュアルモニタですね。
ノートパソコンメインで利用している場合も、自宅にはデュアルモニタ用の画面を置いておくと良いです。以前まで僕も何年もデュアルモニタを使っていましたし。
(今は、以前ブログ記事に書いたように1枚の大型モニタを画面分割しています。デュアルモニタより費用がかさみますが使いやすさはこちらが上です)
LGの4Kモニター43UD79T-Bレビュー!4画面分割で作業効率に革命
記事を早く書くコツを知り、1記事1時間を目指そう!
最後に、特に大事なコツをもう1度まとめます。
・文章を書く前に下書きを作る ・ネタは事前に探しておく ・制限時間を決めてイッキに書き上げる
最低限、この3つは意識してください。
もちろん、今日お話したすべての内容を記事作成のルールにしてもらうのがベストですが、いきなり全部やろうとしても何1つ上手くいかずに終わりです。
だから、とりあえず3つのルールだけ厳守する。
これだけでも文章作成にかかる時間は遥かに早くなるし、1記事2~3時間を1記事1時間まで短縮することもできます。
あと、やはり最終的には「慣れ」による部分も大きいですし、かつての僕と同じようにとにかく記事の数を書きましょう!確実に早く記事を書けるようになりますよ!
