トレンドアフィリエイトはキーワードで9割決まる。
かつて僕が何度も繰り返した言葉です。
実際、以前までトレンドブログはタイトルキーワードさえ良ければ上位表示できました。どんなに記事の中身がしょぼくても、役に立たなくても上位表示して稼げる。
キーワードさえ良ければ上位表示されたのです。
ところが、今はタイトルだけの時代ではなくなりました。
少なくとも、タイトルにキーワードを詰め込んで文章はテキトーに書くような、一昔前のトレンドアフィリエイトを実践している限り月収10万円すら超えられません。
今のトレンドアフィリエイトに必要なものは、文章力。
もちろんネタやキーワードも重要ではあるのですが、記事の書き方次第で上位表示できる事も増えています。読者に読まれ、何より上位表示できる記事のコツをお話します。
目次
ブログ記事を書く際の意識と注意点
まずは記事の書き方のコツよりも、意識からお話します。
特に今からお話するのはいずれもすべてのブログで重視すべき点で、ここを理解していないと記事を書くのに時間はかかるし、質の低い記事が量産されるしで全く良いことがありません。
・まず文章の流れを決める
・ターゲット(ペルソナ)を意識する
・何文字ではなく、読者の悩みを解決できるか?
・参考サイトを見ながら記事を書かない
・自分の立ち位置を明確にする
あなたが今ブログで稼げていないのなら、ここで挙げている5つの意識を理解できていないので、自分に何が足りないのか1つ1つ確認しながら読み進めてください。
まず文章の流れを決める
文章を書くのに時間がかかる。
記事をうまく書けない。
この理由ってわかりますか?
最大の原因は、自分の頭の中で記事の完成形をイメージできていないこと。ゴールが見えていないから、途中で手が止まったり内容が脱線したりする。
これが根本的な要因です。
ちょっと考えてみてください。
「2000文字の文章を、例文通りに入力しろ!」
なんて言われたら1度も手を止めず文章を書けますよね?タイピング速度によってスピードは変わりますが、誰でもかなり早く1記事を書き上げることができるはずです。
なぜ手が止まらないのかと言えば、書くべき内容が明確だから。
つまり自分が何を書くべきなのかイメージできていればスラスラ文章を書けます。そこでトレンドアフィリエイトに限らずブログ記事を書く前に「下書き」をしましょう。
下記のような情報が決まっているだけでも書きやすいですよね?
- この記事で一番伝えたい結論は何か?
- 見出し(キーワード)をどのような順番で書くか?
- それぞれの見出しのザックリとした内容
最低限、これは絶対に決めましょう。
あくまで最低限なので、これでも文章を書けないならもっと詳細に下書きを作ったほうが良いです。流れさえ決まっていれば手が止まることはないはずなので。
手が止まるなら、止まらないところまで具体的な下書きを用意しましょう。文章を書くのに時間がかかる場合、下記の記事も参考にしてみてください。
トレンドブログは1日3記事書くな!早く効率的に記事を書く方法
ターゲット(ペルソナ)を意識する
トレンドブログはタイトルキーワードが非常に重要。
かといって、一昔前のようにひたすらキーワードを詰め込むスタイルは危険です。アクセスが集まらないどころかペナルティーのリスクも高まります。
ドラマAは面白い?感想と評価。つまらないという意見も
仮にこんなタイトルがあるとした場合、「つまらない」と「面白い」って検索者の需要が正反対になっていると感じませんか?
検索=質問。
ブログの記事=質問への回答。
「面白い」と「つまらない」を1記事に同居させるのは、全く異なる悩みを持つ2人から同時に相談を受けるようなもの。
どんな素晴らしい回答を返したところで、「面白い」と共感して欲しいAさんに話をしている間はBさんは不満だし、反対に「つまらない」共感が欲しいBさんと話せばAさんが不満。
2人から同時に相談を受けるのは現実的ではありません。
ブログを読む人の姿を思い浮かべて記事を書くのが基本であり、そのために相手の年齢、性別、今の状況などを詳細にイメージします(ペルソナ)
タイトルキーワードのターゲットがごちゃまぜになっているのは、そもそも文章を描くときにペルソナをまったく意識できていない証拠と言えます。
この記事は誰の悩みに答える記事なのか?
誰に向けて記事を書くのかをイメージしてタイトルをつけましょう。
キーワード選定のコツを話している記事に、僕が実際にアクセスを集めたタイトル事例をいくつか紹介しています。見てもらうとキーワードは多くても、ペルソナが統一されているのが分かるはずです。
【完全版】トレンドアフィリエイトの爆発的キーワード選定術と事例集
何文字ではなく、読者の悩みを解決できるか?
トレンドブログって1記事何文字書けばいいんですか?
この質問をした時点で稼げないと思ってください。
その理由がわからないうちは、トレンドブログをはじめどんなアフィリエイトノウハウでも稼ぐことはできないし、すべてのビジネスで成功はないと思えば良いです。
(一時的に結果を出せる人もいるかもしれませんが)
さっきも書いたのですが検索=質問です。
訪問者は悩みを解決したくて、検索したらあなたのブログを見つけた。Googleに評価されるのは、ここで読者の悩みをキレイさっぱり解決できるブログです。
それなのにブログを訪問したら、
「あ、1500文字までしか書けないから情報はここまでね」
なんて態度だったらどう感じますか?
自分の悩みを解決してもらうためにブログにアクセスしたのに、自分の都合で「これで終わりです」なんて言われたら失望もいいところですよね。
こんなブログ2度と来るか!とブラウザバック。
Googleに評価されるのは「読者から見て役に立つブログになっているかどうか?」という1点だけ。自分がどれだけ努力したかなんて関係ありません。
1記事何文字書けばいいですか?
これは「自分の都合」で考えているから出てくる。だから1記事何文字書けば~と質問している間はトレンドアフィリエイトで稼げないわけですね。
役に立たない記事を量産するより、時間はかかっても読者の悩みを解決できる記事を1日1つでも増やしましょう。そうすれば着実にアクセスと収益は伸びていきます。
参考サイトを見ながら記事を書かない
ネットで情報収集しながら記事を書く時。
参考サイトを見ながら記事を書くと、ほぼ確実にリライトになります。どれだけ違った感じに見せようと思っても、絶対に似たような内容になります。
ペナルティーのリスクが極めて高くなります。
ネットでの情報収集が悪いわけではありません。
問題は、参考サイトを見ながら記事を書くことです。
参考となる文章を見ながら記事を書くのではなく、記事を描くのに必要な情報を集め、いったん自分の頭の中で集めた情報を整理しましょう。
その上で、参考サイトを見ずに記事を書いてください。
そのほうがチラチラと参考サイトを見る時間も減るし、何より自分の頭に落とし込んでから文章を書けばリライトにはなりません。
そして、分からない部分や再度確認したいときに参考サイトをもう1度開く。この書き方であれば文章がリライト判定されるリスクを減らせます。
自分の立ち位置を明確にする
トレンドブログはジャンルごちゃまぜが多いですよね。
ある程度自分のキャラがブレるのは仕方がないのですが、逆にすべての記事でキャラクターが全く見えてこない文章になっている人が多いです。
この文章を見てください。
芸能人Aさんが芸能人Bさんと結婚されましたね。 芸能人Aさんと言えば最近はドラマへの出演も増え人気急上昇中ですが、今回の結婚で芸能活動に影響はあるんでしょうか? 芸能人Aのさんの今後の活動について調べてみました。
この文章の違和感がどこにあるか分かりますか?
一見、問題のない文章に見えるかもしれませんが、「どのような立場で文章を書いているのか」が読み手にまったく伝わってこないですよね。
「お前は芸能人Aを好きなのか?」
「それとも嫌いなのか?」
「好きでも嫌いでもないのになぜ調べる?」
もしホントに芸能人Aのファンなら…
芸能人Aさん結婚しちゃいましたね… 「恋人なんていません!」 とずっと言ってたのに、やっぱり彼氏いたんですね。ちょっとショックですが、芸能人Bさんならイケメンだししょうがない! ところで、Aさん結婚を機に活動休止したりしない? Aさんが今後どのような活動をするのか気になったので書いていきます!
みたいな文章になると思います。
この文章であれば「自分はファンである。この結婚は残念だが応援するぜ!」というスタンスが伝わりますし、ファンとして記事にしていることが明らかです。
ところが、大半のトレンドブログにはそれがない。
ファンでもなければアンチでもない、「まったく興味なかったけど調べて記事を書いたぜ」というスタンスだから、面白くもないし読まれない文章になります。
トレンドアフィリエイトの記事の書き方のコツ
芸能人の記事に毎回プロフィールを入れない
芸能系のネタでアクセスを集めているトレンドブログは多いです。
なので芸能系を扱うことは全く問題ないのですが、芸能人の記事=必ずプロフィールが必要という考え方は今すぐ捨てましょう。
プロフィールは必須ではありません。
もちろん、タイトルキーワードに「プロフィール」とか「経歴」とか入っているなら、文章の中にプロフィール情報を含めるのは当然です。
でも、キーワードによっては必要ないですよね?
例えば
「芸能人A 彼女」
というキーワード。
芸能人の彼女を知りたいと思って検索する以上、すでに検索者は芸能人Aについて把握している可能性が高いです。1ミリも興味がない人の恋人なんて検索しないですよね。
その場合、プロフィール情報が必要かという話になります。
全記事でプロフィールや経歴が必要ないわけではありません。
けど、タイトルに含まれている検索キーワードによって訪問者が知りたい内容は違いますし、思考停止でプロフィールを記事に含めないようにしましょう。
情報の掘り下げが浅い
トレンドアフィリエイトに限らず注意が必要ですが、相手の質問(検索)に回答するためには、より丁寧で分かりやすい文章を書く必要があります。
多くのトレンドブログは掘り下げが足りていません。
例えば、「アクセス」というキーワードはトレンドアフィリエイトで使いますよね。イベントや施設名を記事にするときに使うワードです。
今回は「東京ディズニーランド アクセス」で考えてみましょう。
これに対する答えで最悪なのは、
「〒279-0031 千葉県浦安市舞浜1−1」
と住所だけ伝えること。
…いや、確かにこれも回答として間違っているとは言い切れないのですが、自分が実際にディズニーランドに行こうと考えている場合、住所だけで納得するかという話です。
・最寄り駅は何駅になるのか?
・東京駅(新幹線で東京に来た人向け)からはどう行くのか?
・車で行く場合駐車場はあるのか?
・電車にしても車にしても混雑状況はどんな感じか?
・それぞれ、主要な場所からどのくらいの所要時間がかかるか?
こういった情報も含めて「アクセス」です。
これを書かずに、住所とGoogleマップをドン!と載せてもその記事は30点。最低限の情報は渡していますが、ユーザーの検索需要を満足させるものではありません。
結果、読者はブラウザバックして他のサイトへ…
キーワードごとに、誰が何を知りたいのかを想像しましょう。
そして、どんな情報を渡せばユーザーの悩みをすべて解決することができるのか?相手の状況を思い浮かべて記事を書いていくことが大切です。
調べたけどわかりませんでした、はNG
「調べたのですが情報は見つかりませんでした」
みたいなトレンドブログを見たことがあると思います。
「なら書くなよ!」
って思いません?(笑)
少なくとも、僕はこの手の文章を見かけた瞬間にブラウザバックします。どう考えてもそんなブログを読み進めて欲しい情報が得られると思えないからです。
時間のムダとか感じません。
「でも、情報がまだ出ていない時は何を書けばいいの?」
まずは書かないという選択肢。
あまりにも情報量が少ない場合であれば、ネタやキーワード自体を変更するべきです。ムリに記事を書いて質の低い記事を残すのはブログの評価にも悪いですし。
また、情報がない事も情報になります。
例えば「芸能人Aに彼女がいるか?」というテーマで記事を書こうと思ったけど、芸能人Aに彼女がいる/いない情報がまったく見つからなかったとしましょう。
この時、「調べたけど分からなかった」も大事な情報になります。
ただ多くのトレンドブログは「どのような方法で、どれくらいの時間をかけて調査したのか」書かないから、全く価値のない信用されないブログと判断されるのです。
芸能人Aさんの彼女ですが、Googleはもちろん、twitterや2chもチェックしてみたのですが情報は全く見つかりませんでした。少なくとも、現時点ではネット上に一切情報は出回っていないようです。
こんな書き方ならどうでしょう?
情報が分からなかったのは変わらないけど、「少なくともネット上には情報がない。それほど女性関係の噂はない」と伝えられますよね。
「わからない」と「存在しない」は大きな違いです。
それに、読者側にもプラスになります。
「わかりませんでした」だけでは「他のサイトには情報があるかもしれない」と思い、引き続きネット上で芸能人Aの彼女情報を探し続けるかもしれません。
けどtwitterやgoogle、2chなどあらゆるメディアで調べたけど情報は見つからなかったと言えば、「それなら調べても無駄かもしれない…」と思う人も出てくるはずです。
彼女が誰なのか、そもそも彼女がいるのか明確な答えは出せないけど、少なくとも今検索しても無駄であることは伝えられる。検索を終わらせることができる。
これも読者の質問への回答になると思いませんか?
トレンドアフィリエイトは特にですが、情報が見つからない時もあります。その時「わかりませんでした」で終わりではなく、「今の時点では情報はない」と示すことが必要です。
伝え方だけでも印象が全く違ってくることを覚えておきましょう。
文章の引き伸ばしに気をつける
トレンドブログは1記事○文字書こう!
なんて言われます。
僕自身も、最低限の基準として1記事1500文字、どんなに苦しいときでも1記事1000文字以上は書こうとコンサル生を指導しています。
ただ、文字数を意識するあまり薄っぺらい文章を引き伸ばす人も多いです。記事の質が低いのでアクセスも集まらず、ペナルティーを受けるリスクも高い。
これを防ぐためには
「どれだけ相手に情報(気づき)を与えられるか?」
を基準にしましょう。
例えば、僕が指導しているコンサル生がこんな文章を書きました。
「芸能人Aさんはかわいいですし、健康的な女性なので彼氏がいてもおかしくありませんね!」
いや、そんなの当たり前やんけ。
そりゃあ彼氏がいてもおかしくない。というか、言われなくてもそんな事は分かってるし、だからこそ彼氏はいるのか?彼氏は誰なのかと検索したわけです。
職場の同僚に
「○○さんって彼氏いるのかな?」
と相談したら
「かわいいし、健康的だから彼氏もいるかもしれないね」
なんて言われるようなものですね(笑)
知りたいのは彼氏がいる/いないという情報。確定した情報がなくても、ウワサ程度の情報はないかどうか。「いるかもしれない」なんて当たり前すぎて会話になってません。
少なくともブログは1記事1500文字は書いてもらいたいですが、それは今回の例文のように何1つ新しい情報/気づきが含まれない文章を増やす事とは違います。
本来、同じ情報量を伝えるなら文章は1文字でも短い方が良いですし、相手に情報(気づき)を与え、かつ文字数があることに意味があると意識しましょう。
なんとなく導入文を入れない
多くのトレンドブログは
記事タイトル
↓
導入文
↓
1つめの見出し
の流れになっています。
僕のトレンドブログも、このブログも、その他のブログもすべて同じ構成ですが、なんとなく導入文を入れれば良いわけではありません。
- 記事に何が書いてあるのか知らせる
- 記事を読めばどんなメリットがあるのか?
- 読者の興味を惹いて続きを読ませる
導入文の目的は続きを読ませること。
ブログにアクセスしてきたとはいえ、読者は価値のない文章を読みたくないので「答えがなさそうだ」と思われた時点でページから離脱してしまいます。
いわゆるNot readの壁ですね。
壁を越えるためには興味を惹くこと。
そのために「どんな記事を書いてあるのか?」「どんな得があるのか?」「どんな損をするのか?」などを考えて興味を惹く導入文を書いていく必要があります。
ネット上で見かけるトレンドブログの多くは、「なんとなく、みんな導入文を入れているから入れる」ように見えますし、引き伸ばしすぎて逆効果になっています。
導入文を入れる必要があるのか?常に確認しましょう。
「いろいろ言ってるけど、結局どんな記事書けばいいのさ?」
という悩みに答えるべく、僕が実際にトレンドブログの記事を書いている様子(約1時間)を動画に収めたものを公開しています。どんな文章を書いているのかはもちろん、手順等も丸裸なので100%作業効率化にもつながるはずです。
下の記事のなかで実演動画を誰でも見れるようにしてあるので、ぜひ自分が記事を書く時との違いを比較しながら、僕の書いている文章に注目してみてください。
トレンドアフィリエイトも文章力は重要!
トレンドアフィリエイトにおいてタイトルは今も重要です。
実際、作ったばかりの弱小ブログでも上位表示できるのはキーワード選定力によるところが大きいですし、タイトルがダメならアクセスは全く集まりません。
でも、キーワードさえ良ければ良い訳ではありません。
僕自身、トレンドアフィリエイトで10記事目にして10万円稼いだ時は、1記事あたり4000~5000文字ほど書いていましたし、明らかに上位表示されやすかったです。
文字数が多い=良い記事ではありませんが、それも含めて読者にとって価値のある情報を提供できるかどうかが質の高いブログの判断基準となります。
アクセスを集めるために、記事の書き方も変えていきましょう。
