質の高い文章を書こう!
という言葉がまるで戦時中のスローガンのように何度も繰り返されているWeb業界。確かにユーザーのためにも、Googleで上位表示させるためにも質の高い文章は欠かせません。
でも、大事なのは文章の質だけじゃない。
せっかく説得力のある文章や面白い文章を書く事ができているのに、「なんかこの記事読みづらいな…」と思われて損をしているWebブログって結構多いです。
特に、改行ですね。
Webサイト=パソコンからのアクセスだった一昔前と違ってスマホからのアクセスも増えた今、パソコンとスマホどちらから見ても不自然にならない改行を意識しないといけません。
にも関わらず改行のルールって明確にされていないので、モバイルを意識しなければいけないと思いつつ…何となく自分の書きやすい感じに改行している方が多いと思います。
では、ブログでの理想の改行はどんなものなのか?
決して唯一の答えではないと思いますが、2011年からブログを運営している僕の視点から、Webサイトの文章の改行ルールをまとめてみたいと思います。
目次
ベストな改行とNGな改行
まずはじめに、ベストな改行の例とNGな改行の例を見てみましょう。
ちなみに文章はWikipediaからの引用です(笑)
NG:区切りのいいところで改行する

僕がWebブログをスタートして一番最初にやっていた改行です。
改行をせずに文章が折り返しされてしまうと、単語の途中で文章が改行されているように見えてしまうので、画面端が近くなってきたら意図的に改行を入れる…という方法ですね。確かにパソコンで見た時は悪くありません。
けど、問題はスマホで見た時。
こんな気持ち悪い感じになります。

NG:スマホに合わせて改行する

今度はパソコンではなくモバイルファーストを意識したパターンです。
これならスマホで見たときに不自然な改行(折返し)は入らないですし、パソコンで見たときも単語が途中で途切れてしまうようなこともありません。ただ、あまりにも1行が短すぎてパソコンでは少々見づらいと言えます。
(ユーザーの大半がモバイルならこの改行はアリですが)
OK:自然な折返し改行にする
僕が現在Webで文章を書く時の改行パターンです。
1つの文章が終わるまで改行は一切入れません。文章が画面端に到達したら自然に改行(折返し)が入るので、そのまま続けて文章を書いていくということになります。
この場合、単語の途中で行が変わってしまうことはありますが、パソコンで見てもスマホで見てもある程度の見やすさが保証されるようになっています。スマホで見た場合は下記のような感じですね。

もちろん、最初にお話したように文章の改行ルールに正解は存在しないのですが、僕がWebで文章を書いてきた中ではこの改行が一番見やすいと思っています。
折返し改行で気をつけるルール
ただ、折返し改行なら何でも良いわけでもありません。
むしろ細かい改行のルールまで意識しないと、余計に読みづらくなってしまうこともあります。そこで改行で気をつけるべき詳細なポイントを見ていきましょう。
1つの文章を長くしすぎない
これは画面端で自然に折り返しになる改行をしています。
でも、あまりにも1つの文章が長すぎて読みたくなくなりますよね。これでは新聞みたいに文字一杯で読む気が失せるので、1つの文章の行数はパソコンで見た時、3行くらいまでに収まるようにするのが理想です。
こんな改行のほうが見やすいですよね。
行間のスペースをたまに変える
文章ごとの行間を常に1行ではなく、一部2行空けてみました。
一見、一定の行数の改行を入れたほうが統一感が出るように感じますが、ひたすら一定間隔の改行を入れるより、たまに行間のスペースを広くしてあげたほうが読みやすいことが分かると思います。
実際僕のブログの記事を見てもらうと分かりますが、基本は1行のスペースを空けつつ、たまに2行や3行のスペースを空けて読みやすくしています。
たまに1行の短文を入れたりする
こんな感じの文章だとどうでしょう?
2行や3行の文章がひたすら続くより、たまーに1行の短文が入っていたほうが、読みやすい感じがしませんか?それに1行の短文を入れることで、そこに視線を誘導して強調しやすくもなります。
折返し改行、かつルールを意識して
ブログで見やすい改行ルールをご紹介してきました。
スマホ、パソコン、タブレット以外にも新しいデバイスが登場したり、そもそも世の中からPCが消えるようなことになればまた改行は違ってくるかもしれません。
ですが、少なくとも今の段階であればスマホとパソコン両方から見やすい改行にしていくのがベストだと思いますし、僕の改行方法は今の時点では読みやすいほうだと思っています。
もちろん、冒頭でもお話したように改行に正解はありません。
実際、NG例として挙げたスマホで読む事を最優先した1行が短い開業方法でもブログアフィリエイトなどで結果を出している方もいますしね。
なので最終的には自分のやりやすい改行をすればよいのですが、もし自分自身の開業方法にピンと来ていない場合は、ぜひ今回の文章の改行ルールを参考にしてみてください。
